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4月28日
そういえば、今もあるのかな?ミステリートレインって。 『GWはどこかに連れってってくださいよ』ってお願いしていた岡山のイバ先輩の車に乗り込むまで、今日のコースを知らされていなかった。松本零士先生の銀河鉄道999が流行った頃にあった行先のわからないミステリートレインの様だと、ちょっとワクワクする。 イバ先輩:『今日は屋代島に行くから。いい所やで〜』 私:『???屋代島?どこっスか?』
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中国地方
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詳細
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10月8日
以前、岡山のイバ先輩に『岡山県に行きたいッス』って言っていたら、OBランの幹事役になってくれた。
幹事は毎回こんな決め方で開催も不定期だが、学生時代のメンバーとのサイクリングはずいぶん長く続いている。
今回は岡山県東区西大寺を30余年のお付き合いのメンバーでスタート。
西大寺観音院は2月に行われる裸祭りが有名だ。
会陽と呼ばれるまわしの男衆が宝木を奪い合い福男を決める奇祭だ。
西大寺は江戸時代以前からの水運の要地で古い町並みも残る。
映画のロケ地にもなった昭和初期チックな街並み。映画三丁目の夕日のロケ地なんだって。
内陸部の津山と瀬戸内海を繋ぐのが吉井川。
女子マラソンの天満屋さんも元は沿岸の廻船問屋だったそうだ。
瀬戸内海沿いに走る。
砂浜には小魚が干してある。
波がやさしく、沖合の小さな島々の風景が瀬戸内海のイメージ。
大きな島は小豆島。
岸から見えるなんて意外と近いんだな。
今日の様な温暖な気候と海と島の風景から、牛窓は日本のエーゲ海と呼ばれる。
ヨットハーバーやペンションもあって、山手にはオリーブ畑も広がる。
お昼は『キッチンかいぞく』さんで岡山のB級グルメの『えびめし』。
見た目より濃くないスパイシーな焼き飯だ。私はオムエビめしをチョイス。
牛窓は汐待ちの港だ。
裏通りには映画『カンゾー先生』(今村昌平監督 1998年)のロケ地となったかつての遊郭も残っている。
古い看板。
牛窓名物『潮風しるこ』はまだあるかな?
常夜灯は沖合の廻船への目印だったのだろう。
山の上のオリーブ園へのヒルクライム。
振り向けば海の見える風景。
イバ先輩も女性がいると、こんな所にも立ち寄ってくれる。
牛窓ジェラート工房 コピオさん
(おっさんばっかりだとスルーだったと思う)
稲刈りを待つ水田地帯も吉井川の用水なんだろうな。
今日のコースはずっと空が広い風景だった。
久しぶりのメンバーとの終わらないおしゃべり。
走ってる時も、立ち止まった時も話は尽きない。
男って年を取るとおばちゃんになっていくんだな。
西大寺に投宿して、岡山名産の黄ニラで一杯。
『次はどこ行く?』って話になったので、この会もまだ続きそうだ。
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ルートラボ 約55キロ
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9月10日
旅の宿を出雲に取った。
夏の青春18きっぷの最終日で和歌山に帰る前に少しだけ近くを散策しようと早起きする。
旅先では早寝早起きだ。
スタートの山陰本線出雲市駅北口は出雲大社のイメージ。
市内の高瀬川沿いの柳並木には古い町並みの風景が残る。
藍染の古いお店も有名だ。
高瀬川沿いの出雲サイクリングロードは快適だ。
郊外には稲作の散居村があり、冬場に日本海から吹く北西の防風防雪対策の立派な屋敷松が見られる。
出雲地方では築地松と呼ばれるそうだ。
出雲大社に向かう県道162号線の西側の道が直線で走り易いと思ったら、旧大社線の廃線跡だったようだ。
1990年廃線の旧大社駅の正面にたどり着く。
1912年築の木造平屋建の駅舎は近代化産業遺産。
かつては出雲大社詣の乗客を乗せて東京から直通急行もあった。
線路と長いホームが今も残る。
こちらは現役の一畑電気鉄道出雲大社前駅。
1930年築のこの駅も近代化産業遺産。
発車時刻の表示板がレトロだ。
ガチャン!とか動く所を見たかったな。
出雲大社には二拝四拍手一拝の作法で御挨拶。
東へ向かう。
揖斐川の堤防に出雲サイクリングロード。
雲州平田は木綿街道と呼ばれた木綿の集積地。
平田舟川沿いに蔵や造り酒屋、醤油蔵が残っている。
雲州平田駅は一畑電気鉄道の本社や車庫のある駅だ。
『RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の物語』のロケ地でもある。
今日はココから松江しんじ湖温泉駅までサイクルトレインを利用する。
乗車運賃と自転車料金310円で利用できる。
宍道湖の風景やスイッチバックの一畑駅など乗っていて楽しい。
山陰本線松江駅を今日のゴールとしました。
ここから青春18きっぷで約11時間、450キロ 7340円分の移動。
松江12:19−12:53米子12:57−14:35鳥取14:37−15:23浜坂16:06−17:17豊岡17:33−18:49福知山18:59−21:21大阪21:25−23:15和歌山
夏の青春18きっぷの最終日
何人かの鉄っちゃんとローカル線の車窓の借景を楽しむ旅でした。
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9月9日
今まで旅の途中で立ち寄った駅が知らないうちに廃線になった事はある。
廃線跡のサイクリングロードを走った事もある。
しかし今回は違う。三江線は来年2018年3月で廃線になる路線なんだ。
三江線は広島県の三次駅から島根県江津市まで路線距離108キロ。
35駅の殆どが無人駅で一日の平均乗車客数が一桁のローカル線に沿ってサイクリング。
走りたいって言ったら、岡山のイバ先輩が車で連れて行ってくれる事になった。
毎度、後輩のムリなお願いを聞いてくれて本当に感謝だ。(本当はさみしがり屋さんなのかも?)
スタートの三次は江の川の盆地で霧の町と呼ばれる。
今回は三江線サイクリングキャンペーンにも参加した。
中国地方最大の江の川は、場所ごとに表情を変えてくれる。
今回は国道のある右岸ではなく、地元の人が利用する左岸を走る。
道がいいとは言えないが、地元集落の景色を見る事が出来る。
赤い瓦はこの地方特有の石州瓦だ。
三江線が全線開通したのは1978年だそうだ。
歴史のある口羽駅でも駅前に自販機すらない。
宇津井駅
地上から20mの高さにある駅舎は日本一。
それもあと半年か・・・
島根県の名峰、三瓶山がきれいに見える。
活火山なんだって。
約66キロ走った浜原駅の集落でようやくお店を発見。
コースを通じてお店はないと思った方がいい。
全線開通以前に開業した岩見川本駅周辺が唯一の町と言える。
駅前には国鉄時代の懐かしい雰囲気が残る。
駅スタンプも以前のバージョンだ。
三江線の約40年間には中国太郎と呼ばれた江の川の水害で不通になっていた時期も長いそうだ。
駅名看板の横の青いラインまで水位が来たとの印が残っている。
堤防より低い線路には陸閘のある珍しい風景。
道路と線路が近く、柵やガードレールもない。
地元の人の鉄道に対する気持ちと一緒なのかな?
車を置いた三次に戻るイバ先輩は川戸駅から輪行で引き返す。
江津から三次までの直通列車は一日に2本しかない。
以前、乗客が2名だけで3時間以上の乗車時間が淋しかったらしく、『一緒に帰らない?』としきりと言っているが、来た列車には鉄っちゃんが一杯乗っていたので淋しくないだろう。
イバさんを見送って走り出す。
江の川の河口に江津市街が見えて今日のサイクリングも終わりが近い。
島根県江津市は東京からの移動距離の最も遠い場所だそうだ。
公共機関では一日ではたどり着かないらしい。
三江線の一日5本の時刻表を眺めて、廃線前に走りに来れて良かったなと思った。
(イバ先輩は乗らなきゃ意味ないんじゃない?って言ってたけど。
私はそこまで鉄っちゃんじゃないもんで・・・)
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ルートラボ 約120キロ
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9月8日
青春18きっぷで少し遠くに行こう。
平日、早朝のJR大阪駅で通勤客に遠慮しながら乗り換えて、倉敷駅に降り立つ。
折角なので少し美観地区を流す。
今日のコースは古代には西国街道と呼ばれ、近代には旧山陽道と呼ばれる京都と九州の太宰府を繋ぐ旧街道だ。
地図を見ていると、瀬戸内から10キロの内陸部なのでローカルな景色なのでは?と勝手に想像していた。
旧山陽道に並行する井原鉄道は20世紀最後の新設路線と言われ、1971年に工事が中止になった未成線を第3セクターとして1999年に開通させた新しい路線でローカル線の風景はない。
高梁川橋梁は錆びているんじゃない。
表面に保護性錆が施された最新技術の耐候性鋼の橋なんだ。
川辺宿駅
旧山陽道川辺宿は、探偵の金田一耕助を主人公とする横溝正史の推理小説『本陣殺人事件』の設定場所だ。
疎開先が岡山だったそうで、他に『獄門島』『犬神家の一族』『八墓村』などのゆかりの地が周辺にはある。
吉備真備駅前
きびのまきびって奈良時代の学者で遣唐使って事位しか知識が無いけど、地名だったんですね。
左大阪道、右玉島の道標を見つけるが、旧山陽道は国道486号線となって歴史遺構は少なく路肩も狭く走りにくい。
自転車には小田川の堤防に快適な道が続く。
矢掛宿には西国方面の大名行列が通った風景を思わせる多くの古い建物が残る。
高草家のなまこ壁の土蔵は国重文
県道48号線を笠岡方面に寄り道して、井原鉄道の前身となった笠岡軽便鉄道の旧新山駅の記念館を見に行く。
ここはローカルな風景に似合うな。
井原駅がもっとも立派だ。
他の駅の予算を削ってこれを建てたの?って感じ。
継ぎはぎの旧道をたどると高屋宿に県境碑があった。
大正8年に建てられた碑が水害で倒壊し、平成17年に建て替えられたそうだ。
約20年前に鉄道を作った事で、沿線は土地整備が進んで綺麗な道がたくさんできていた。
仕事も人も増えたのだろう。道路やトンネルの工事現場も多く見かけた。
でも、アクセスが悪いから鉄道を作ったんじゃないの?
道路を整備すれば、折角作った47キロの鉄道はどうなるの?
井原鉄道を作ったのは、岡山県第二の倉敷市と広島県第二の福山市の間にある土地に住む人たちの意地だったんだろうか?
ローカルな風景を勝手に想像していただけに、少し消化不良のサイクリングとなった。
福山市に投宿。
広島弁が聞きたくて若者が集まりそうなお店で周りに聞き耳を立てる旅の夜でした。
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ルートラボ
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