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薬害肝炎訴訟問題が原告のみなさんや支援者の大きな努力のもとで、一定の成果を結びました。(とはいえ、まだまだ千里の道の一里塚ではあります)。
今日1月13日の「報道特集」(TBS系、道内HBC)が、取り上げていました。
今まで知らずにいて、びっくりしたことがありました。
フィブリノゲンによる集団感染があった1987年に、厚生省の官僚が製薬会社のミドリ十字に、打ち合わせでこう支持を出しています。
「理論武装の用意が必要と考える。」
つまり、被害者やマスコミの反論に負けない「言い訳を考えろ」ってことです。具体的には、血液製剤が使われた場合に肝炎になっても止むを得ないとする文献の用意、現在(当時)の学問レベルでは、原因究明や予知は無理とする文献はないか、ということです。
職務上も人の道としても、言い訳よりも人の命を救うことが先だと思うのですが。
小さな工事の談合で、公務員が懐に金を入れるのは悪いことです。しかし、百万人も役人がいれば、悪い奴も中にはいるのは理解できます。罪を償えばいいでしょう。
しかし、薬害肝炎(や薬害エイズ、水俣病など)は「悪い役人も中にはいるさ」では済まされる次元の問題ではありません。
人が死ぬんです。もっと正確に言えば、「厚生省や厚生労働省の役人が多くの国民を殺している」ってことです。1人や2人じゃなく多くの命が消えるんです。
できることなら、「理論武装の用意がいる」と言った役人や、「名簿が倉庫に雑然とおかれていた」と語る役人は、肝炎に感染した国民の身代わりになればいいのです。
自分たちの無責任体質のせいで、多くの国民が謂(い)われもなく死んでいくことを考えるべきです。
公務員の行為は、行政の責任者である内閣総理大臣(地方なら首長)が取るべきです。しかし法的にも反し、公序良俗にも反する公務員の行為は、本人が責任を取るのが良いと思います。
「理論武装の用意が必要」とした公務員の氏名は明らかにしないとダメです。
エイズ問題の教訓が何も生かされていません。官僚は、むしろずる賢く狡猾(こうかつ)になっているばかりです。
責任の所在を明らかにしなければ、今後も新たな薬害が生まれるのは、間違いないでしょう。防げないであろう薬害もあるかもしれません。しかし、いまの厚生労働省の状態では、防げるはずのことも薬害になってしまいます。
(了)
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ご意見ごもっとも、気が遠くなるような官僚の犯罪の数々とそれを助長して来た行政、見逃してきた政府の責任は今や与党の座に居座ってきた自民党の責任なので、一日も早く政権の座から下りることです。
そして、公務員法を改正し民間並みの信賞必罰ができるようにすべきと思います。(国家は国民であり、官僚や政治家ではないことをはっきりさせるべきです)
2008/1/14(月) 午後 8:20
未だに血液製剤は海外の売血を原料としたものであるので、ちょっと怖いですね。
当時よりも検査レベルが上がったとはいえ、未知のウイルスなんかもあるかもしれませんから、今後も薬害が出る可能性もあります。
未知の病気に対しては完全に防ぐことは困難なので、もし起こってしまった場合はどうするのか?ということをしっかりとして欲しいですね。
2008/1/17(木) 午前 1:10
信さん、コメントありがとうです。
主権者がだれなのかを意図的に忘れている官僚が多い気がします。
「省あって国なし」。「頭あって心なし」って感じですかね。
長年与党である自由民主党の統治能力が低くなってきている気がします。もともと低いのかもしれませんが…。
2008/1/18(金) 午前 0:14
COROLLAさん、コメントありがとうです。
海外からの売血をまだ利用しているんですか。ちょっと事情に疎いので、既に輸入血液に頼るのは止めたと認識していました。
売血を原料についていろいろご存知でしたら、詳しいことを教えてください。
コーチャンフォー行ってきました(新川店に月に1〜2回行きます)。紹介してもらった本も見てきました。政治の本も結構ありますね。旭屋よりの充実しているような…。
2008/1/18(金) 午前 0:19
就職先が日本の血液を仕切っているところ(ってここまで言えば分かっちゃいますね)なので、結構勉強しました。
確かに輸血用の全血製剤はすべて国内の献血によって賄うことができているのですが、血液製剤までとなると、国内の献血だけではまだまだ足りない(半分程度)ため、売血由来のものを輸入せざるを得ない状況です。
2008/1/18(金) 午前 1:12
COROLLAさん、コメントありがとうです。
輸血用の全血製剤と血液製剤の違いからして、分かりません。私の知識も認識も甘いなと感じます。
国内分の献血では足りないのが事実であるならば、もっと広報した方がいいですね。認識不足は私だけではないように思います。
20代の献血者が減っているようですね。
2008/1/22(火) 午前 0:20
カネミ油症被害者の提訴は、関係者の思惑から全国統一訴訟団と油症福岡訴訟団にわかれて提訴された。
全国統一訴訟は国を相手にしていたが、福岡訴訟団は時間節約を目的として国を外しカネカ・カネミ倉庫を相手とした。
和解終結後の認定患者に対してはカネミ倉庫は訴訟患者の和解条件と同様の取り扱いをしているが、医療費自己負担分の支払い、一律23万円の一時金、死亡時3万円の葬祭料の支払い。
鐘淵化学工業(カネカ)は新規認定患者約80人に対しては和解金300万円を支払っていない。理由として訴訟時に原告であった人だけを対象としてカネカに責任は無いとする条件で和解した為その後の認定患者への責任は無いとしている。
一方、水俣病では、チッソと一部の患者家族との間で,いわゆる見舞金契約が締結されました。この見舞金契約はわずかな補償と引き換えに将来新たな補償金の要求は一切行わないという内容でした。
この見舞金契約は被害者の窮状と孤立に乗じて,被害者に無理矢理押しつけられたものといえます。この見舞金契約は,後の裁判(水俣病第1次訴訟熊本地裁判決)において,公序良俗に反し無効と断罪さ
[ カネカのPCBによるカネミ油症 ]
2017/12/24(日) 午前 10:41