mia vita piccola

小さくても、丁寧な生活

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2006年11月22日(水)
上野鈴本演芸場11月下席夜の部

柳家喬之進 幇間腹
柳家紫文 三味線漫談
古今亭志ん八 本膳
柳亭燕路 夢の酒
ホームラン 漫才
柳亭市馬 掛け取り
金原亭伯楽 宮戸川
 お仲入り
昭和のいるこいる 漫才
桃月庵白酒 四段目
翁家和楽社中 太神楽曲芸
柳家喬太郎 文七元結


キョンキョンがトリだからか、次の日が休日だからか結構な入り。ただ接待なのか慰安なのかビミョーな会社員の団体、ひたすら呑んでるオッサンも。かなり代演もあり。
市馬師匠は『掛取風景』と言っていたが、狂歌と相撲甚句まで。美智也まで行かなかった、早く聞きたいな『掛取美智也』。
漫才2本で、久々ののいこい師匠。やっぱり面白いわー、ただマイクが低いせいか声が聞き取りづらかった。
続いての白酒さん。客席がいい感じに温まったところでのちょっと毒吐くような間がまたはまって、客席は更に熱く。トリに向けていい感じです。
和助のビビッた顔がかわいい六丁取り。
で、キョンキョン。長めの持ち時間、短めのマクラ三道楽から『文七元結』へ。うー、文七かー。去年の鈴本のトリでも文七聴いて、あまりいい印象を持っていないんだよなー。やっぱり今回もあまりいいとは思えなかった。前にも思ったことは、ポイントは吾妻橋での長兵衛と文七のやりとり。五十両をやってしまう葛藤。そこってこう言ってしまうのは簡単だがやはり江戸っ子のキップの良さがないとやっぱりやれないよ、五十両は。そこがキョンキョンには希薄なんだよね…聞いていて頭の中では菊五郎が演じてた。それってキョンキョンはただの語り手じゃん。佐野槌の女将もそう、芝翫さんが浮かんだよ。大店の女将だよ、ちょっと世話物すぎるよ。威厳というか、酸いも甘いもとか手練手管というか、女手一つで大店を切り盛りしてる感じが薄いんだよなぁ〜それだからお久のひたむきさに五十両を用立てて、しかも一年間は店に出さない、ただし〜、になるんでしょ。うーん…唸っちゃう。今日聴いててポーンと浮かんだのは、別役実の『マッチ売りの少女』を落語でやったら面白そうだな、もちキョンキョンで。長兵衛が吾妻橋で文七に娘のお久が悪い病気にならないように
、カタワにならないようにと、ウッと来るところで何となくそう思った。ま、無理だろうけど。
キョンキョンだからこそ、こちらが求めるものが高くなってしまうのか。ただキョンキョンでこの噺!というのは少ないね、特に古典は。ま、年末の風物詩ですか。

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