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6月20日(日)、八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)第7学習室で、説経節の会新人発表会と荒木繁先生をお招きしての勉強会を開催しました。
新人発表会
左から 布太夫、誠太夫、京屋惹、京屋建
左から花太夫、紅太夫、京屋惹、雀屋百、雀屋裕
演目は「小栗判官一代記 照手車引きの段」。これを8人(うち新人6人)がの前半、後半に分けて語ります。
前半が太夫:薩摩誠太夫・薩摩布太夫(のぶだゆう)、三味線:京屋惹(きょうや・じゃく)・京屋建。後半が太夫:薩摩紅太夫・薩摩花太夫、三味線:京屋惹、雀屋百、雀屋裕の構成。後半は太夫まで含めてすべて女性の構成。説経の歴史の中で女性が語るのは初めてのことです。 この日に向け、技芸部では稽古を積んできました。今日がその発表。今までの稽古のおかげで緊張の中でも、はじけて演奏できた。三味線も弾き切れなければ弾けるところだけでもしっかりこだわるかたちでがんばった。紅太夫さんは、打ち上げの席でも語りの色気を賞賛されておりました。また、いらしてくださった小澤勝美先生からは、20年前のまさに八王子の薩摩派説経節が消えんとした頃に比べたら、こうして芸をつなぐ人々が現れてくれて、なんとすばらしいことだろうとのお言葉もいただきました。
荒木先生のお話を聞く会 荒木繁先生は、説経節を研究する者のバイブルの一つといわれる『説経節』(平凡社東洋文庫243)の編者の一人、日本中世文学研究の第一人者のおひとりです。その先生をお招きし、日頃稽古研究する中での疑問点・感想などを、和気藹々としたなかでお話させていただく貴重な機会となりました。
薩摩琵琶による「石動丸(かるかや)」をお聞かせいただいた後、荒木先生のお話から会はスタートします。「かるかや」は「おもしろくない」という意見がある。敵役がおらず、その葛藤がないというのが理由。でもそれこそが説経の古い形ではないか。哀切という意味では山椒太夫と双璧の話であると、荒木先生はおっしゃいました。 若太夫からは、芸を通して台本を吟味するなかでの、薩摩派と若松派での、「かるかや」のあり方の違い、そこには、初代若松若太夫に嘉納治五郎がかかわり、求められた道徳性が背景にあったのではといったことなど。 時間いっぱい近くまで先生とお話ができ、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。あらためて荒木先生にお礼申し上げます。
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