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4月27日
10連休の初日は和歌山港から徳島に南海フェリーで渡る。 南海フェリーは和歌山〜徳島間を一日8便、運賃2000円で、四国を近く感じさせてくれる。 自転車代は700円だけど、私はいつも輪行する。 一番に乗船できるのは一般客なので、コンセント近くの雑魚寝スペースを確保する為だ。自転車代もケチれるしね。
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四国地方
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詳細
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3月31日
愛媛県自転車新文化推進協会の四国一周サイクリングにエントリーしたので、これから数年かけて四国を訪れようと思っている。
今回は徳島駅をスタート地点として国道55号線を甲浦まで南下してみる。
高校1年生の夏休みに四国一周サイクリングをした事がある。
当時より道の良くなった国道55号線をわざわざ牟岐線中田駅に寄り道したのは自転車道になった旧小松島線跡が走りたかったから。
2000年位までは神戸や大阪から四国へ渡るフェリーがあった。
共同汽船は大阪南港から小松島港への航路で、小松島港と連絡する小松島駅は1985年に廃止となり、共同汽船も1993年に無くなった。
当時のフェリーを私も利用した事がある。こんな風に昔に訪れた場所を再訪したいと思う。
小松島駅跡はステーションパークとして公園になっていた。
阿南徳島自転車道と聞いていたが看板は見つからなかった。
和田ノ鼻から小松島から徳島、鳴門、淡路島までよく見える海岸沿いの道。
かつての国道55号線は県道130号線になっているようだ。
阿南市の市街地を早く抜けたくて55号線バイパス(阿南道路)を選んだが、歩道も路肩も広く快適だった。
『こんにちわ。頑張って下さい』と思わず声をかけてしまう。
高校生の時にも足を止めたドライブイン海賊舟もまだ健在だった。
四国八十八ヶ所23番札所 医王山薬王寺。
今の休憩ポイントはコンビニだけど、昔は駅のベンチだったな。
立ち寄った牟岐駅の駅舎は改修されているが、化粧のタイルとか当時からのデザインかもしれない。
駅前ロータリーなど懐かしい感じでまるでタイムスリップ。
駅スタンプも40年前と同じデザインだった。
ここらの海水は太平洋って事かな?
牟岐線に接続する阿佐海岸鉄道甲浦駅を今日のゴールとした。
四国一周のチャレンジ1000プロジェクトは四国4県の29ヶ所のチェックポイントを回るポイントラリーだ。
期間は申し込んでから3年間。何度も四国を訪ねて下さいってのがいい。
だから最短コースじゃつまらない。気になる所を好きなルートで回り、そのついでにチェックポイントに立ち寄るくらいのゆっくり感がいい。
今日はその旅の1回目って事。
四国一周サイクリングHP
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7月17日
前日は空調の効いたビジネスホテルでゆっくりと休めた。
枕が変わっても、平気で寝る事ができるのは旅のサイクリングに必要な能力かもしれない。
愛媛県の瀬戸内海沿いは工業地帯が続く。
今治市から西条市はタオルと造船だったし、新居浜市は住友グループの企業城下町だった。
四国中央市の川之江は紙の町らしい。王子製紙などの工場の煙突が町のシンボルだ。
香川県県境の県道9号線の唐谷峠までは10キロ440mアップ。
いきなりの上りで汗が噴き出る。
もうアカンって思った頃に平家落人伝説の切目集落の休憩所。
集落には江戸中期に建築された茅葺平屋建ての真鍋住宅。
ご先祖様のお写真とか、煙の出ている囲炉裏とか生活感がある。
峠に近い九十九折れまで上って来た所で、生き木地蔵さんへ寄り道。
カゴの生木にお地蔵さんが彫っている。
唐谷峠から川之江を一望。
製紙工場の煙突が見える。
唐谷峠から香川県側に道を下るり集落を抜けると、豊稔池ダムに着いた。
石積み式アーチダムは近代化産業遺産で国の重要文化財だ。
1930年完成の石積み堰堤は日本最古のもの。
木陰で水の音を聞きながら、しばらく休憩。
県道8号線を徳島県三好市方面に上り返す。
県境の曼陀トンネルまで7キロ330mアップ。
じつは2ボトルにはすでに水が無い。
真鍋住宅のあった切目集落で水を補給していたけど、そこから30キロ近く自販機すらなかった。
次の自販機で休憩だ!と思うが、なかなか自販機が無い。
まだか?まだか?まだか?まだか?・・・・あった〜!
夏のサイクリングで今まで何度も経験した事だ。見えた赤い自販機がうれしい。
三好市の阿波池田は土佐、阿波、讃岐への交通の要地だ。
古い二段うだつの家屋が残っている。
知らない町に着いたら、先ずは駅に向かう。
JR阿波池田駅は平屋の駅舎がなんとなく懐かしい。
お昼は商店街の食堂へ入った。
自転車の格好の私に『暑かったでしょ』と氷入りのピッチャーを置いてくれた。
『次の汽車に乗りたいんで急いでるんです』と時刻表片手の若者。
部活帰りらしい女子高生はスマホを見せ合いながらおしゃべり中。
馴染みのサラリーマンが『日替わり定食ね〜』と言って新聞を読み始める。
昔も旅の途中でこんな風景を見た気がした。
阿波池田駅に戻って駅スタンプを押させてもらうと旧国鉄時代の私の旅スタンプだった。
時間は早いが、旅の気持ちが満足してしまった。
阿波池田駅をゴールとしよう。
吉野川を眺めながらクーラーの効いた徳島線でウトウト。
今年の関西の梅雨明けは7月19日だった。
梅雨の終わり、夏の始まりの旅だった。
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ルートラボ 約60キロ走行
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7月16日
スタートの愛媛県西条市は石鎚山系の地下水が湧き出る名水の町。
町中に『うちぬき』と呼ばれる井戸に自噴水が見られる。
市内の水巡りサイクリングコースを回る。
漁船の並ぶ海岸なのに『弘法の水』は真水なのが不思議。
ボトルに水を入れて、うちぬきのお水で顔を洗って今日のサイクリングをスタートする。
国道11号線を避けて旧道の讃岐街道はやっぱりお遍路道。
多くのお遍路さんが通った事だろう。
讃岐街道を横切る山に向かう直線の道が住友別子鉱山鉄道の廃線跡だ。
別子銅山は栃木の足尾、茨城の日立と並んで日本三大銅山と呼ばれる。
住友グループの礎となった巨大鉱山だ。
1973年の閉山まで280年間採掘がおこなわれていた。
マイントピア別子は入場料1200円で鉱山観光が出来る。
トロッコ列車に乗って、端出場採掘坑はまるで洞窟探検の様だ。
壁面を鉱脈のつもりで触ったり。
閉山まで採掘本部のあった端出場(はでば)には産業遺産的な物が残る。
第四通洞と鉱山鉄道橋
有形文化財の水力発電所(1912年建築)
県道47号線をマイントピア別子から約10キロ 650mアップで別子銅山の東平(とうなる)集落跡を訪ねる。
標高1000mの山岳地帯に残る採掘基地跡の風景が『東洋のマチュピチュ』と呼ばれている。
こんな石積みの施設やレンガの土台が残る風景が好きだ。
でも、それ以上に興味があったのはココに生活があったって事。
麓まで険しい道で10キロ以上の高所に1万2000人の人が住み、学校や配給所や娯楽場があった。
そこに住んでいた人々の生活が気になった。
殆ど平地の無い、石を積み上げた坂の集落の生活。
森に帰ろうとしている町のあと。
住民がいなくなって約40年経つ場所では時間を気にしても仕方ない。
ゆっくりと見て回った。
県道47号線まで約6キロ下って、大永山トンネルまで9キロ570mアップ。
暑さとはるか上の方に見えるガードレールに心が折れそう。
別子はな街道と呼ばれる県道だがマイントピアから約50キロは補給できる所が無かった。
大永山トンネルから銅山川に沿って別子ダム、法皇湖、金砂湖まで走ってようやく自販機を発見する。
トンネルの入り口に滝がある国道319号線の法皇隧道。
1960年の完成時には全長1.6キロは全国第4位だったそうだ。
夜景で有名な具定展望台から燧灘(ひうちなだ)を眺めて今日は伊予三島をゴールとした。
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ルートラボ 約90キロ走行
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7月15日
梅雨の終わり、夏の始まり。
そんな季節には昔のゲームソフト『ぼくの夏休み』の様な島の景色が見たい。
しまなみ海道の東側にある上島町は生名島、佐島、弓削島が橋でつながっていて、ゆめしま海道と呼ばれている。
島を巡るサイクリングで『ぼく君』になりたい。
岡山のイバ先輩と合流してサイクリングのスタートは因島の土生港長崎桟橋。
ここから生名島(いきなじま)への渡船は大人70円と自転車60円だが、上島町のサイトで自転車料金無料のキャンペーン中だ。
上島町役場のある弓削島から橋の景色がミニしまなみ海道って感じ。
イバ先輩『ゆめしま海道って、全然車が走って無いんよ』
まさか?って思ってたけど、本当に車が走ってない。
昔ながらの風景に島のサイクリングは時間の流れがゆるやかな感じがする。
ここは鎌倉時代に塩を献上していた塩の島だ。
しまなみ海道で有名なブルーラインがゆめしま海道にも引かれている。
ブルーラインで珍しい唯一のUターンポイント。
看板通り、海を眺めて叫んでみる。『〇×▽◇%▲#!』なんてね。
新しい自分になれた気がした。
3つの島の40キロを3時間程かけて散策。
生名島立石港から因島に戻る渡船には、尾道スタートなのだろう、これからゆめしま海道を巡るサイクリストが大勢やって来た。
しまなみ海道に戻り道の駅今治市多々羅しまなみ公園へ。
サイクリストの聖地の碑での記念撮影は初めて。
伯方島の道の駅伯方S・Cパークで伯方の塩ソフトを食べて因島に戻るイバ先輩とお別れ。
静かな島めぐりのサイクリングにいつもの愉快な話で楽しい時間だった。
急な後輩の誘いにも付き合って頂き、いつも感謝です。
大島から来島海峡大橋が見えると、しまなみ海道サイクリングも終わりが近づく。
個人的には4100mの来島海峡大橋をゴールにした方が感動が大きい様な気がする。
夕日に向かって走るのが、旅の終わりって感じがするからかな?
しまなみ海道を縦走する時は、今治に泊まって重松飯店さんの焼豚玉子飯が食べたいのだが、今日は伊予西条まで走って投宿。
梅雨の終わり、夏の始まりは島めぐりの旅だった。
ルートラボ 129キロ走行
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