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先日のマリリランチ開拓のショッキングなニュースに引き続き、今日またショックで落ち込むニュースを耳にした。サラマの調査地域のひとつ、キマランチの全面区画割りが株主全員の一致で決まったという。キマ ランチは2006年の土地区画以降、唯一区画割を全くされていない2つのファームの一つだ。植生はオープングラスランドのマリリ ランチとは全く違い、密に茂り生息する動物もディクディクやダイカーなどの小型のアンテロープが多い。
密に茂った植生はチーターの隠れ場所としては絶好の場所。 よって、歩くのもままならないチーターの子を持つ母チーターの養育の場所としても使われている。2005年から2年間ACKで行なった母チーターの行動モニター(ラジオカラーによる)ではキマ ランチを主な生息場として使っていた。
この母チーターはこれまでに5回の子をキマランチで産み育てあげている。その他にも母チーターと幼い子チーターが多く目撃されている。そんな子育て養育環境として不可欠なキマランチが無くなるなんて!
その他、キマランチはアンボセリ方面から北へあがる移動回廊としても使われている。土地区画が始まれば、人の入植は著しくなり、チーターの餌であるアンテロープが追いやられるだけではなく、密猟も増える。密猟はワイヤーの罠(スネアー)をしかけ無差別に行なわれる。ACKが知る限り過去に2頭のチーターがスネアーにかかり殺された。また、木炭を違法で作って売るために木は伐採され、密な植生は丸裸になるのが手に取るように見える。なんて悲しいニュースだろう。マリリランチ、そしてキマランチと開拓が入れば、チーターがこのサラマに残る確立はもうゼロに近い。
チーターがこの開発プロジェクとにどのように対応するのか、また、生き延びることはできるのかを知るために、チーターがサラマから完全にいなくなってしまう前に、GPSカラーによる行動モニターの把握が迫られている。
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