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自転車で小さな旅
旅をコンセプトとするサイクリングガイド

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7月16日

古い建造物が好きだ。
古いって言っても100年くらい前のがいい。
少し古くて、少し新しいって感じが好きなのだ。


北千住から隅田川に沿って東京湾まで走ってみよう。
国道4号線の千住大橋(下り線)の旧橋は1927年竣工のアーチ橋。
90年も前の鉄橋だとわかると、すげーな!って思っちゃう。

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荒川放水路の開削によって今の隅田川に改名されたのは1965年。

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雷門に立ち寄る。
折角来てくれた訪日外国人に申し訳ない位の異常気温。
熱中症に気をつけて観光をお楽しみください。

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かつては房総の玄関と言われた両国駅も100年以上の歴史がある。
リニューアルされた両国駅からはBOSO CYCLE BASE(B・B BASE)って千葉県に行くサイクルトレインが出ているんだって。一度乗ってみたいと思う。

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暑い時の休憩はLOTTEのクーリッシュ。
買って200m先の日陰で食べようとしたらもう柔らかくなってた!
都会の木陰は高速道路の下だ。海から川をさかのぼる風にシャツを脱いだ。

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震災復興の華と呼ばれたつり橋の清洲橋は1928年、向こうのスカイツリーは2012年の竣工で年の差は84歳。

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帝都東京の門 永代橋。清洲橋同様に国重文で土木遺産だ。

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国立東京海洋大学。
今日は海の日で1875年就航の鉄製汽船、明治丸の船内見学をさせて頂いた。海の日が決まったのも、この船に関係している。

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炎天下に密閉された船内で、説明の方が『船内にエアコンが欲しい』と言ったので、『もちろん三菱製ですね』と返したが、このシャレがわかってもらえなかった様だ。
解ります?

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艦尾のアカンサス模様が豪華だ。

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月島・豊洲と走り東京湾へ出た。
江戸時代の砲台跡は1854年建設。
土木学会田中賞受賞のレインボーブリッジは1993年製。

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最期はユニコーンガンダム(RX-0)のデストロイモード。
製造は宇宙世紀0096年

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ルートラボ 約30キロ







7月15日

榛名山は上毛三山の一つでカルデラ湖の榛名湖と溶岩ドームの榛名富士の景観が素晴らしいと聞く。
標高1000mの榛名湖への上りルートはいくつかあるだろうが、折角ならハルヒルコースで上りたい。

ハルヒルは今年6回目となる『榛名山ヒルクライムin高崎』の事。
小学生高学年も参加できるカテゴリーもあって一般道のイベントだけに、町ぐるみで盛り上げるそうだ。
スタートは県道29号線の高崎市役所榛名支所前。

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榛名山への県道211号線は普通の生活道路で、途中に標高と距離の表示もあって地域のイベントって感じがする。
初心者の部は一ノ鳥居まで6.3キロ、約300mアップで平均勾配は4.7%。
参加する地元小学生はクラスでモテモテだろうな。


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一ノ鳥居以降は渓流沿いで木陰もある区間となるが、勾配も上がり37℃の気温でツライ。

スタートして10キロ地点の『お食事処 びくや』さんで冷たい沢の水を補給できるので、ドッカリ座ってオヤツタイムとした。
結構な人数が上がって行くけど、みんなガチなローディーなのか?誰も立ち止まらない。

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榛名神社コースのゴールは11.6キロ地点 約620mアップで平均勾配5.3%。

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榛名山への県道33号線はココからがキツイ。
3.1キロ、約290mアップで平均勾配は9.9%、最大勾配14%だ。

フルコースの榛名湖コースのゴールは天神峠で標高1118m。
スタートからは14.6キロ、約910mアップ 平均勾配6.2%。

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榛名湖から榛名富士を望む。
いい形してるなぁ。

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カルデラ湖のフチを越える直線の県道33号線を伊香保温泉方面に向かう。

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ココから『頭文字D』(イニシャルD)の聖地巡礼と言える『秋名の下り』。
スタートラインとなる駐車場で気分は藤原拓海か・・・

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伊香保温泉は石段街の左右に旅館や土産物屋が並ぶ。
日暮れに似合う風情のある風景なんだろうな。

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今日のコースで一番の楽しみだったのはココ。
BGMはこれでどうぞ。

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『伊香保おもちゃと人形・自動車博物館』は私設博物館では来館者数が最も多いそうだ。ティディーベア・昭和時代のおもちゃやレコード、自動車が展示されている。

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『ALLWAYS二丁目の夕日』で使われたミゼットとスーパーカブ。

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ココで至福の時間を過ごす。(クーラーの効いた館内が快適ってのもあるけど)

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群馬県の夏の気温はサウナの様で、下りでも顔や腕に当たる風は熱波だ。
木陰で休み休み走って伊勢崎市に投宿。
フロあがりに冷たいビールを飲みながら、YouTubeで『頭文字D』を見ながら一人ニヤニヤ。



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ルートラボ 約87キロ走行






7月14日

日本史で習った富岡製糸場は、明治初期の富国強兵策の代名詞だ。
2014年に『富岡製糸場と絹産業遺産』として世界遺産に登録された。


初めての東武鉄道で伊勢崎線伊勢崎駅に立つ。
駅前は再開発されて綺麗に区画整理されているが、町に入ると古い建物も残っている。
群馬県最古の鉄筋コンクリート建築の時報鐘楼は1915年(明治8年)のもの。

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車が多く面白みも少ないだろう国道354号線を避けて、日光例幣街道を行く。
江戸時代に勅使が日光東照宮に向かった中山道倉賀野宿からの脇道だ。
柴宿に関根屋本陣跡の塀と門が残る。

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関東の河川沿いには自転車道が多く整備されていて走り易いと感じる。
烏川沿いの自転車道も快適だったが、今日は日差しが強く日陰のない道はツライ。

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群馬県の夏の暑さは日本でも有数だ。
とんでもなく暑い。飲んでも飲んでものどが乾き、熱を持った体は汗をかいてもかいても冷める事がない。
30キロ程の行程を休み休み走る。

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富岡製糸場
官営器械製糸場として1872年(明治5年)に開業。
レンガ木造建築が当時のまま残っている。

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東置繭所
日本式の木造建築だが西洋式のトラス組の梁が広い柱間を可能にする。

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創業時の官営時代より数社の民間時代を経て、1987年の閉業時の運営会社は片倉工業だった。
世界遺産登録には約150年前の建物を当時の施工方法で修復し現状保存しようとした片倉工業の貢献があったと言われる。

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繰糸場
500人を超える当時の女工さんの勤務って8時間労働で週休1日。
年末年始に10日程の休みがあって工場内に女学校の教育施設もあったそうだ。
当時ではかなり優遇された労働環境だった。

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県道47号線を日本三大奇勝の妙義山に向かう。
断崖絶壁の山が近づくにつれて道路の勾配がきつくなる。
結構な距離を地元の中学生とランデブー。

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天狗伝説もある妙義神社から大権現の大の字を見上げる。

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宿泊予定の高崎まで旧中山道の県道48号線を辿る。
安中原町には立派な杉並木が残っている、樹齢は400年位だろうか?

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ゴールとしたJR高崎駅でまだ学生だった頃に終電で到着し、駅のベンチで寝た事を思い出した。
朝起きたら靴を盗まれていて、裸足で靴を買いに行ったんだった。

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7月13日

東京駅ホームをまだ数歩しか歩いていないのに、輪行袋を抱えたシャツにはもう大量の汗をかいている。
天気予報の最高気温は37℃とかになってるけど、行先も時間も気にしない自転車旅だ。
木陰で休みながら走ればいいか。


東京駅から走り出す時は、日本橋の東京市道路元標をスタートにしたいって気持ちになる。
全国へ続く道の基点は『道をゆく者』の聖地なんだと思う。

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都道50号線を東へ向かい、荒川を越えて旧江戸川に出る。
川を渡れば千葉県だ。
今回は右岸の堤防沿いに走りながら『下町って風景に会えないかな?』なんて考えた。

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江戸川区や葛飾区って町工場とか団地の風景かな?と勝手に想像していたがそうでもない。
江戸川水門からは快適なサイクリングロードが続く。

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『矢切の渡し』
ここも勝手に『矢切の渡し跡』だと思っていたが、料金200円の看板にまだ現役なのだと気づく。
細川たかしさんのイメージが強くて・・・失礼しました。

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京成金町線 柴又駅でこの人に会った。
1995年まで48作が上映された人気映画『男はつらいよ』の車寅次郎さんと妹の櫻さん。
映画の柴又周辺は下町のイメージだ。


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『私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい・・・
の柴又帝釈天参道。
途中にはだんご屋のとらやがある。
おのぼりさんと思われるのが恥ずかしくて、お店を覗けなかった・・・

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二天門や帝釈堂の彫刻が細かく見応えがある。

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葛飾区と言えばもう一か所。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。
1976年連載開始以降、2016年まで全1960話まで連載されたギネス漫画だ。

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JR常磐線 亀有駅前に像が立っている。

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あれが亀有公園前派出所のモデルになった北口交番
『両さんいますか?』って聞くと『今、見回り中です』って言ってくれる都市伝説があるそうだ。

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本当の下町の定義って、お城周辺の一般人が住む地区なので、東京じゃ江戸城周辺の日本橋や浅草、神田の事なんだろうけど、風景で言えば昭和の雰囲気が残る生活感のある場所を下町風景と言いたい。
下町のイメージだった映画や漫画の舞台を回ってみたけど、雰囲気だけは楽しめたかな?

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ルートラボ 約38キロ走行



3月20日

鎌倉を訪れたのは初めて。
イメージは、鎌倉幕府、鎌倉大仏、江の島・・・
ガイドブック片手の観光旅行もいいけど、交差点で気になる方へハンドルを向ける散走もいい。

江ノ島電鉄線に沿って走ってみよう。
長谷駅から江の島に向けスタート。

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極楽寺坂切通は山に囲まれた鎌倉の町に入る為の鎌倉七口の一つ。
江戸時代は右の階段の一番上くらいが切り通しのピークだったそうです。どんどんと道が掘り下げられて今の高さになりました。

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江ノ電の極楽洞は創業当時の1907年開通のレンガトンネル。
鎌倉市景観重要建築物等に認定されている。

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極楽寺駅は『俺たちの朝』のロケ地です。
関東の駅百選の駅。

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稲村ケ崎駅との間に江ノ電と並走する区間がある。
いきなり後ろから2000形がやって来た。家や人のすぐ横を小さい電車がかすめてゆく。

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おぉ〜!あれが稲村ケ崎かぁ〜!
(思わず心の中では稲村ジェーンって叫んでしまう)

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鎌倉高校前駅は江の島を望む海の見える駅。
この駅で通学する様な高校生活なら本当にドラマみたいな青春時代が過ごせたのかもな〜。

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江の島の町中では江ノ電は道路の真ん中を走ってくる。
もう、古参車両と言っていい300形。

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江ノ電の車両が看板の御菓子司 扇屋さん
江ノ電もなかが買いたかったけど、まだ開店前でした。

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江の島駅から折り返して鎌倉大仏の高徳院。
昔は大仏殿があったけど、今は野ざらし状態で少し猫背気味に座っておられる。
海に向いている前面は塩のサビ、背中は酸性雨が原因のサビで種類が違うんだって。

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銭洗弁財天宇賀福神社。
お金を洗うと増えて帰って来るそうだ。
お札を洗いたかったが・・・

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鶴岡八幡宮 いい国作ろう鎌倉幕府ですね。
10時には観光客で一杯になるので、観光地は早い時間に回りたい。

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県道21号線で横浜に向かって大好物のレトロ建築を回る。
横浜正金銀行本店(現県立歴史博物館)1904年築

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横浜市開港記念館 1917年建築

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横浜港で停泊中の飛鳥Ⅱを眺めて休憩。
天気のいい公園で時間を気にしない日向ぼっこは旅のサイクリングの醍醐味だ。

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ルートラボ  約75キロ走行







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