ミュージアムレポート

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佐賀県

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初の九州国立博物館へ行きました。

JR二日市駅からバスで30分。大宰府天満宮の隣に位置します。開館から2年という新しい施設。
写真を見ても分かると思いますが、実に巨大で近代的な博物館です。

サッカー場が丸ごと入るほどの面積です。圧倒されましたね!実際目にするとそのデザインといい、現実離れした異星の物体とも思えます。

文化庁海外展記念「日本のやきもの―選び抜かれた名宝120点―」という展示会です。

ちょっと自信ないんですよね。やきものですから。陶器と磁器の区別も満足にできないんですから・・・

以前に見た縄文式とか弥生式の土器はとても興味もあり、あの素朴なデザインには心に訴えるものがありますが、さて如何なものでしょう?

会場に入り、エレベーターで展示場へ。驚いた事に、2階がなくて、急に3階になってます!変わった設計ですね。

平日ですが、結構お客さん多いです。観光バスが数台止まってましたからツアーでしょうか?失礼ですが、お年寄りが多かったですね。敬老会ツアーかしら?

展示場へGO!年代を追って数々のやきものが展示してあります。まずは、縄文式とか。

作品の評価は難しいので、直感的な感想です。室町時代までは、生活に密着したデザインとかで、華麗さはあまり感じられず、実用的な「道具」といった感じです。

中国の影響が強いのではないでしょうか?似たデザインも多々ありました。(日本のやきものと共に同時代の外国のやきものも展示されてました。)

桃山時代になると突然変化が訪れます。この時代のが個人的には一番好きです。奇抜で、爆発的な発想の「やきもの」が多かったです。

形も実に自由で、円・四角・扇形・菱形など豊富。色合いも急にカラフルで、美しい!緑が特に印象的でした。先日見た岡本太郎氏の「芸術は爆発だ!」のとおりに激しく、情熱的なやきものに見えました。

江戸時代に入ると、我々佐賀県にとっては名誉である伊万里焼とか鍋島とか出てくるわけですが、なんか逆行している気がします。

また中国とかドイツとかの影響が見えます。外国のやきものを並べてあると余計に「物真似」というイメージが残ります。

同じ江戸時代でも京焼は違いますね!京都らしい艶やかな、繊細なデザインと色彩を感じます。オリジナリティーの面では京焼が魅力的です。

あくまでも、私の感性です、あしからず。伊万里焼、色鍋島とかは「なんでも鑑定団」ではすごい評価を受けますから、やきもの専門家が見れば違う評価が出てくるでしょう。

明治から昭和、平成の作品も最後に登場。これは見事ですね。近代のやきものは芸術作品の風格が十分備わって、近寄りがたい雰囲気が漂ってます。

でもねー、どうでしょうか?基本的に「やきもの」は道具ですから、使いにくい「道具」は無用の長物という言い方もできます。

「やきもの」の価値は道具としての価値を重要視するべきか、美術品と見るべきか、よく分かりません。

さらに不思議な点があります。「やきもの」の愛好家は年配の方が多く、若い世代は興味を持たない傾向が強いですよね?

「わび・さび」の世界でしょうか?それを会得するには長い年月と人生経験が必要なのですかね?

非常に深くて、難解な世界が「やきもの」には存在するような気がします。学校でも教えてもらった覚えもないです。

ひとつ苦言を呈したい!九州国立博物館の常設展示場である4階も見ましたが、福岡県立美術館の常設展示場と非常に似通っています。ちょっとアジアを追加しただけ。

日本の歴史をたどっていく内容で、縄文から近代まで。それなら本物の金印がある福岡県立美術館の方がいいんじゃない?

ただ面積は広くて、歩き疲れました・・・目玉となる展示物がないですね。ただ雑貨ばかりが数多くあるような感じです。

それに、公共交通機関を利用してください。と言う割りにはアクセスが悪い!乗り継ぎが多すぎます!帰りはバスがなくて(1時間に1本です。)タクシーを使いました。

そのタクシーの運転手さんも言ってましたが、学生さんが来るには厳しい環境です。こんな山の中じゃ。

これは利権が絡んでいる施設というのが見え見えですね。とお互い納得したりしました。

JR二日市駅までの道中、いろんな話をしまして、とても面白かった。佐賀北の優勝にまつわる話や、佐賀の風土に関することなど。県庁に関する立地論なども。

運転手さんから佐賀北は博多駅経由ではなく、飛行機をチャーターして、佐賀空港に凱旋したらもっと盛り上がったのでは?とか。

佐賀空港に関する質問をされたら非常に耳が痛かった。存在意義がない空港です。確かに、あれは。

決勝戦の押し出し四球に関して、審判をめぐっての討論にも熱が入りました。とても楽しいひと時でした。

なるべく旅費を節約したい私にとってタクシー利用は痛手でしたが、今回はその金額以上に貴重なお話を聞けてよかったという気持ちでいっぱいです。

「やきもの」県でもある佐賀県を再確認するツアーになったようです。

この日はダブルでしたので、この後はサンパレスに直行です。続きは明日ね!

絵本の中へどうぞ

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18日のレポートが続きます。三越ギャラリーを後に、バスで博多座の前で降り、その向かい側にある福岡アジア美術館を訪れました。

NTT西日本スペシャル 絵本カーニバル IN FUKUOKA 2007おいでよ!絵本ミュージアム

実は、入り口を間違えてしまいまして、入った所は常設展示場でしょうか?POPカルチャーとかアジアの美術関係が展示してありました。

ところが、これが非常に面白くてかなり見入ってしまいました。中国・韓国・東南アジアの作家の作品が多く、それぞれアジアならではの作風が感じられて、じっくり鑑賞しました。

また時間がある時にはもう一度見たい気がしました。博多座の帰りにでも、ちょっと寄りましょう。

さて、メインイベントへ向かいましょう。絵本ミュージアムへと。

入場口が紙で出来たトンネルみたいで、ちょっと天井が低いので、腰を曲げながら通過。まず目に入ったのが、上の写真の巨大な蟻!

おお!すでに飛び出す絵本の世界に突入です。他にもいろんな趣向が凝らされてました。会場全体が絵本になってました。そう、まるで自分が小さくなって絵本の中に入っている感覚です。

色彩も豊かで、赤・青・黄など原色に周りを囲まれていると、不思議な感覚を覚えます。まるで夢の中にでも居る様な・・・幻の世界です。

そこでは自分の年齢とか社会背景など全てを忘れ、純粋無垢な子供になってしまいます。

そう感じる方は結構多かったのではないでしょうか?どちらかといえば、子供よりも大人の方が、展示されてある絵本を読みふけっている光景を良く見かけました。

膨大な数の世界各国の絵本がありました。思わず熱中してしまいます!理由は分かりませんが引き付けます。本能的なものという表現も出来るかも知れません。

絵本は基本的に絵が多く、字が少ないのが特徴で、ある意味絵画に近い感じがします。また、子供にとってはおもちゃの一つですね。

会場は子供たちでいっぱいで、みんなそれぞれ好きな絵本を手に取り、笑顔が溢れてました。

人間が生まれて初めて手にする本が絵本ですよね?そういう大事な役割の本ですから、製作する側も非常に細かい神経を使われている感じを持ちました。

子供にとっては情操教育の一環として絵本はあると思いますが、大人にとっても絵本は魅力ある本だと感じました。

コレクターも多いのではないでしょうか?ずっと持っていたいと思わせる美しい本などは宝石や貴金属にも並ぶ価値があります。

絵本に囲まれたふしぎの世界から出てきた瞬間、現実に囲まれた重苦しい大人の世界に舞い戻っていました。

18日はもう一つあります。最終ラウンドはまた明日!

芸術をぶっとばせ!

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8/18に国立ボリショイサーカスを鑑賞した後、バスで三越デパートへ移動。

9階にある三越ギャラリーで北大路魯山人と岡本太郎展を観覧。

この二人には密接な関係があったようです。私は初めて知りました。親戚づきあいに近いほどだったようです。

写真も多数あり、北大路氏が催した茶会や食事会に岡本氏も頻繁に参加されていたようです。肌着姿の両氏を見ると、非常にざっくばらんな親しみを感じました。

北大路氏といえば、私の中では美食家としての認識が強かったです。以前「料理の鉄人」という番組の中で、「かの魯山人も食した・・・」とかいうフレーズをよく耳にしてましたので。

岡本氏の祖父に弟子入りして書を学ばれていたそうです。その後、岡本氏の両親(お二人とも漫画家と作家という文化的家族ですね)とも親交は続き、ジャンルは違えども芸術の発展に尽くされていたという事ですね。

北大路氏の書も多数ありました。私は書の評価には自身がないのですが、あまり上手い字ではないような・・・(失礼!)

大きな金屏風に書かれた「いろはにほてと・・・」なんかは小学生の字みたいでした。金屏風がもったいないような・・・(失礼!)

見る人が見れば、評価されるのでしょう。素人の私にとっては難しい分野ですね。

北大路氏の食器も含めた陶芸作品はとても楽しかったです。形がユニークだったり、実用的だったり、デザインが斬新だったりで、センス溢れた品ばかりだったように感じました。

こんな食器で食事をしたら味も引き立つでしょうね。さすが!食の鉄人。

岡本氏の作品は、絵画・オブジェ・陶芸作品など70点ほど展示されてました。

強烈。その一言ですね。すべてが個性的で、一目で岡本氏の作品と分かります。存在感あります。
芸術家の真骨頂ですよね。美術の世界に限らず、音楽も含め作品が作者の名刺にならないと本物ではないですよね?

万博で有名な太陽の塔のミニチュア版もありました。今見ても新しいな!顔が3つあって、それぞれ意味があるし、曲線美を感じます。

絵画においては、黒という色が岡本氏のシンボルの色みたいですね。すごく黒が強烈に目に映ります。
抽象画ですので、理解できるかどうかというよりも何かを感じるか?でしょうね。

抽象画は、それを観る人の頭の中でも抽象的なイメージのままでいいと思うんですよ。無理やり意味とか何とかを搾り出さずに、そのままの姿で自分の頭にプリントして、いつか何かを見出せる時を待つ。

陶芸作品とかオブジェも強烈でした。今の流行で言う「キモい」作品が多かった。ある作品では、隣で見ていたおじさまが、あからさまに嫌悪感を示されてました。

座られる事を拒否する椅子?とかがありまして、目玉が付いていたり、でこぼこしてたりしてるんですが、実際座ってもOK(美術作品に触れるのは初めての体験です!)だったので、試してみました。

やっぱりタイトルどおり座ることを拒否されました。座りにくい!尻が痛い!でも貴重な体験でしたね。

自由ですね。発想とかモチーフが。何でもやっちゃえ!って感じで。好きですね。こういう破天荒で、何物にも縛られない創作活動。

そして驚く事が、こういった前衛的な作品が昭和30年代とかにも作られている事ですね。さらにその作品がいまだに新鮮さを保っているという事実です。

つい最近作られたのではないか?と思うくらい現代的に感じます。優れた芸術作品は年を取らないという証です。

北大路氏の茶会にも岡本氏の絵が飾られてまして、その写真を見ると、みなさん真面目な顔でお茶を楽しまれている背景に、ぶっ跳んだ抽象画があるのって、かなりシュールですよ。

北大路氏も、書から、陶芸、料理へと芸術世界を跳びまくった人ですし、岡本氏はまさに過去から未来への時空をぶっ跳んだ芸術家ですね。

やっぱりONLY ONEですよね。誰も真似できません。物真似になっちゃいます。私も跳んでみたい!

さて、18日はまだ続きます。また明日!

急に食欲が・・・

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                         主役はお前さ

8/10のレポートでーす!またもや熊本ツアーですばい。またもやダブルヘッダー。

まずは熊本駅から空港行きリムジンバスに乗って約1時間。グランメッセ熊本前下車。

世界の昆虫・動物王国を見ようではありませんか!

グランメッセ熊本は熊本産業展示館でして、上益城郡に位置します。かなり広大な敷地にどっかり立っています。多目的な展示館みたいですね。

A・B・C・Dと4つの展示場がありまして、今回はA展示場で開催されております。Bでは近々ワンちゃんの展示会がありそうで、只今準備中とありました。

A展示場に入ると、お子様が多いですねー!親子連れがほとんどでした。夏休みだし当然でしょう。
僕も今日は「お子ちゃま」になろうと思いました。子供の目で見てみよう、純真な、澄み切った心で見ようではありませんか!

まず、順路に沿って進むと、一番最初に目に入ったのはダチョウみたいな大きい鳥でした。名前忘れたけど、オセアニアの生息する鳥で、首伸ばしたら体長2Mくらいありますねー!

こ憎らしい不敵な面構えで、からかってやりたくなりましたが、檻の前に「噛みます!」と、でかく書いてあったので離れました。

それから昆虫コーナーがしばらく続きます。標本と実物とありまして、標本では、世界各地の珍しい昆虫がわんさかと!世界にはでかい虫がいますねー。

バッタとか手の平くらいありますし、ゴキブリも日本の2倍はありますよ。ゲッ!

蝶は色彩がカラフルで、幻想的なブルーな色が目に鮮やかなブラジルの蝶には魅惑されました。蝶はいいね!気持ち悪くないね。

私、子供の頃は昆虫苦手だったんです。触れませんでした。特に蜘蛛が大嫌いで、あのササッとすばやい動きをされると鳥肌が立つくらいでした。

今は、年齢を重ねたおかげで鈍感力が付きまして、そうでもないです。触ろうと思えばゴキブリでも手づかみできますよ!

昆虫の王様はカブト虫とクワガタですよね。実物がたくさんいました。ケースに入ってますが、彼らは恥ずかしがり屋でしょうか?枝の陰や枯葉の下とかにいて、見つけるのに時間がかかったケースも多々。

立派な角を持ったカブト虫は壮観ですね。でかいのは体長10センチくらいもありましたし、子供たちも、憧れのカブト虫に羨望の眼差しを向けておりました。

グロな虫もおりますねー。ムカデ、サソリ、蜘蛛、わけわからん虫もいっぱい!世界は広いですよ。
何じゃこりゃ!という見たこともない虫も無数にいるんでしょうね?あーこわ。

昆虫コーナーを抜けたら、急にフクロウ・ミミズクが居まして、彼らにじっと見つめられて、私が恥ずかしくなり通り過ぎました・・・

一番ショッキングなコーナーに来ちゃいました!上記の写真のあいつがいます。蛇ですよ。
本物ですよ。あの独特の動きといい色合いといい、気絶する人もいるのでは?と思いました。

いろいろ大小いましたが、カラフルでねー・・・オレンジ・イエロー・青・緑。原色オンパレードやー!
なぜにこんなにも蛇はみんなから好かれんのでしょうね?

あの動き?長さ?イメージ?悪いことしないのに容姿だけで嫌われて可哀想ですよね。でも、好きな人もいますよね!私は何となく分かる気がする。

ガラス越しに感じた、あの肌のしっとり感を無性に味わいたい気分になりました。濡れてるのかな?暖かいのかな?すべすべしてそう・・・ちょっといやらしい表現に近くなりましたが、蛇はセクシーだと感じたのですが、私だけ?

他にも、馬・亀(でかい!)・ヤギ・スッポン・こうもり・ヤマアラシなどいろいろいましたが、動物に関しては、ちょっと風変わりな(動物さん、失礼!)小動物メインでしたね。

象とかライオンとか連れて来たら動物園になっちゃいますから。

この展示場の最終コーナーにはグッズ売店及び飲食店が多数ありました。しかし、お客さんは少なかったですね。

特に飲食店を見て思ったのですが、昆虫と動物の展示会なので、ホルマリンやら、糞などによる悪臭が漂ってまして、さらにグロな爬虫類を見たら、食べる気が失せますよ。

特に焼き鳥とかの肉類はどうですかねー?実は、私も昼抜きで熊本来まして、この展示場に来るまでは、かなりお腹空いてたんです。

しかし、見ているうちに、食欲減退しましたよ。視覚と食欲もかなり関係深いですから。

あの飲食店コーナーは展示場の外に設置した方がいいと思いますよ。それも見る前に食べた方がベターでしょう。氷とかジュース類は中でもいいかな?

ちなみに、写真の素敵なイエロースネークの胴回りは両手で掴める位でした。あー・・・掴んでみたい。

世界最強のB’Z

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疲れましたー!天気はいいし、歩き回ったよー!

熊本ダブルヘッダーツアーです。お昼には佐賀を出発。もちろん昼食は熊本ラーメンです!うまかったなー。やっぱりいいわ!熊本ラーメンは。香ばしいにんにくの香りが食欲を誘い、こってりしていながら、あとくちはさっぱりと。

満足した後は、熊本城周遊バスに乗り込みました。お客さんは、私一人!まあ平日だし。その後途中で増えて4人位に増えました。

熊本城二の丸駐車場で下車。それから徒歩で、熊本城近くにある(熊本城公園内という表現が正しいのかな?)熊本県立美術館へ向かいました。

レンガ色の建物で、とても大きくて立派な美術館です。周りのロケーションもすばらしく、たくさんの緑に囲まれて、落ち着きます。まさに文化の香り漂う施設ですね。

KKT開局25周年記念ヴェネツィアン・ビーズとコスチューム・ジュエリー展

ヴェネツィアン・ガラスという言葉だけは少しだけ聞いたこと有りそうで、無さそうな位の知識です。

ヴェネツィアといえばイタリアですね。イタリアという国に対するイメージは個人的には、料理とかファッション方面の意識が強くて、精密で、きめ細やかな工芸というイメージは無かったのですが、訂正します。

ものすごい精巧なビーズがあること、あること。それも様々な色とサイズとデザインで。

ビーズといえば、1〜2ミリ程の小さいガラスの玉に穴が開いていて、糸でつなげて装飾品にする物という認識が一般的だと思うのですが、まるで違いますね!

まず、色彩が跳び抜けて斬新!普通のビーズは単色ですけど、ヴェネツィアン・ビーズは芸術品としての価値を感じます。細かいデザインも多く、米に絵を描くに等しい精密作業です。

さらに、驚愕の事実として、絵付けは筆とかで、描くのではなく、ミリ以下の細い2万色のバリエーションを持つガラス棒を溶かしながら、接着して描かれているのです。

信じられないくらいの精密なデザインも多くて、いかに優れた技術を持つ職人がいたかを物語ります。

3つのコーナーに分かれており、最初は基本的なヴェネツィアン・ビーズの紹介と歴史的背景の説明。
1800〜1900年にかけての作品が展示されてました。

2つめのコーナーでは、さらに細かい技術的な進歩とバリエーションの展開です。ヴェネツィアン・ビーズはすべて手作業なので、同じデザインとか色はないのです!

しかし、悲劇的な一面もありました。火災の恐れと技術の国外漏洩防止のためイタリア本土から島へ職人すべてが移住させられたり、他のヨーロッパ諸国から高い関税を掛けられて輸出の妨害を受けたり。

あまりに素晴しい技術と芸術性ゆえ、さらにイタリア政府が、かたくなにその技術を隠ぺいし続けた結果なのでしょうか?

残念ですが、その後、機械化に乗り遅れたヴェネツィアン・ビーズは衰退してしまったのです。

3つめのコーナーは非常に近代的(1950年代以降)なコスチューム・ジュエリーが展示してありましたが、こちらにはあまり魅力は感じませんでした。

宝石とか貴金属を用いないブローチとかネックレスなどのアクセサリーです。ビーズを使用した作品も多数ありましたが、単色のビーズがほとんどで、ヴェネツィアン・ビーズの独創性はありません。

1・2コーナーと3コーナーはあまり関連が感じられず、3コーナーは現在のデパートの婦人コーナーといった感じでした。

来館者のほとんど(というか、私の見ていた時間帯に見かけた方は全員!)マダムばかりでした。
私の存在は異様でしたでしょう。

この展示会において、芸術とコマーシャリズムとの関係を考えさせられました。

ヴェネツィアン・ビーズはまさに芸術品と呼ぶにふさわしい作品なのですが、商品として成功したとは必ずしも言えません。現在では、一部のコレクターによる嗜好品です。

反面、コスチューム・ジュエリーは芸術性はヴェネツィアン・ビーズには劣りますが、大衆の支持を受け、商品としても成功しています。

なんとなく、古典音楽(民族音楽、クラシックなど)とPOPミュージックとの関係に似ている気がしました。

どちらがいいという判断をする事は正しい方法ではありません。ただ芸術性とポピュラリティー両方を獲得する事がいかに困難かという事実を実感するのです。

今日は、熊本場内も散策して、この後、野外コンサートも見て、疲れました。天気も最高でしたしね!

もう2時近いので、この続きはまた明日(というか今日の夜です)レポートすることにしましょう。

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