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自転車で小さな旅
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5月28日
名古屋駅で8時半の乗換えが通勤客の迷惑にならないか心配していた平日の輪行。
意外にも連絡通路の混雑もなく、乗り換えた車両のシートはガラガラ。
降り立ったのはJR中央線 南木曽駅。
 
線路の東側は中仙道、木立の旧道で妻籠宿へ。
 
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ほとんど人がいない平日の観光地。
 
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宿場町の南の外れで国道256号線に合流。
集落を通る旧道から大平街道(おおだいら)を飯田へ向かう。
 
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木曽見茶屋。平日は休みの様だ。上ってきた木曽の景色が見える。
 
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大平峠(木曽峠) 標高1358m
妻籠宿から約20キロ 900mアップ。

 
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長野側に下ると突然現れる大平集落。
江戸明治の民家が多く残り、冬期は無人の集落を保存会が建物の補修を行い夏場は人が住めるように管理している。
家屋の点検に来ていた方と少しお話ができた。
 
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登り返して飯田峠  標高1235m。
長野市は今年初めて日中気温が30℃を越えたとの事だが、標高1200mからのダウンヒルは冷える。
 
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飯田市の手前で名水百選の猿庫の泉。
 
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飯田市は天竜川の河岸段丘の上に旧市街地がある。
街の印象を自転車文学研究室の白鳥和也先生風に言うと昭和の町並み、例えようのない懐かしさとやさしさと温もりを感じる街ってとこかな。
 
駅舎のステンドはリンゴの絵、屋根もリンゴ色。
ツアーオブジャパンの南信州ステージはこの駅前がスタート地点。
 
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街中は綺麗だ。
リンゴ並木通りには地元の中学生が育てているリンゴの木が並ぶ。
 
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桜町御門、通称赤門
 
 
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丘の上を旧市街と呼ぶ。駅前の飲み屋街は懐かしい感じがする。
 
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飯田の名物『おたぐり』(馬のホルモンと青ネギを煮たもの)で冷たいビール。
 
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ルートラボ 50キロ走行
 
 
 
 
 
 
 
4月29日
 
ゴールデンウィークの長野県はまさにランドナーの聖地の様相だった。
TOEIにALPS。眺めているだけで旅心をくすぐる。
 
車中泊の場所を聞いたランドナーの方が「そこへ行くならココを起点にすれば?」とコースのアドバイスをして下さった。
 
 
県道31号線、通称オリンピック道路の「道の駅おがわ」に車を停めて県道36号線を鬼無里(きなさ)に向けスタート。
 
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小川村より天文台まで約10キロ 500mアップ。
集落の向こうに北アルプスの峰々。
 
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様々な伝説もある山間の集落、鬼無里(きなさ)。
 
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鬼無里より国道406号線。渓流沿いの緩い上り。
ミニベロでもフロントアウターのまま十分上れる。約16キロ 420mアップ。
 
隧道をくぐるとこの景色。
 
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白馬岳近辺の山々が一望です。
 
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今回の旅の一番の目的はココ。
みんなは白沢峠と言っても、心の中では嶺方峠と呼びたい場所。
昨日のランドナーさんも「嶺方峠行くなら・・・」うん、判ってらっしゃる。
 
年上のサイクリストの真似をして、ランドナーに憧れていた頃の、自分の中の「いつかは行きたい場所」はここだった。
この表紙に憧れ。
ニューサイクリング誌 1977年5月号
 
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パナレーサー(パナソニックポリテクノロジー㈱社)2012年カタログにも紹介され、憧れてた気持ちを思い出す。
・・・撮影は宮さんでモデルは西さんでは?と推測。

※後年、西さんの撮影だったとご自身から聞いた。
『宮はカメラ持って行かんからな』
 
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白馬、大出吊橋。
 
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青鬼(あおに)集落へ。
標高800mの山村集落。古い寄棟かぶと造りの古民家が十数件残っている。
集落の棚田は日本棚田百選。
茅葺屋根の向こうに白馬を望む景観が素晴らしい
 
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白馬周辺の観光ルートとなっている白馬小道の案内に沿って行けば姫川源流自然探勝園。
 
名水百選。遊歩道を散策。季節になれば澄んだ水に梅花藻や水芭蕉が咲くそうだ。
 
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信州の春の到来を待って、この時期にしか見れない景色を十分に堪能させて頂いたサイクリングでした。
「いつかは自分も!」って思っていた場所にも来れました。
 
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次のサイクリングも、忘れていた「いつかは」って場所に出かけたいですね。
 
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4月28日
 
塩の道とは海岸部の塩や海産物を内陸部に運んだ道。
今回走った長野県大町から新潟県糸魚川への千国(ちくに)街道以外にも長野県飯田へ愛知県岡崎からの三州街道や静岡県御前崎からの秋葉街道も塩の道と呼ばれていた。
 
スタートは信濃大町。
 
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信濃大町駅前から県道474号、国道148号に沿って旧道が残っている。
内陸への荷物は塩や海産物、内陸からは麻やタバコが運ばれたそうだ。
 
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西は雪を被った北アルプス。
麓の集落は田んぼへの引水とサクラの満開の風景だった。
 
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木崎湖よりちょっと寄り道。
小熊黒沢林道へ。
 
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高度を稼いで行くと東側に木崎湖の展望。
西側は蓮華岳や爺ヶ岳。
 
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木崎湖より11キロ、約520mアップで木崎湖から大町方面が一望の林道ピーク地点に着いた。
 
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鹿島槍スキー場経由で中綱湖へ。
 
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再び千国街道をたどります。
街道沿いには当時を忍ばせる石仏や道祖神が多く残っています。
 
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白馬から千国集落までが、塩の道 千国街道トレッキングでも最も人気の区間だそうです。
荷物を運んだ牛と牛方の宿や番所跡が旧街道の雰囲気です。
 
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千国集落を過ぎ南小谷(みなみおたり)まで走りました。
本日の走行 55キロ
 
 
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4月27日
 
京都三条から江戸日本橋までの中山道69宿をたどる旅。
前回の日記↓
 
 
 
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今回は江戸の日本橋から30番目の宿場町 塩尻宿をスタート。
この地方の建物の特徴は、屋根の雀おどりと呼ばれる棟飾り。
 
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国道20号線を外れて、旧道を進む。
高原地帯の風景。
 
 
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旧塩尻峠。
 
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峠の展望台から諏訪湖を一望できます。
 
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中山道下諏訪宿は江戸から29番目の宿場町。
五街道の山梨県に向う甲州街道との合流点にもなります。
 
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下諏訪宿で興味があったのは、この明治時代の初めに撮られたであろう写真。
 
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100年以上経った同じアングルから撮影してみました。
 
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諏訪大社下社秋宮(しもしゃあきみや)にご挨拶。
諏訪大社は茅野市の上社(前宮、本宮)と諏訪市の下社(秋宮と春宮)の二社四宮が鎮座します。
 
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諏訪大社といえば御柱祭り。
七年毎の卯と酉の年に山からモミの木を切り出し各社殿の四隅の建てるお祭り。
秋宮の一の御柱。木の表面に引きずり回したキズがついている。
 
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 次回の御柱祭りは2016年5月。
 
 
 
祭りの見所、木落し坂に行ってみた。
傾斜35度、100メートルの坂を氏子が乗ったまま長さ17メートルの神木を落とす。
毎回、死傷者が出る。・・・・そりゃ出るわなってほどの急坂。
 
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諏訪湖間欠泉センターで初めて間欠泉を見学。
一日数回、間欠泉が見れる。
待ってる間に足湯と竹屋味噌会館で豚汁。100円/杯。
 
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下社春宮、上社二宮も訪れ諏訪湖を時計回りで一周。
 
岡谷は明治の初めの養蚕業(ようさんぎょう)の町。
富国強兵策の産業として、群馬県の富岡製糸が有名だが、岡谷の製糸も国内3位の生産量だった。
 
旧山一林製糸所事務所1921年建築。
ああ野麦峠の主人公政井みねが女工として働いていた会社。現在は岡谷絹工房。
 
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岡谷の製糸業では、片倉財閥も有名。(現在は商社)
自転車ファンなら1954年創業の片倉自転車工業 シルク号の方が馴染み深いかな?
諏訪温泉郷に片倉財閥の温泉保養所片倉館が残っている。
1928年建築の洋館。外観内観とも・・・テルマエ・ロマエみたいです。
入湯料600円。(サイクリングの途中で入湯しました)
 
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諏訪湖は一周16キロの小さい湖。
湖畔の諏訪市や岡谷市も決して大きい町ではない。
しかし、戦国時代の武田信玄の逸話や江戸時代の交通の要地でもあり、明治の製糸業の繁栄など様々な歴史が感じられました。
 
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本日のおやつは下諏訪の新鶴本店さん(創業明治6年)。
塩ようかんが有名ですが、その場で食べれる大きさのが無くて、もちまんを頂きました。(塩ようかんの試食は頂きました)
 
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今日のゴールは岡谷。68キロ走行。
 
 
 
 
 
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9月14日
 
長野県南信濃の遠山に車をデポして秋葉街道 国道152号線を北上します。

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スタート地点からずっと上り基調。
 
 
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遠山スタートから約33キロメートル 1416mアップで標高1833mのしらびそ峠に到着。
長い上りを我慢した甲斐あって南アルプスの展望が素晴らしい。
 
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しかし、正面に見えるはずの100名山の聖岳は急に湧き上がった雲の中に隠れてしまいました。
 
 
どんどん雲がわき起こる南アルプスを左手に望みながら標高1900mの尾根沿いを通る南アルプスエコーラインを走ります。
 
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途中、国内唯一の御池山隕石クレーターがあります。
向こうの尾根がクレーターのフチとの事。45メートルの隕石が落ちて直径900mのクレーターが出来たそうです。
 
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数え切れないほどの九十九折れの長いダウンヒルを下ると見えてくるのが
日本のチロル 下栗の集落です。
標高900メートル地点、最大傾斜38度の斜面に張り付く様な集落。
 
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日本の里百選です。天空の里とも呼ばれています。
 
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林道赤石線を国道152号線まで下りきると木沢の集落に1916年建築の旧木沢小学校があります。
残念ながら1999年に廃校になってしまいました。
 
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下栗の里と旧木沢小学校をモチーフにした2011年のサカイ引越センターのCM。
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