ぷりんすとんII

更新せぬこと山の如し・・・

Sonny Landreth

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

ぶりぶりざえもん〜。
すみません一度怠けるともう。

訳詞の存在しないサニー・ランドレスの楽曲を少しずつ翻訳紹介します。
つーても翻訳権とか侵害する気はござんせん。
サニーの曲は歌詞も実にすばらしいので、ファンの方が彼の音楽を味わう一助に
なれば、という動機です。あと、訳が分からない歌も結構あるので、その辺
みんなで知恵を出し合って〜、と言うほどサニーファンは日本におらんかな。。

今回はサニー異色?のブルースアルバム『The road we're on』から、
オープンA、キーもAの名曲「Hell at Home」を訳出しました。




<歌詞全訳 by さとぅ>
僕が電話をかけた時、彼女のお父さんの家では呼び鈴が鳴っていた。
電話に出るのと言えばお父さんだけ、だから彼に何が起きてるか話したんだ。

「お父さん、僕はあなたの娘さんを愛してます。でも、もう彼女とはやっていけない
お父さん、僕は娘さんを愛しています。でも、もうやっていけないんです。
まじで、僕が話していることは本当なんです、
彼女が家で僕にくれたものといえば、地獄だけだったんですよ」

「いや、お父さん、彼女は弱ってなんかいません。寧ろ、前より強くなってる。
いやいやお父さん、彼女は風邪なんか引いてませんて。前よりたくましくなってます。
今や彼女は体調万全、それで家は地獄絵図です」

「僕はあなたの気まぐれな天使に言いましたよ。『荷物をまとめて出て行ってくれ!』
ええ、僕はあなたの気まぐれな天使に言いました。『荷物をまとめて出て行ってくれ!』
それで今、彼女はあなたの家のベルを鳴らしています。
で、今度はお父さん、あなたの家が地獄と化しますよ!」

<付記>
いわゆるブルース進行の曲。
A,D,Eというコード構成においても、また短い歌詞のモチーフを2回繰り返すスタイルにおいても、
ブルース的。ただし、イントロに従来のブルースにはない展開を付け加えて一捻りしてある。
素晴らしいのは、その部分で歌われている歌詞が、この1曲の中の歌詞のストーリーにおいても
まさにイントロとして機能している巧みさ!
嫁の実家に電話をかけている瞬間を歌っており、メインの歌が始まると歌詞世界も
「嫁の父親に対する語りかけ」になっているという念の入り様。
さらに、その父親が受話器を取った瞬間、「僕」にはドアベルが受話器の向こうでなっているのが
聞こえているわけで、つまりもう彼女は父親の家にほぼ着いている。
この状況下で、彼女の恐ろしさを急いで訴え、叶うなら逃げてくれ父さん!的な緊迫感もたまらない。

一方で愛らしい曲調と、アコースティックなサウンド(スタジオ版ね)、
優しいサニーのボーカルがある種の微笑ましさを醸し出している。
この丁寧な曲作りにため息、の1曲です。

サニーのサイトには、このアルバムについて一曲ごとにサニーのコメントが読めます。
http://www.sonnylandreth.com/rwosongbysong-frame.html
「この曲も、他の曲にインスパイアされたものだ。友達のロベン・フォードの曲Talk to your daughterからね。だけど曲のフィーリングはポール・バターフィールドがセカンドアルバムEast-WestでやったWalking Bluesにより近い。この曲は完全ライヴ録音だ、ボーカルまでね。ナショナルのギターがボーカルマイクの音を拾うように、またその逆が起きるように僕らはヴィンテージのマイクを使ったよ。結果非常に生々しいものが出来た。両方をミックスして出来る効果が大好きなんだ」

ロベンは僕も大好きですが、Talk to your daughterは思いつかなんだ。
そういう意味ではあくまでinspiredなんでしょうね。

イメージ 1

Guitar.com:最近はどんな機材をツアーで使われてますか?

Landreth:飛行機を使う時はダンブルのアンプヘッドを持って行く。それとこの・・・ストラトの
ダブルケースもね(2本入るちゅうことかな)。その内の一本はトリロジーチューニングシステムを
装着してあるから、他の曲をやってる間に僕のギターテクのBilly Gosserは次の曲のために
チューニングを変更しておけるってわけ。そんなわけで、6つのチューニングを使うようなステージの
日も、なんとかやれてるよ。

他に、トランスパフォーマンスシステムを搭載したレスポールを持ってる。
これはコンピューターで制御された驚くべきチューニングシステムだよ。
僕は使うチューニングを全部プログラムしておいて、後はボタンを押すだけ。
それでチューニングが変更されるんだ。

Guitar.com:数年前に僕も見ました。でも最近はあまり使われていないような。
本当に気にってますか?

Landreth:オー、あれは本当にすごいんだって。ギターチューニング界のスタートレックだよ。
もし君が多くのチューニングを使い分けるタイプのプレイヤーなら、あれは神の贈り物だよ。
特に、トリオ以外メンツがいない時(ギターテクが用意できない時?)なんかね。
And it gives us a way to sort of hit and run as a commando outfit, 'cause we can take all of our gear, and it still gives us options. And it works beautiful - and sounds great too.
(ニュアンスが取りにくいが、まあ、いい楽器やで!という事で)

Guitar.com:トランスパフォーマンスシステムはどうやって調弦するのですか?

Landreth:信じるかどうかはともかく、各弦にモーターが仕込んであるんだ。
あと各弦のブリッジ部分にセンサーが埋め込まれてる。これは発案者のNeil Skinnが組立てた
ものだね。これらをコンピューターが制御して、チューニングを変更するんだ。
基本的には、僕はライヴの度にプログラムを設定してる。各弦のチューニングを少しフラットさせたり
シャープさせたりっていう柔軟な事も出来るよ。ほんとに素晴らしいシステムだよ。

Guitar.com:今度もっときちんと見てみますね。今度はあなたのストラトにセットされている
トリロジーシステムについて聞かせて下さい。

Landreth:トリロジーシステムはトランスパフォーマンスシステムの前から使っていたね。
これは機械的なシステムだよ。ヒップショットとか、Dチューナーは知ってる?

Guitar.com:ええ。

Landreth:Dave Barosovがこのブリッジを発明したんだ。各弦が三つのポジションを・・・

Guitar.com:ええ、見ましたよそれ。

Landreth:うん、各弦がメカニカルにチューニングされるんだ。チューナーを用意して、
自分の使うチューニングを書きだして、それで各弦の共通性commonalityを把握する必要が
ある(この辺よく分かりませぬ)。そしたら1弦から順にチューニングしていく。
オープンEやAを、特に良いシステムだよ。非常にしっかり機能する。もっと低いチューニングの場合は
ネックがテンションの低下に伴って少々動くかも知れない。まあそれも許容範囲内だけどね。
ステージ上で調整出来てしまう範囲だよ。未だに観客の前でチューニングの微調整をやるのは
苦手だけど。友達のDavid Lindleyは凄いよ。彼は弦をチューニングしている間中喋れる(笑)。
ともあれ、すぐれたツールだよ。

Landreth:(エフェクターについては)試行錯誤を続けている。時にはボードを全部取っ払ったりね。
殆どの場合、コンプは使ってるな。ダイナコンプやアナログマンのやつ。クリーンな曲、あるいは
クリーントーンの部分で使うのが好きなんだ。それと少しばかりのディレイ。これだけあれば十分。
ダンブルにはクリーンとオーバードライヴの2チャンネルがあるからね。いろいろ試しては調整してる
けど、今はシンプルなセッティングになってるな。ダイナコンプに、Line6のディレイペダル。これには
二つの異なるディレイタイムを組んであって、ライヴ中にそれを行ったり来たりしてるよ。

もし自分がフルサイズのペダルボードを使うとしたら、うーん、例えばの話になるがFuzzFaceを
使うなら最初に持ってこないといけないね。そういう機材だからさ(他の機材の後につなぐと色々まずい)
それからコンプレッサー。ダイナコンプかアナログマンね。それから・・・

Guitar.com:ビッグマフはまだ使われていますか?

Landreth:うん。FuzzFaceとBig Muffの間を行ったり来たりしてる。
あ、それとマイク・フラーの70’s(Fuzz)は本当にいいよ。とても気に入ってる。
マイク・フラーは、シリコンに切り替わった頃のFuzzFaceに合わせてチューンしてあるみたい。
ミッドレンジをツマミで調整出来るんだけど、これが非常にいい。あとここしばらくFullDriveIIも
使ってるけど、これもまた素晴らしいね。

Guitar.com:それらのより高価なブティックペダルと、BossやMXRのような量産型のペダルとの間に
大きな違いを感じる事はありますか?

Landreth:うん、違いはあるよ。だけどそれは好みの問題でもある。
プレイヤーごとに好みのサウンドは違うからね。ペダルの反応についても同様だ。
繊細なタッチを生かせるか?反応は速いか?劇的な変化をもたらしてくれるか?
あるいは、アンプの音は気に入っているが、そのままもう少しだけゲインが欲しい、って場合もある。
そういう時に最適な、Klon(ケンタウルのアレですね)のようなペダルもあるよね。
一方、サウンドごと劇的に変えたい場合はBig Muffを使う。あれは踏めば一発でMuffだ!
って分かるでしょ(笑)。

だけど、マイク・フラーは本当に高品質なペダルを作っていると思う。彼の作るペダルはツアーに
しっかり耐えるよ。サウンドも素晴らしい。彼は間違いなくかなりの労力と時間をつぎ込んだと思う。
他のペダルとの間に、確かに違いはあると思うよ。

Bossの全てのペダルもそうだね。このブランドの多くのモデルが非常にクールだよ。
よく効く。ただ、Bossのディストーションペダルのいくつかは、他のもの程インパクトはないかな。
というのは、それらはカラーを加えるって感じなんだ(Big Muffとは対照的、という事か)。
だから、君がどんなサウンドを望むか、によるんだよ。本当に、好みの問題だね。

しかし、僕は基本的にはアンプのサウンドが好きだ。
ただ、それが出来ない状況もある。小さな会場でライヴする時や、TVやラジオ収録の時、
あるいはインストアライヴの時とかね。

Guitar.com:そういう時は、ペダルに頼る、と。

Landreth:その通り。そういう時、ペダルに頼るのは有用だよ。

Guitar.com:昨日私はビンテージ・ギター・ショウでBig Muffペダルを見ていたんです。
というのもかつて70年代にそれを持ってましたから。それで、「ああ、買い直さなきゃ。
なんでうっぱらっちゃたんだろう?」と思ってしまいました。

Landreth:はは、分かるよ。しかし、そうやって自問しても、答えは分からないんだよね(笑)

Guitar.com:そうなんですよねー。

Landreth:少なくとも僕の場合、ダイナコンプはずーっと存在意義を保ち続けているなあ。
未だにレコーディングで使ってるもんね。

Guitar.com:新作『the road we're on』ではどんな機材を使われましたか?

Landreth:今回はアイディアが浮かんだ初期のインスピレーションに立ち戻りたかったんで、
凄くベーシックなものを使ったよ。66年のストラトをダイナコンプに通し、オールドのマーシャル50Wの
ヘッドにつなぐ。で、それがバンドマスターのキャビへ繋がる。このキャビはもう死ぬほどライヴで使ってる。
見た目もそんな感じになってきてるよ。これにはセレッションビンテージ30が積んである。
これはアルバムの基本セッティング。あ、でも、”The Natural World”ではマッチレスDC30を、
”Gemini Blues”ではマッチレスChieftainと60年のレスポールを使った。これが全情報だな。

Guitar.com:え、そんだけですか?たった2本のギターしか使ってない?

Landreth:ちょっと思い出させてね。いくつかの曲ではアコースティックサウンド用に30年代の
ナショナルを使った。あとドブロのシグネイチャーモデルのプロトも使った。これは95年頃に作られたものだ。
よりブライトな音がする。基本的にはリゾネーターギターなんだけどね。

Guitar.com:ドブロがあなたのシグネイチャーモデルを作っていたんですか?

Landreth:うん、次の段階に移るところではあったんだけどね。というのはギブソンが工場を
カリフォルニアからナッシュビルに移転したでしょ。あれが原因でプロジェクト自体が行方不明に
なっちゃったような状況なんだな。移転前に働いてた人の幾人かはもう辞めてしまっているし。
だから、頓挫してしまった事になる。でも、このプロトは僕がイメージしていたものに凄く近いんだ。
出音は理想よりも少しブライトなんだけど、録音には非常に向いてることが判明した。ミックス時に
上手く音が抜けてくれるんだ。

Guitar.com:あなたはツアーで旅する時に新機材をチェックしたりしますか?

Landreth:時間があればね。
多分、僕は他に負けず劣らずの「回復の見込みのないギター病」患者なんだけど
( I'm probably as much of a hopeless addict for this stuff as anyone else. 意外!)、
今は少しクールダウンしてる。現状の機材で、なるべくシンプルにベストの音を出そうと努力してるよ。
だけど、もちろんショップに行くのは好きさ。特にビンテージショップに行って出物を探すのがね。
基本的に、こういう好奇心は自分にプラスに働くしね。問題は時間だね。何せあちこち飛び回ってるから。

Guitar.com:あなたはネットもよくするんですか?

Landreth:いやー、僕はやらない。
未だに回線も引いてないよ(笑)。ただ、来週にでもネット環境は取り入れる事になりそう。

Guitar.com:何でこんな質問をしたかと言いますと、僕らはGbase.comという別のサイトを6年前から
やっているんですが、ここはビンテージギターのサイトなんです。今現在260の小売業者とコレクターが
サイト上で機材を売ってるんですよ。データベース上には26000位、楽器が揃っています。
中には強力にいいギターもあります。

Landreth:えー、そりゃすごいね。

Guitar.com:10万ドルのマーティンとかありますよ。ログインして買いたくなったでしょ(笑)?

Landreth:笑

Guitar.com:まあ、そのマーティンは長く売れずに残ってますが。

Landreth: はは、そりゃそうだなあ。

Guitar.

イメージ 1

オリジナルはこちら
話題は新作に移ります。このアルバムについてはいつかきちんとレビューを書きますが、
かなりブルージーなアルバムです。ある意味異色作ですが、僕は大好きな作品。

Guitar.com:それでは新作『The road we're on』に話題を移しましょう。あなたはプレスに対して
「ブルースに戻ってきたかった」と仰っていますね。実際、今まで以上にトラディショナルなレコーディング手法で、
ライヴ感あふれる楽曲を録音していると思います。このようなスタイルをとったのは何故?

Landreth:たぶん、ライヴの影響と、ライヴで得られた熱気、そしてライヴで得られたサウンド、
そういうのが原因かな。僕自身、ライヴアルバムの方が好きなんだ。ライヴでしか得られない
感覚ってのがあると思う。これまでのアルバムでも、ライヴっぽくやった曲はあるよ。でもまだ
バリバリのライヴって感じではなかった。それで「OK、俺達は3ピース、ギターとベース、ドラムと
ボーカルなんだ」って思って、ブルースに回帰したくなったわけ。今回はうまくいったと思う。
物事にはやっぱりやるべきタイミングってのがある。今回僕にその準備ができてたんだろうね。
もっとシンプルにやりたかったんだ。それと、繰り返しになるけど、初めに曲ありき、ね。
それが今回の曲作り、アルバム作りのテーマだったかな。楽しくやれたよ。
それは君にも感じてもらえると思う。実際のライヴ以上かもね。

Guitar.com: あなたはトリオ形態で今日もライヴをやる予定?

Landreth:うん。ここ数年トリオでやってるな。トリオだと、なんてのかな、鎖を取っ払ったような
感じで自由にテクニックを試すことが出来る。つまりギターとスライドのポテンシャルを最も引き出せる
ように思うんだ。僕にとってはね。勿論他の楽器も好きだよ。友達のSteve Connの鍵盤とやるのは
大好きだ。彼は素晴らしいよ。彼は今後も時々ライヴにジャムりに来るだろうね。
今回のアルバムでも数曲弾いてくれてる。他の楽器も好きだよ。かつてはもっと大きな編成のバンド
でプレイしてたしね。でも今はトリオでやることに取り組んでる。トリオは昔からずっと好きな形態だ。
60年代後半にはヘンドリックスのトリオを聴いてたでしょ。パワートリオにはいつも注目してたよ。
で、そういったサウンドを僕らも得たいと思っている。It just seems to get the point across more.
(最後の一文はよく分からないなあ)

Guitar.com:今作であなたはかなりアコースティックを弾いてますが、これらはライヴでどう調理
するつもりですか?アコギを使う?それともエレキで弾いてしまう?

Landreth:100%エレキだね。アコースティックを使うのは大好きだし、ここ数年望んで導入してきた
サウンドではあるけど、残念ながら僕らみたいにツアーしまくるバンドがアコースティックをライヴに
持ち込むのは色々と難しいんだ。ライヴからライヴへ飛び回ってるけど、バンドが空港へ持ち込める
機材の制限は年々厳しくなってるんだ。だからある程度の妥協が必要になる。だもんで僕は考え方
を変えるようにしてる。「良い曲なら、どんなやり方で演奏することも出来る」ってね。
僕らの曲にはライヴバージョンとスタジオバージョンが違う奴が結構あるよ。
アコースティックな曲についてはその曲のハートみたいなものをしっかり掴んで、エレキギターに
つなげていくって感じかな。

<その3に続く。次の話題は機材!>

開く トラックバック(2)

イメージ 1

イメージ 2

サニー・ランドレスの情報は、まだまだ日本語で読めるものは少ない
ような気がします。自分が読んで楽しむついでに、ファンの方が楽しめれば
幸い、ということでウェブ上に転がっている記事を逐次翻訳紹介していきます。

今回は2003年、『The Road We're on』発売時のもの。
オリジナルはこちら
かなり大部なので、話題ごとに区切って紹介します。

まずは冒頭、チューニングの設定と、彼がオープンチューニングに
どう馴染んでいったかが、語られています。

<はじまり>

トーンとチューニングについて、サニーに色々教えてもらいました。
ギタートリオっちゅう形態は実に生々しくって、音楽的な形態であります。
つまり、ブルースっていうリアルで正直な音楽にも、サニー・ランドレス
にとってもぴったりな形態なんやね、トリオってのは。
彼はルイジアナのブルーマスターにして、スライドの王様で、
時々ジョン・ハイアットの手伝いもやるけど、早い話が怪物級アーティストということです。

彼の最新作『わしらのおる道』はブルース回帰とも言える作品でして、
いわゆるザイデコとジャズの領域を何年も旅したサニーが、ツアーでビシバシ
鍛えた楽曲を、長年のツアーメンバーとロックに仕上げた作品ですねん。

ランドレスはハイアットのTV収録と自分のライヴの合間を縫って、今回の
インタビューに答えてくれました。お題は好みのオープンチューニングについて。
それと彼のビハインド・ザ・スライド奏法について。そんでブティックペダルは
果たして値段に見合ってるのか?という点についても意見を述べてくれました。

Guitar.com:ツアーの調子はいかがです?

Sonny:うん、いいね。ハイアットの仕事の間にほんのちょっとだけ家に帰れたよ。
今の所すべて良い感じ。CD売って、ラジオでも時々かけてもらって。このままいって
どうなるか、見てみたいね。いずれにせよ忙しくしてるんだろうな。

Guitar.com: そうでしょうねー。新作は非常に良いですね。めちゃ気に入りました。
丁度、あなたのサイトでチューニングと使用機材についての記事を見たところですが、
あれって現在進行形のデータなんですか?

Landreth:えーとね、機材もチューニングもずっと試行錯誤を続けてる。
僕らはあのメールを”スライドラインズ”って名付けてるけど、その時そ
の時の僕の情報が記されていると思うよ。で、録音した曲を選び、
チューニングを決め、機材を選ぶ。
これって昔からずっとやってることだよね。

Guitar.com: それでは、あなたのサイトで、現在stage tuningsと
呼ばれているページについてですが、そこでは、
曲単位ではチューニングを紹介していないですよね。
ジョン・ハイアットとのセットリストに関してはやってるのに。
あなたの好みのチューニングを今日は聞いてもいいでしょうか?

Landreth:ああ、もちろん。

Guitar.com: ではまず、Aチューニングとは何でしょう?

Landreth:これはオープンA。6弦から順に:: E, A, E, A, C#, E.

Guitar.com: ではA minorは?

Landreth: これは、2弦をCにする以外はオープンAと一緒。.

Guitar.com: ではA Suspendedとは?
C#をDまで上げちゃうんですか?

Landreth:いや、実際は2弦はBに戻す。
それで、1弦をC♯まで下げる。

Guitar.com:では C tuningは?
これっていわゆる普通のチューニングでしょうか?

Landreth: どの曲で使ったかなあああ?

Guitar.com:あなたのサイトでは、 "Frisco Bay"で使った、
とありますよ。 "レアな演奏だけどね"ともありました。

Landreth:あー、思い出した。
これはね、オープンEのC版みたいなもんだ。
だから6弦から順に: C, G, C, E, G, C.だね。

Guitar.com: ではD minorは?

Landreth:これもオープンDの3rdをフラットするだけだよ。
だから6弦から順に D, A, D, F , A, D.だね。

Guitar.com: では、Eは?

Landreth: これはまんまオープンE。
6弦から. E, B, E, G#, B, E.だ。

Guitar.com: では、G tuningは?

Landreth: オープンGだから、
6弦から D, G, D, G, B, D.だね。

Guitar.com: では、どういう基準でこれらのチューニングを
使い分けるんですか?

Landreth:ご存じの通り僕はラップスティールから
(オープンチューニングに)取り組んだ口でね。
Mel Bayのスライド教祖本を持ってたな。だからまず
オープンGから覚えた。で、それに慣れていったんだな。
当時僕は60年代初期のギブソンメロディメイカーを持ってたんだけど、
それにラップスティール弦をはったんだよね。
だから、最初はとんでもないテンションの弦で弾き始めて、
徐々にナットを低くして、今の013-56のゲージに持っていった。
アコギ弾く時にやるのと同じ過程だよね。
(ちょっとここは訳がわからんなあ。high note on it とは何ぞや)

そいで、しばらくオープンGばっか弾いてた。
ある時オープンEに切り替えたけど。
オープンEの練習はかなりやったよ。それで、
その内EとGを行ったり来たりするようになった。
And then one tuning sort of lead to another.(うーん分からん)
それである時思った。
「曲に合うチューニングって、果たしてどれ位存在するんだ?」
それから色々実験していったんだ。本読んだりして、
違うチューニングを調べた。ただ、あくまで曲が基本だよ。
つまり、僕は、その時書いている曲や、取り組んでいる曲
のために、必要に駆られてチューニングを考えていったんだよね。
(面白い!)

Guitar.com:あなたが新しいチューニングを開発した時、
最初は押弦してたんですか?それとも最初からスライドしてた?
あるいは「どこにどの音があるんだあっ」なんて
考え込むこともあったんでしょうか?

Landreth:両方かな。大抵の場合、ある種の冒険心がこういうわけさ。
「さて、この新しいチューニングは僕をどこに連れてってくれるんだい?」
とね。
そして僕はオープンサウンド(開放弦)を試してみる。
だって、オープンチューニングの魅力はその開放弦の響きの美しさ
にあるからね。そして各弦を響かせてみる。
ピアノのサスティンペダルを踏むような感じで。
つまり個々の弦の音をぶつけ合うんだね。
この時の音が僕はいつまでたっても好きなんだな。
そしてこの響きが僕をある方向へ連れて行くんだ。
うまくいく時もあるし、いかない時もある。
だけど、それまでとは違う選択肢とアイディアに目が向くことだけは確実だ。
なぜなら as with the tunings, one idea would kind of lead to another.
(どういう意味かしら?)

Guitar.com:そしてあなたはスライドバーの後ろで
フレットもかなり押さえますよね。

Landreth:うん。.

Guitar.com:スライドバーは小指に?

Landreth: うん。

Guitar.com:つまり残りの3本指はいつでもフレットに使えると。.

Landreth:そうね。ある時発見したんだけど、
あるブルースバンドでプレイしてた時、僕はイライラしてた。
マイナーブルースをやってたんだが、それからまたチューニングを
Eに戻して…とかやってたわけ。
だけど12フレットのすぐ手前にはG音が控えてるんだよね。
だから、バーのすぐ手前にある11フレットをおさえてやれば、
それEマイナーコードが出せる。
これが「ビハインドザスライド」の始まりだったよ。
テクニックとしては、6弦全てにバーがしっかり乗るように
することかな。後はそこそこの弦高と、弦のテンション、
適当な厚さのバーであればバーの手前のフレットは押さえられる。
すると、押さえたフレットと、スライドバーで出してる音の
二つのコンビネーションが出来上がるんだが、
この時の音の質感のぶつかり合いというのかな、
それが最高なんだよね。
ハーモニーの上でも、リズムの上でも新しい可能性が開けるし、
もっとパーカッシヴな効果を得る事も出来るんだよ。

<その2へ続く>
画像は2003年頃のものを拝借。この時点で50歳を超えているサニーですが、
随分若く見えます。

イメージ 1

こんばんは、さとぅです。
数度の放置を経て、またヤフブロにトライしようと思います。

ここで何をやるか?をまず整理します。

自分の好きなギタリストである、Sonny Landreth(サニー・ランドレス)の魅力を
分析・紹介する、という事にします。彼の事は今年2008年に入って
知りましたが、個人的には今年最も衝撃を覚えたミュージシャンです。
(ちなみに2番目はSteve Morseでした)

簡単にサニーのバイオを紹介します。
1951年生まれ、ルイジアナ州ラフィエ在住(らしい)。
幼少期をミシシッピで過ごしたそうな。
70年代から活動を開始していますが、世間に本格的にしられるようになったのは
1987年、John Hiattのツアーへの帯同以降でしょう。90年代に入ってから、多作では
ないですがコンスタントにアルバムを発表しています。どれも素晴らしい出来ですが、
多くの有名なミュージシャンをゲストに迎えた08年の最新作『from the reach』を
初めて聴く方にはお勧めしたいです。

先日発売された米国のギター雑誌でサニーは
自分に影響を与えたミュージシャンを3人、挙げています。
ビートルズ、ジミヘンという現代ロック、ポップミュージックの巨人に加え、
彼の音楽性を個性的なものにしているのが3人目、クリフトン・シニエでしょう。
クリフトン・シニエの音楽はまだ僕もきちんと聴いていませんが、ニューオーリンズ
のビートとブルースを融合させた最初の人、みたいな表現をどこかで読みました。

僕がサニーの音楽に感じる魅力は多々ありますが、その中でも
新鮮だったのはそのリズムであり、その(良い意味で)のっぺりしたビートは
ルイジアナという土地に由来するものなのだろう、と考えています。

そういう意味で彼の音楽はフォーク・ミュージック、土地に根差した音楽
と言っていいように思います。ぱっと聴いただけでは歌詞の世界は分からないのですが、
それでも何か懐かしいような気分を覚えるんですね。

スライド・ギターの名手としてまず認識されていると思いますが、
彼の音楽を聴くたびに感銘を受けるのは、そうした演奏が映えるだけの
メロディーと歌詞を、彼がコンスタントに生み出し続けている事実です。

その音楽の最大の特徴はシンプルさにあります。スピーカーから聞こえてくる
音像から、僕は「どんんだけ凄いことやってるんだろう?」と圧倒されるのですが
いざコピーしてみると素直ないくつかの(ダイアトニック)コードだけで
作られている曲が本当に多いのです。このシンプルさが本当に美しいんだな。

彼のスライドプレーは、実際には恐ろしくハイテクニックな領域にあるんですが、
その音楽が、敷居の高さを感じさせません。いくつかのコードをとって、歌ってみるだけで
すんげーいい気分になってしまうのですね。そんな彼の魅力をいろいろな側面から紹介
したいと思っています。あ、あとスライドギターも。

基本的に、記事は使い慣れたFC2ブログで書くものと重複すると思います。
ただし、FC2の方で勢いに任せて書いたものを、こちらでは少し整理して
みようと思っています。備忘録でもあります。

(注:このブログの過去の中途半端な記事を見ても、自分が熱しやすく冷めやすい人間であることが明白だと思われます。Marc FordもEric Johnsonも未だに大好きな素晴らしいミュージシャンです。サニーに関する記事も突然ストップするかも知れませんが、ご容赦ください>未来の、閲覧してくださる皆様)


最新作から1曲ご紹介。本人が「最も難しい」という曲、Uberessoです。
独特の雰囲気を持ったインストだと思います。いつか挑戦したい名演!

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事