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この2週間ヤバかった。
開けても暮れても仕事・仕事・仕事。
睡眠をいくら削っても、仕事は終わらない。
でも、寝ないではいられないから、不完全燃焼のままの仕上がり。
食事を準備する時間もままならず、買ってきたお惣菜でごまかす数日。
出勤するも、なりふり構っていられず、髪もボーボー。
結果、背中に常時寒気が走り、体の中の何か大切な物質が欠如してる感覚になり、
顔が歪んで、肌も超ザラザラに。
私のカラダはアトピー症状の温床って感じに。
やばい。カポジーもやってくる。
それどころか、顔面神経痛とか円形脱毛症とかになりそうな勢い。
同世代で、そんなふうになった人の話を思い出してしまう。
そこまでして仕事しちゃダメだよ、自分につぶやく。
母も悲しむだろうと考える。
まずは1日残業と帰宅してからの仕事をあきらめよう、と決める。
そして、自分で温かいお料理を作って、ゆっくり食べて、
じっくり半身浴をして、たっぷり眠ろう。
飲み薬嫌いの私も、あまりの湿疹のひどさに、ガマンしてクラリチンを飲んで寝る。
掻きむしりが少しでも減るように。
翌日は、残り物でいいからお弁当を持っていこう。
1日そうしたら、生き返った。
もちろんアトピーは急にはよくならない。
それでも、この週末はゆっくりできたので、かなりよくなった。
掻きむしりのキズもかさぶたになった。
ここから3週間、また仕事はキツイ。予定されたキツさ。
でも、ちゃんと自己管理しよう。
手遅れになってはイケナイ。
時間が取れる見込みがあったので、土曜の夕方に本屋さんに行った。
『学生諸君』っていうハードカバーが買いたかったんだけど、なかった。
あきらめて、軽く読めそうな文庫本を探す。
重松清の『卒業』という本を買うことにした。
前に彼の直木賞作品『ビタミンF』を読んだとき、サクサクいけたから。
週末用に持ち帰っていた仕事もあったけど、
仕事はそっちのけ。
気晴らしも大事、と自分に言い聞かせ、
読み始めたら最後まで一気にいってしまった。
この本には4つの短編が入っていて、
気晴らしにするには、暗い本ではあった。
「死」を扱っているから。
この作家さんは私の兄や姉と同世代。
主人公や脇役さんには40男。
でも、いろんな親子関係の中で、
「許す・許される」をお題にしていて、
読んでいる私にはかなり思うところがあった。
主人公に自分を重ねて、私にもこんな日がくるだろうか、と考える。
父親を理解し、許せる日が来るだろうかと。
そうして本に没頭していると、父から電話。
用件から、当分そんな日は来ないだろうと私は思った。
後味の悪い週末にしたくはない。
母からの留守番電話のメッセージを聞く。
「毎日忙しいでしょ。
ちゃんとゴハン食べてるかい?」
ちゃんとゴハン食べて、健康にしていよう。
もう一度自分に言い聞かせる。
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