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http://www.honda.co.jp/helloyasai/yasai20shu/ingenmame.html
栽培ポイント
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早まきと晩まきにはツルなし種を。その間の時期にツルあり種を選べば長く収穫可能。
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ツルあり種は種をまき後約65〜70日、ツルなし種は種まき後約50日くらいから収穫できる。
インゲンマメの原産地は、メキシコ南部、中央アメリカであり、日本へは1654年に隠元禅師が中国(明)から持参したといわれています。明治初年には欧米からたくさんの品種が導入されました。
気候的には温暖を好み、寒さに弱い。わずかな霜でも枯死します。関東ではインゲンマメ、関西では三度豆などといわれてきました。これは、1年に三回も作れることからつけられた名前です。その名のとおり、4月〜7月までつぎつぎとまけ、長く収穫できるので、家庭菜園にもってこいの野菜です。
栄養的にみても、ビタミンCに富み、そのほかビタミンA、Bなども多く含んでいます。色彩が美しく、色どりとして多くの料理に使えます。スープの実、天ぷら、ゴマあえ、バターいため、ゆでてサラダなどに。
大きく分けると、ツルなし種とツルあり種とがあり、ツルなし種は、種をまいてから収穫するまでの間が短く、収穫期間も短い性質を持っています。一方ツルあり種はその反対で、ツルなしより実が成るまで長くかかるが、収穫期間も長いという特徴があります。こういった性質をうまく利用して、早まきと晩まきにツルなし種を用い、間の時期にツルあり種を使うと、長く収穫できます。ツルなし種では、「セリーナ、さつきみどり」、ツルあり種では、「スラットワンダー、プロップキング」などがあります。
晩霜の危険の少なくなった4月下旬以降、順次ツルなし種では7月下旬、ツルあり種では7月上旬まで種まきできます。また、温床などがあれば、3月上〜中旬にツルなし品種をポットなどにまいて育苗し、3月下旬にトンネル内に定植すると4月下旬〜5月に収穫できます。
連作を嫌うので、一度作った所では三年は栽培を見合わせた方が良いでしょう。土壌の酸性には弱いため石灰は忘れずに施します。化成肥料(成分量窒素10%-リン酸10%-カリ10%)を10m2あたり、1,000gと堆肥を施し、良く耕しておきます。
ツルあり種では条間90cm、株間45cm、ツルなし種では条間60cm、株間35cm程度にします。種まきするうねは図のようにやや高めにしておきます。1カ所2〜3粒まきにしますが、種はまく前に1晩水に浸して水を含ませてまくと発芽が揃います。種を覆う土の厚さは3cmぐらいにします。
発芽したら、異常な株(病気で縮れたり、斑点のある株)を抜いて、1株2本立てとします。欠株があったら、補植をします。間引いたあとは、土寄せを軽くしておきます。ツルあり種は支柱が必要ですが、発芽後10日もたつとツルが伸び始めますので、遅れないよう立ててやります。果菜あとの支柱とか、トウモロコシの収穫後の茎葉に這わせても良いのです。支柱は図のように合掌させて立てますが、果菜類のように浅くなく、深く交叉させます。インゲン栽培をしている農家でこのような光景を見かけて不思議に思いますが、これは、インゲンのツルが良く伸びるため、収穫しやすいように、支柱を低くしているわけです。支柱の長さは約2m必要です。また、梅雨があける前に株元に充分敷わらをしてやることも大切な管理のひとつです。追肥はあまり必要としませんが、肥料切れの兆候が葉色にあらわれたら、株から10〜15cm離して化成肥料を少量施します。
種まきの時期によって異なりますが、ツルあり種は種まき後65〜70日ぐらい、ツルなし種は50日ぐらいから収穫が始まります。
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