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津波被害など、凄まじい映像があふれていて、中には正視できないものもあるが、いきがかり上、原発事故のことを中心に記録をアップしておく。明日からはしばらく不在となる予定。
13日の朝になって、いろいろな情報が整理されてきた。先ず、原発の電源喪失をバックアップする発電機は起動しなかったのではなく、起動後しばらくして津波の影響で停止してしまったことが明かされた。緊急事態宣言を出しているのは福島第一原発の1,2,3号機と同第二原発の1,2,4号機の合計6機。一般人3人の被爆の公表は福島県が独自に行ったもの。
13日10時過ぎ、原子力保安院の記者会見:
『福島第一原発3号機、高圧注水機能を使った作業が功を奏して炉内の圧力が下がった。そのため逆に高圧注水機能が使えなくなった。低圧注水はバッテリー不足で行えず、結果的に注水機能を失った。電源車はうまく機能していない。タンク消防車から注水を試している。9時20分、「微量の」放射性物質を含むガスを大気中に放出した。8時20分に敷地境界付近で毎時882マイクロシーベルト/時に達した。』(時系列が合わない)
当初から、炉内の水位が下がっていることは繰り返し説明されていた。高温のために水が蒸発しているからだと説明されていた。このことは、蒸発で発生した水蒸気が覆水することなく失われない限り起こりえない。水蒸気はどこへ行ったのか、誰も説明しなかったし、誰も尋ねようとしなかった。
10時30分ころ、福島県の発表:190人が被爆、内19人は直ちに除染が必要なレベルとのこと。
フジテレビで解説に当たっていた「専門家」は、事態をできるだけ大げさなものにしないような表現に苦心しているようであった。
13日11時頃、テレ朝の「専門家」は、電源が喪失したのが原因なら、自動停止した隣の「健全な原子炉」を再起動してバックアップするというオプションもあって良かったと発言。そのためには外部電源が必要な筈だが、そもそもの原因が、この外部電源が失われるという「電源喪失事故」であることを理解できていない様子。原発は、自ら発電した電力をそのままでは使用することなどできないので、このような事故が起こる。
11時3分、枝野官房長官の記者会見:
『3号機も一時期燃料棒が水面上に露出していた。9時05分、安全弁を開いて炉内の圧力が低下、9時8分、真水の注水、その後、ホウ酸を注入、9時20分、格納容器のベントを開始、9時20分以降、微量の放射性物質が排気筒より放出されたと思われる。9時20分に76.9、9時40分に70.3マイクロシーベルト/時が観測。人体に影響を与える放射線が放出されている訳ではないので安心してほしい。』
会見の途中で中断して打合せの後、追加情報発表:
『8時33分、直接のベントの影響ではなく、1,204.2マイクロシーベルトを観測。いずれにしてもベントによる大きな放射線の変動はない』
では、ベントの前の放射線の上昇はどのような事象によるものか、誰も聞こうとしない。ちなみに、3号機はMOX燃料を使用しているという。
11時15分、テレ朝の解説員:これ以上悪化の可能性はない。500マイクロシーベルト/時が一般人の限度量と法令で定められているのなら、これ以上の放射線量は危険と判断すべきではないかとのキャスターの質問に、「法令の根拠は知らないが、年間にこれくらいの被爆は普通のことなのでたいしたことはない」と発言。
年間の被曝量を1時間で浴びても大丈夫と言えば、同じ量を1分で浴びても、1秒で浴びても大丈夫と受け取られかねない。法令の根拠を知らないのに、どうしてそんなことが言えるのか、素人ながら、この人は大丈夫なのかと心配になる。
11時30分、フジテレビの解説員:最大1,000マイクロシーベルト/時程度に抑えられていて、これは1時間にレントゲン2〜3回分の放射線を浴びる程度なので、たいしたことはないと発言。レベル4は、「施設外への大きなリスクを伴わない事故」であることを強調。別の番組の解説者は、胸のレントゲン撮影1回分は50マイクロシーベルトであると説明していた。
TBSに登場した地震予知連会長の島崎氏と原子力資料情報室の伴氏の解説は分かり易かった。
13日午後、気象庁は、今回の本震の地震波を詳細に解析した結果、三つの地震が連続して起こったもので、合計のマグニチュードは9.0になると発表した。本震の揺れが異常に長かったこともこれで説明できる。
13時50分、福島第一原発の1号機、3号機に続いて、2号機でも炉内の圧力が高まり、放射性物質を含んだガスを放出する準備が始まったと報道。また、米軍が福島第二原発の冷却支援に乗り出す予定という報道も。
14時05分、東北電力は、地震で自動停止した後火災が発生した女川原発の敷地内で21マイクロシーベルト/時の放射線が観測され、13日12時50分、関係機関に通報、発電所からの放射性物質の放出によるものではないと発表した。15時から記者会見が開かれるという。
管首相は、原発を納入した「東芝」に、福島原発のバックアップを要請した。
15:04分、東北電力の記者会見:
『女川原発敷地境界のモニタリングポストで、昨日夜23時頃から放射線量が上昇を開始し、一時的に21マイクロシーベルト/時に達したため、本日12時50分に原子力災害特別法の第10条に基づき通報した。福島原発における15条に基づく通報とはレベルが違って、差し迫った危険があるものではない(避難が必要とされているのは10ミリシーベルト/時)。この放射線量の上昇は、排気筒のカウント値が十分低いことから女川原発電に原因があるものではないと断言できる。原子炉の温度も100℃以下で安定している。ただし、排気筒の計測値は、その後若干上昇したが、時系列から言って、この上昇はモニタリングポストでの異常観測とは無関係である。』
15時半:枝野官房長官の会見:
『福島第一原発3号機で真水を炉心へ注水していたが、ポンプのトラブルのためにうまくいかなかった。このため海水を注入するよう切り替えた。これも一時期うまく行かず、この間、炉心を十部に冷やしておくことができない時間帯が生じたために、1号機で起こったように、水素が原子炉建屋内に充満して爆発する可能性がある。念のため発表した次第である。敷地内の放射線量は、13時52分に1,557.5マイクロシーベルト/時まで上昇した。炉心の一部が変形した可能性がある。この放射線量は、胃のX線検診(600マイクロシーベルト)の3回分弱の値となる。放射線量は次第に下がり続け、14時42分、184.2マイクロシーベルト/時まで低下した。この値は、東京-ニューヨーク間の飛行1回当たりに浴びる放射線量である200マイクロシーベルトに相当する程度の、安全なレベルである。』
福島第一原発1号機の爆発音を聞いた住民の証言:「尋常な音ではなかったので、怖かった」
津波で壊滅的な被害を受けた陸前高田市で、津波が襲いかかるまさにその時を、消防団員が携帯で撮った動画が流された。「(津波が)堤防を乗り越えたぞ、はやく、はやく、はやく・・・」と叫ぶ消防団員の声。津波がすぐ近くまで迫っているのが見えているにも関わらず、大勢の住民が、町内の道路を、後ろを振り返りながら、決して全力ではないスピードで歩いたりしている。どうした心境なのだろう。彼らはどうなったのだろう。
20時頃までの報道:
福島第一原発3号機で、海水注入の効果が見えず、炉心溶融の可能性。圧力を下げる弁の不具合も明らかになった。海外メディアの最大の関心事は原発事故らしい。福島第一原発1号機の水素爆発は、適切な処置をしていれば避けられた筈であるとの海外の評価が伝えられる。
福島県、被爆22人と発表
20時20分頃、東電社長の会見:原発の「トラブル」について謝罪、電力不足のための計画停電の実施について説明。計画停電は4月いっぱいになるとの見通し。
21:20分、NHKで釜石沖海底地震計の記録に残された潮位の相対変化が紹介された。本震発生後数分で潮位が上がり始めているが、大きな波は15分後くらいに押し寄せていることがわかる。釜石に築かれた防潮堤は、逃げる時間を稼ぐ効果を発揮したと力説。
21時40分からのNHKの特番では、圧力容器が破損して、内部の水が格納容器内へ漏れ出ていた可能性を指摘。そのため、格納容器内を水で満たす作業が決断されたようだ。解説は、東大の関村直人教授。電源喪失に備えて電力を必要としない冷却システムが備えられているが、それがうまく機能しなかったとの説明。
3号機の燃料棒は、13時以降、上部2m程度が露出したままの状態が続いているらしい。
1号機に続いて3号機にも海水を注入した。これは、両機の廃炉を決断したということだが、注入された膨大な量の海水は高レベル放射性廃棄物と化す。
以上、
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はじめまして、
でも、民主党をせめても仕方が無い。
連方もパフォーマンス性が強いにせよ
助かった部分も有るでしょう。
自民党だったらこうなってないかと言えばそうではないでしょう。
大量の海水はそのまま海に流れ、それを口にした魚が回遊し
世界に散らばる。
広瀬隆の本では、人間がコントロール出来ない
ふれてはイケナイ力とありました。
2011/3/17(木) 午後 8:15 [ pao*un1*6 ]