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煩悩や欲からいかに脱却するか、欲のお話では思わぬ方向に脱線しつつも、鴨長明「発心集」を読み込んでいきます。「六 高野の南に、筑紫上人、出家登山のこと」はまさに説経「かるかや」のベースといえるエピソード。「一 玄敏僧都、遁世逐電のこと」は興福寺の博識で位の高い僧・玄敏がいきなり寺から失踪してしまった。その弟子が北陸の方へいった際、師・玄敏はなんと川の渡し守となっていた。行きがけには声をかけられず、帰りがけに話しかけようとしたらまた失踪してしまっていたという話。筆者(坂田)はこれを読みつつ、ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』の渡し守の老人ヴァズテーヴァを思い出してしまいました。この岸から彼の岸へ人々を渡し、川の流れから様々を学んでいた智者ヴァズテーヴァ。なんらかの翻訳でヘッセは鴨長明なりを読んでいたのかとか感じてしまいました。
参加:秋谷治先生、宮川、野尻、横山、薩摩布太夫、京屋純、坂田 場所:クリエイトホール第4学習室 |

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