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今秋、映画が公開される伝説の忍者漫画「カムイ外伝」。そのシリーズ最新作が、漫画誌「ビッグコミック」(小学館)で、10月10日号(9月25日発売)から3号にわたって集中連載されることが25日、分かった。作者の白土三平さん(77)が、江戸期の社会制度や人間模様を描く歴史大作「カムイ伝」シリーズの新作を発表するのは9年ぶり。
9月19日から全国ロードショーの映画「カムイ外伝」(崔洋一監督)や、白土さんの代表作で貸本として刊行された「忍者武芸帳 影丸伝」(全17巻、小学館クリエイティブ)の復刊(9月からスタート)とあわせて、ファンらの熱い注目を集めそうだ。
「カムイ外伝」は、「週刊少年サンデー」で、昭和40年5月16日号から42年1月15・22日合併号まで連載。白土さんが39年から46年にかけて雑誌「ガロ」に連載した「カムイ伝」の番外編として、並行するかたちで発表された。「カムイ伝」の主人公の1人、カムイに焦点を絞った作品で、組織を追われて抜け忍となったカムイが、追っ手たちと戦いながら生き抜いていくストーリー。44年にはアニメ化もされ、「第二部」は「ビッグコミック」で、57年2月25日号から62年3月25日号まで連載された。
今回の新作では、カムイの幼なじみの女性、伊児奈(イコナ)と再び出会う様子が描かれるという。
最初の連載から40年以上がたつ「カムイ伝」は、3部構成であることが予告されている。「第二部」は「ビッグコミック」で、63年5月10日号から平成12年4月10日号まで連載されたが、「第三部」は現在構想中という。
「ビッグコミック」編集部は「白土作品をご愛読いただいている皆様の最大の希望は、もちろん第三部の連載開始であることは重々承知しているが、そこに至る過程で生じた空白期間の『渇き』を癒やす久々の白土作品として、多くの方々に手にとっていただきたい」としている。(堀晃和)
カムイ伝:9年ぶりの新作「カムイ外伝 再会」を3話連続掲載 松ケン主演映画公開を機に
マンガ家の白土三平さんが忍者の過酷な世界を描いたマンガ「カムイ伝」シリーズの最新作「カムイ外伝 再会」が9月25日発売のマンガ誌「ビッグコミック」(小学館)19号から3話連続で掲載されることが26日、分かった。
「再会」は、主人公のカムイと幼なじみの女性の抜け忍、伊児奈(イコナ)が再会する物語で、3号で計80ページほどを予定しているという。松山ケンイチさん(24)主演、宮藤官九郎さん脚本の映画「カムイ外伝」(崔洋一監督)が9月19日に公開されるのを機に、白戸さんは「『カムイ外伝』の新エピソードならば」と新作を執筆したという。
「カムイ伝」は64年から、マンガ誌「ガロ」(青林堂)で7年間連載され、江戸時代を舞台に、自然や社会を語る壮大なテーマとエンターテインメント性を両立させ、話題を呼んだ。88年から「ビッグコミック」で「カムイ伝第二部」が連載され、08年にコミックスの累計発行部数が1000万部を突破した。
「カムイ外伝」は、65年から「週刊少年サンデー」(小学館)で不定期連載され、82年からは「ビッグコミック」で「第二部」が連載され、計320万部を発行している。【服部美央】
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