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自転車で小さな旅
旅をコンセプトとするサイクリングガイド

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6月7日

今年、近畿地方の梅雨入りは6月6日だった。
雨の予報と思ったら予想外の快晴で、行き先も考えずにペダルをこぎ出した。
国道8号線なんかより一本裏道を走った方が面白い。
彦根から中山道を南下する。

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豊郷町の旧豊郷小学校は1937年築のヴォーリズ建築。
アニメ『けいおん』の聖地巡礼だ。周辺にはけいおんキャラクターの飛び出し看板もある。

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飛び出し看板の多さが滋賀県の名物。
日本初の飛び出し看板を作った久田工芸製のオリジナルもいいが、県民のキャラタイプを作る遊び心や看板に対する認知の高さが面白い。

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近江八幡にオーダーとび太くん看板が増えてると聞いていたので、探しに行ってみる。久田工芸に許可を取った滋賀県立大の学生の作品だそうだ。
『近江商人とび太』

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『まっせとび太』
まっせとは近江八幡で行われる左義長まつりの掛け声。

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『お肉屋さんのかね吉山本のとび太』

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『丁稚ようかんの和た与とび太』

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『メンタームとび太』
メンタームはヴォーリズの創業した薬品会社の塗り薬で滋賀県では定番。
ロート製薬のメンソレータムと関係あるけど別物です。

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近江八幡にはヴォーリズ建築も多く残っています。
旧八幡郵便局(1921年築)

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1913年建築で100年経っても現役の吉田邸。

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江戸時代に穀物の種を商っていた種屋さんが和菓子のたねやさんになり、ヴォーリズの勧めで洋菓子を始めた事でバームクーヘンで有名なクラブハリエ(CLUB HARIE)となりました。
クラブハリエの本社は今もラコリーナ近江八幡の敷地内にあります。

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ラコリーナの敷地は少しづつ拡張されて最近できたフードガレージがカッコいいんです。もちろん、バームクーヘンも売ってます。

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ビワイチの時にいつも休憩する長命寺山門前のあずまや。
風の通る気持ちいい場所から近江富士と呼ばれる三上山を望む。

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ビワイチするなら穏やかな琵琶湖が眺められる6月がいい。
今日の天気なら少し早起きすればよかったな。

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ルートラボ 約60キロ走行






6月3日

まわろうよKINKIは近畿2府4県にあるサイクリング協会の合同企画で、近畿地区内の20ヶ所のポイントを回るポイントラリー。
今年のテーマは『巨木・神木』。

毎年6月の第一日曜日は滋賀県サイクリング協会の主催でポイントを含むコースがプランニングされる。
今年はJR南彦根駅に各地のベテランクラブ員が約30人集まった。


滋賀県の田植えは5月の初め、ゴールデンウィークの頃。
草取りの終えた田んぼの中の道を多賀町に向かう。

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巨木ポイントの飯盛木
樹高15m、樹齢600年以上と言われるケヤキだ。

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池寺の大杉
樹高27mに加え、高台の貯水池の堤防にある為、遠くからでも見える

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参加された各サイクリングクラブの歴史は古くメンバーもベテラン揃いだ。
1979年製の片倉シルクランドナー。
私も同じ頃のシルクキャンピングに乗ってたけど、このSILKのロゴは知らない。

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ダイナモにもSILKのネーム入り。

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東近江市の建部神社に樹高27mのケヤキ
結構なおじさん達でも大きい物が好きなのは、やっぱり男の子だからかな?
巨木ならパワーがもらえそうな気もするしね。

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6月に入って日差しがきつくなってきたので、巨木の下の影が気持ちいい。
思わず深呼吸してしまう。

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五箇荘は近江商人屋敷がいい雰囲気だ。
県外からのサイクリストにも喜んでもらえただろう。

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ゴールはJR能登川駅で35キロのコースでした。
また来年の6月にお会いできる事を楽しみにしています。

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ルートラボ 約50キロ走行





4月8日

学生時代に『リンゴ買ってくる』と買い物に出掛けた先輩がいた。
10日程して青森からリンゴの木箱が届いた。
自転車で青森までリンゴを買いに行っていたのだ。

大みそかの夜にファミレスに行こうと先輩が誘いに来た。
ヒザがポッコンのくたびれたスエットとジャンバーで車に乗ると、そのままびわ湖バレースキー場に連れていかれた。
そんな思い付きで行動できる自由人に憧れる気持ちもあるけど、大人になるとなかなかできない。

マ先輩からメール ✉⇒『サクラ見たい。明日サイクリング行くで。6時半集合』
私 ✉⇒『OKッス』(えらく早い集合時間やな・・・吉野に行くつもりかな?)  

マ先輩んちに行くと、車に乗れと言う。
(やっぱり奈良県の吉野やな。中千本から上千本辺りは良さそうやもんな)
車は大阪に向かう・・・(京都か?)、が京都を通過・・・(どこまで行くんやろ?)
で到着したのは滋賀県長浜市木之本だった。(和歌山市から高速道路で約3時間かかった)

呼び出されたのは5名。
まるでマ先輩はジャイアンで我々はのび太。
もちろん、ドラえもんもしずかちゃんもいない。
到着時の木之本は雨が降り、気温5℃の寒さでサイクリングの気分じゃない。マ先輩『まずは、モーニングじゃい!』でつるやパンさんのサラダパンとサンドウィッチを頂く。

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天候の回復を待って高島市マキノのピックランドからスタート。
メタセコイヤ並木を行く
メタセコイヤってセコイヤに似てるって意味で正式名はアケボノスギ。

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知内川自転車道。
滋賀県北部のサクラは京都より約1週間遅く、今が満開だ。

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琵琶湖畔に出て、サニービーチから海津大崎を望む。
海津大崎は琵琶湖八景の『暁霧・海津大崎の岩礁』と言われる景観地だ。

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元々は湖岸沿いの道路補修作業員の宗戸清七さんが1931年に自費で植えたサクラがきっかけだった海津大崎の桜並木は、海津から大浦まで約8キロ続く。
葛籠尾まで行けば20キロ近い桜並木となる。

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大浦ではその場でついた草餅や焼きそばを地元の人たちが販売していて、中学生が売りに回ってるのでここで食事タイムとする。

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海津に折り返して清水の桜に立ち寄る。樹齢300年以上のアズマヒガンザクラだ。

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今日のコースは35キロ程で、花見サイクリングには適当な距離でした。
海津大崎の桜を見に来る方は、京都の満開の一週間後を目処に来られるといいと思います。

今年は3月初めの南部のウメ、4月初めの桃山のモモ、今日のサクラと春の花を満喫したサイクリングを楽しむ事が出来ました。
のび太君達は滋賀県名物の『近江ちゃんぽん』食べて、3時間かけて和歌山に帰ります。

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急に呼び出されて集まった5人は、まだ思い付きで行動できる自由人なんだな。

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ルートラボ 約36キロ






冬のビワイチ

12月30日

ビワイチするなら6月頃が最適だと思う。
気候もいいし活動時間が長いので寄り道も出来る。
琵琶湖の北湖でも一周150キロなら9時間は見ておきたいので、冬場は向かない。
何より遮るもののない湖面に吹く北西からの風が厄介だ。
でも、天気さえ良ければ澄んだ空気と雪を被った山々の景色はいい。


8時20分 彦根港をスタート。
今回もビワイチ認定を活用してチェックポイントを回る。

コース看板以外にも最近は道路にこんなマークも描いてくれているんですね。

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米原を過ぎると、長浜市の向こうに雪を被った山が見える。

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9時40分 湖北みずどりステーション 23キロ地点 
カイツブリやヒシクイなど水鳥たちが湖岸に浮かぶ風景も冬ならではか。

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国道8号線大音交差点からはいつもの賤ヶ岳旧道のトンネルに向かうが、降雪期に除雪しないので、冬季閉鎖中。
地元の人だろう軽トラのわだちが数本残っているが、なんとか走れる。
夏場に顔を洗う隧道出口の湧き水も量が多い。

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10時30分 塩津ローソン 1回目の補給 38キロ地点
夏場なら1時間毎の休憩だが、冬場は40キロ毎の休憩とする。
毎回、赤飯のおにぎりと肉まんを食べる様にしたが、補給量的に問題なかった。

通行止めだった海津大崎の道も現在は通行可能。
ずっと続く桜並木は春が楽しみだ。

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12時10分 閉鎖中のしんあさひ風車村 67キロ地点
当初は2017年春リニューアルって事だったが、看板には2018年。
なかなか工事が進まないのは、大人の事情だろうか?

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12時50分 JR高島駅 80キロ地点 2回目の補給
13時15分 白髭神社 83キロ地点
冬場は太陽が低くて湖面がキラキラと光ってきれいだ。
対岸の沖ノ島辺りもよく見える。

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14時15分 琵琶湖大橋米プラザ 105キロ地点

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以前から、道の駅の駐車場に多くのビワイチのサイクリストが車を止めているのが『迷惑なのでは?』と思っていたが、今は守山側の商業施設ピエリがビワイチ用に駐車場を開放しているんですね。コレはナイスです。

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サイクリストの聖地モニュメント
こんなに足は上がらない。

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朝から一台もサイクリストを見かけなかったが、湖東側でも数人だけ。やはりビワイチのシーズンじゃないのだろう、一人も居ない様だった。
120キロ地点のコンビニで3回目の補給後は北西の風に耐えて湖東の湖岸道路を北上。

16時50分に彦根港にゴール 150キロ地点。
チェックポイント9ヶ所と3回の補給休憩で8時間30分。
個人的にはツルヤパンにもメタセコイヤにも立ち寄らない最短距離のビワイチに少し不満ではあるが、暗くなる前に帰宅する事も大事だと思う。

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帰宅後、数か月前にビワイチした次男坊がツルヤパンにもメタセコイヤにも寄って8時間半だったって聞いて、少し悔しいオヤジでした・・・

冬場のビワイチは天気予報で大津ではなく、彦根の予報を参考にしてください。最低気温3℃以上なら凍結もないと思いますし、日中は天気が良ければ7℃まで上がる事もあります。
北西の風7m以上は走行時に危険です。
行動時間は7時から17時までの10時間がいいでしょう。
日没後はほぼ街灯はありませんので、ライトと尾灯の準備は万全にお願いします。

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ルートラボ  約150キロ走行











8月13日

単身赴任の帰省と行事のスケジュールが合わず、なかなか参加できていない彦根サイクリングクラブのK会長から、お盆の帰省中にサイクリングのお誘い。
滋賀県最高峰の伊吹山の麓を流れる、姉川上流の姉川ダム周辺へ行こうとの事。
山間部の清流を眺めるコースは夏っぽいな。


米原市の三島池駐車場から4人でスタート。
正面が標高1377mの伊吹山。
ここ数日、頂上は雲に隠れている。

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国道365号線の野一色東交差点から姉川沿いの県道40号線。
清流に沿って緩やかに上り始める。

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この道は奥伊吹スキー場で行き止まりになり、岐阜県側には抜ける事はできない。
普段はほとんど車が走る事は無いのだが、今日は渓流遊びの車が目立つ。

吉槻集落には樹齢500年の桂の巨木。
大きい日陰が気持ちいい。

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曲谷集落は『石臼づくりの里』と呼ばれる。
かつては良質な花崗岩で石臼を作る家が何軒もあったそうだ。

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白山神社の乳イチョウ。
銀杏の枝のこぶの部分が大きく下がっている。
こぶが想像以上に大きくてびっくり。

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姉川ダムの下で休憩。
堤高80メートルは県内で一番高い。

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ココから林道で五色の滝へ向かう。
途中で通行止め看板が出ていたが、原因はこの崩落だった。

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自転車を置いて山道を15分位歩く。

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花崗岩の岩肌を清流が滑り落ちる五色の滝は数日前に降った雨で水量が多い。

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滝の横に加工した石臼が積んである。
イシヤと呼ばれる加工場の跡だ。
ココである程度石を加工して数個を背負って集落まで運んだそうだ。


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姉川ダムでダムカードを頂く。
滋賀県内にカードのもらえるダムは6か所。
県民としてはこれはクリアしたい所だ。

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姉川ダムより県道40号線を引き返す。
大久保集落の久次郎さんで遅い昼食とした。

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伊吹そばには辛味大根と自然薯を入れるのがこちらの食べ方。
もちろんそば粉は曲谷の花崗岩で作った石臼で擦ったもの。

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道の駅伊吹の里まで戻るとおやつは伊吹牛乳さんのジェラートが待っている。

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今日のコースにはコンビニどころか自販機もない。
山間の田舎にお茶とおにぎり持って遊びに行くって感じ。


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ルートラボ 約40キロ






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