甲斐 森の寺子屋

里山民有林樹木を活用して生産基盤をつくろう

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 私たちのように生まれたときから森林や木材の中で生きていると、あまり感じられないことが多い。都会の友達が木材のそばで「木の香りはいいですね!」といい、森に入ると「気持ちいい」といって深呼吸する。私も長生き出来てるのもこうした森林効果があるのかもしれない。中には「あいつさえいなければ」「早く死んで欲しい」など要望もあるが、悪人世に蔓延るの喩えのように未だに活きている。行政の方々もいま暫くの辛抱である。私はいつも森の中で木の中で死にたいと思っている。その間私の出来ることは、徹底した森の再生と、その政策の誤りを指摘することである。江戸時代であればお上に楯突く「天に唾吐く」罪人として、市中引き回しの貼り付け獄門の刑に処されるところあるが。
因みに罪人を扱った貼り付け台や獄門さらし首を並べて木材は「栂・つが」である。
 さて話を本題に戻して、フィトンチッドについて述べてみたい。フィトンチッドといえば共立女子大学の教授でもあり、気象学の大家でもある神山恵三氏に登場を願うことにする。

 <フィントチッド=植物が出す殺菌物質>

『森の不思議』神山恵三氏著(5・6ページ。一部改変)1983年発行
 
 森林が、
1)防音
2)気象緩和
3)塵埃吸着
4)汚染物質吸着
5)酸素供給
6)二酸化炭素吸収
7)風致
8)景観保持
9)外来種阻止
10)水質保全
11)水蝕防止
12)洪水防止
13)山崩れ防止
 などの効用を持つていることはよく知られている。ここでは特に、森林の空気をあびることで重要な効用を発揮するのが、植物自体から発散される芳香性の微細物質であるということを付け加えたい。
 森の中に入ると一種の馥郁とした香りがする。この香りはテルペン系の物質を中心としたものであるこのテルペン系物質は不飽和炭化水素の一つの群れである。このうち、モノテルペンは約380種、セスキテルペンは1000種、ジテルペンは650種ぐらいが現在よく知られていて、それらの数は年々増えている。
 これらのテルペンは植物の花や葉、あるいは枝や幹から得られる精油の中にたくさん含まれていて、皮膚刺激剤、消炎剤(炎症を治す薬)、緩下剤(中程度の下剤)、消毒薬などに多く使われ、昔から、気管支、尿路感染病の薬剤として広く利用されていた。
 テレビン油は刺激剤、マツバ油やユーカリ油は去淡剤、ブナ油は利尿剤、クロモジ油は水虫薬としてよく知られている。
 植物からは、主としてモノテルペンが空気中に発散されている。空気中の量は一億分の一から一〇億分の一程度だが、微生物には「フィトンチッド」(植物が出す殺菌物質。四三、九二ぺージ参照)として作用し、人間に対しても一定のプラス効果が期待される。左の図1はおもなレクリエーション地の植物についてまとめたものであり、また表2は、森林の植物とその主な分布地、それらの植物から期待される発散物質、それらの薬理作用などをまとめたものである。この二つの図表から、いろいろなレクリエiション地域の森林内空気の質を推定することができるであろう。さて、森林や植物に接すると、安らぎ感を得るとか、気分がさわやかになるとかというように、主観的な感じにはたしかに一定の影響を及ぼしていることは明らかになっているが、実際に生理的なレベルでどのような効果があるかということにっいては、これまであまり知られていなかった。(下略)

最近の傾向で、新商売と新発表が表裏一体となっている。例えばペレットを利用するといえば直ぐ後ろにストーブ業者が蠢く。新月伐採といえば直ぐ業界が出来る。今回取り上げたフィトンチッドも同じで、一人歩きしていく懸念が感じられる。そしてそのような森はしっかり見れば山梨県にはほんのわずかしかないのである。今山梨県がすべきことは選ばれた地域を作り出すことでなく、「山梨どこでも森林浴」環境を整えることで、業者先行の取り組みは厳に慎むべき行為である。ある機関の人々がペレットストーブ業界の案内人に転化してしているようで寂しい。ペレットでは森林は救えない。もし県が推奨するならば、県有林に放置してある大量の切捨て間伐材をの処理をしていただきたい。また最近ではこうした調査研究する機関もペレット、ペレットと宣伝している。山梨県の森林活用のはじめがペレットではお寒い限りである。行政押し付けの施策に乗る業界や林業関係者の方々も補助事業から離れなさい。補助金に頼る林業では山梨の森林は救えない。

 県会議員の皆さんも頑張ってください。山梨県の大半の森林は大切な観光資源でもあります。皆さんも時間を割いて、独自に調査してください。そして樹木を救ってください。議場からでは山奥の樹木には声が届きません。いつでもご案内します。

 さて神山先生やその他にも多くの先生の労苦と研究に敬服の念を持つと同時に、こういった話題を取り上げる時に、ぜひ紹介してください。過去を見ない先人の努力を認めない風潮は改めるべきである。ただし過去を振り返ることは商売にはならない。

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勘違い 森は水源ダム

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 私たちも知っているようで間違った認識でものを言うときがある。最近のように「森林浴」とかそれに「森林セラピー」「森林療法」などの言葉で、新たな商売が展開されている。商売にしている人も居られる、といったほうが適切なのかもしれない。私はこうした森林や里山利用は好ましいことで、入山しただけで金になるとなれば持ち山を整備してこうした産業にのる御仁も現れてもよい。
 民有林の閉塞状態を抜け出される要因ともなる。人が入るとなると、道や周辺を整備して危険木を排除して「森林浴公園」などがつくられる可能性もあり、大いに推奨できるかも知れない。しかしこの整備作業は困難で、赤松虫害材の処理、それに蔓蔦絡み材の処理など大きな費用を必要とする。
 またフィトンチッドなど言葉も表れて、見掛けに走る行政は、その中身も精査しないうちに直ぐに取り入れる。何でもそうであるが底と奥行きの浅い施策は数年で泡沫なることがよくある。新たな場所を指定したりしてそこのしか効果が無い様な印象を与えては困る。森林はなら植林地でも天然林でもどこでも、フィトンチッドは発生していて、森林の中に入ると、癒し効果が生まれる。私も不登校の子供たちと数ヶ月一緒に居たときに、ある森の中で一泊二日の合宿をしたとき、あまり喋らない閉鎖的な子供の表情が明るくなり妙に陽気に接してきたことを思い出した。今後こうした取り組みを実施するときに、行政は一歩下がっていることと、地域の理解を得ることが」大切である。ともすると、地域の人々を蔑ろにする、参加対象者に照準をおく事が悪しき行政の形態は大きな変革を期待したい。地域の人が山梨の人がまず恩恵を受けるべきで、そうした体験のと経験の中から運営すべきであるが、新たな取り組み新たな補助金に飢えている行政はどう対処するか、見守っていきたい。

 新月伐採や集成材加工そして森林浴などは県有林より多い民有林の地域や木材の活用が先決である。民有林の活力が県有林の再生に活きてくるくらいの考えは保持していただきたい。行政の空回りは林業の停滞に輪をかけることにもなる。
 次の項では「森林効果」について述べてみたい。

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 それは凄まじい光景です。私も永年林業携わっていますが、神も仏もない荒っぽい施行が目に付きます。特に北杜市内で展開している官民入り混じった植林には驚きです。重機が唸り土地を蹴散らし樹木や昆虫まで壊滅状態にしてからの植林です。その光景はイラクの戦場に居るようです。こんなに土地の形態を変えないと伐採も植林もできないのでしょうか。関係者は一度見てください。他にも似たような事例は枚挙に暇がありません。さらに一地域皆伐するとたちまち周囲の山林に虫害が広がります。またその周辺も虫害の量が増大しています。それは植林現場を見れば一目瞭然です。この荒れた土地は永久に復元できません。これが山梨県の林地開発と伐採と植林法だとすれば、これは由々しき問題です。いくら民間の土地でのことでも、他に多くの影響を与えている施行を放置している現状は「山梨県県有林管理計画」や森林対策からも逸脱していると考えられます。特に地球温暖化への対策を求められることも考えられる林業関係において「切捨て放置間伐」や「赤松残木放置植林」「治山工事残木積み残し」「林道工事残木積み残し」は大きな問題になると考えられます。山地にやさしい思いやりの感じられる施行を徹底してください。 私は誰も責めてはいません。県民の一人として森林樹木を愛する一人として憂いて苦言を申しあげています。
 「植林が進める虫害拡大」についてはさらに話を進めます。

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 山梨県は現在マツノマダラカミキリムシの大繁殖によって被害が拡大、手放し状態が続いています。この項については10数年の調査研究があり、それを交えて話を進めます。本来なら「県有林管理計画」や今後の山梨県の森林対策の中心になるべきもので、この問題を避けていては、進展しません。それほどこの問題は深刻なのです。また薬剤処理も後処理が杜撰で新たな問題を含んでいます。早急に対策を講じないと、山梨県の無策から県外に伝染する危険があり、既に大量の虫害未処理材が県外に運び出されている形跡もあります。これは単独市町村の問題でなく、県や県民が挙って考え行動する事案なのです。

 既に虫害赤松処理で労働災害も出ています。
 <山梨労働局ホームページ>
 http://www.y-roudoukyoku.jp/5/pdf/h18_roudou05.pdf

 松くい虫についてわかりやすい説明のホームページ
 <松食い虫について>
 http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/gymnospermae/pinaceae/akamatsu/akamatsu2.htm

 

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