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観ました。録画したので、もう一度見直して記事をあげようと思います。(8/6)
NHKが8月6日、午後8時00分〜8時49分に、「黒い雨」についての、やや重要な番組を放送します。
(以下略)
関連情報:
中国新聞
「黒い雨」データ公開を 放影研が1万3000人分保有(2011年12月5日)
1万3000人の「黒い雨」 データの意義を聞く <上>(2011年12月14日)
1万3000人の「黒い雨」 データの意義を聞く <下>(2011年12月15日)
「黒い雨」拡大 否定的見解 厚労省検討会(2012年5月30日)
RCC中国放送のニュース
私なりの見どころを記しておきます。
広島の黒い雨についての調査・研究は、放射化学(放射線物理学)、放射線医学、地球化学、気象学などの専門家集団からなる研究グループにより、組織的・学際的になされてきました。実際上それは、「広島“黒い雨”放射能研究会(世話人:京都大原子炉の今中哲二さん、広島大原医研の星 正治さん)」の活動として集約されており、最近までの研究成果の集大成ともいえる報告書が2010 年5月に出版されました。その後も研究は継続されています。
「広島原爆“黒い雨”にともなう放射性降下物に関する研究の現状」(pdf:19.3 MB)
また、広島市は独自に、黒い雨による健康被害補償の対象地域について国に見直しを求めるため、2010年に「広島原爆による放射性降下物等実態検証に係る関係者協議会」(Hiroshima Study Group on Re-construction of Local Fallout from A-bomb in 1945:略称HiSoF)を立ち上げ、2011年7月に"Revisit The Hiroshima A-bomb with a Database Latest Scientific View on Local Fallout and Black Rain"と題する英文の報告書を公開しました。この報告書の内容は、HiSoFのHPにあるDatabaseサイトから閲覧できます。
上記二つの組織は、目的は異なるもののかなりのメンバーが重なっていて、後者の報告書には前者の研究成果が数多く反映されています。そして、それらの研究には膨大な時間と労力、経費が費やされています。上記報告書は、読めばわかる通り、実に涙ぐましい努力の結晶です。そうした労苦を要した最大の要因として、被爆直後のデータに乏しかったという事情があげられるでしょう。
ところが、ABCCが1950年代に黒い雨についての大がかりな調査を行い、後継組織である放影研がそのデータを「隠し持っていた」ことが、昨年11月に発覚しました。当然ですが、上記二つの報告書にはこのデータは反映されていません。
前掲中国新聞などの報道によると、厚生労働省の有識者検討会(座長:日本アイソトープ協会専務理事の佐々木康人さん)は、本年5月29日、「黒い雨の降った地域を確定することは困難」、「原爆放射線による健康影響の根拠は見いだせない」などとする報告書案をまとめたようです。被爆者の証言は嘘であると言うに等しく、このままでは、黒い雨の援護地域拡大を求める広島市の要望は門前払いとなります。
ところで、「広島“黒い雨”放射能研究会」には、放影研のメンバーが参加しています。共に活動してきた今中さんたちは騙されていたということでしょうか。「活(い)かされなかった被爆者調査」と書くNHKが、どこまで突っ込めるか、注目したいポイントです。
なお、黒い雨は、原爆の爆発によって直接生成されたとの誤解があるようですが、これは、被曝後広島市街に発生した猛烈な火災が主な原因というのが専門家の一致した見解です。この点では、Wikipediaの記述も不十分です。
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社会のこと
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転載させていただきました。
2012/8/6(月) 午前 8:14 [ yfq**494 ]