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{ その2 2015年1月27日 MLへの投稿文を加筆修正 }
(ML上で意見を投稿してくれた方に対し)
貴稿を拝読して感じたことや、前回の投稿以降考えたことをお伝えしたいと思います。
まず、貴殿の結論、「人間的展望を持った、倫理的余地のある思想」、「今とは違った世界を展望する可能性を語れるかが、これまで以上に試されることが増えるでしょう」との主旨に強く賛同します。
また、理念の違いこそ本来重要な争点だと思っているので、実は湯川氏の件をどう考えるかは避けて通れないことだと思っています。
彼の残したブログを読むと、いわゆるネトウヨ層的です。単なる悪ふざけのISコラージュを作って喜んでいる層、在特会など、まさに安倍政権を支持している層の人物なわけで、正直怒りさえ湧いてきます。
これはもう主義主張の違いというより、病理が日常生活化しているという感じがします。
確かに彼が直面した生活や精神面での数々のプレッシャーには同情します。そして同じようにプレッシャーを感じた人々が、ネトウヨ的になって自信を取り戻すということも理解します。だからといって、この問題の重要性をタブーにすべきではないということです。
戦争で人が亡くなっていくことへの現実感が薄れていく一方で日本は紛争の現場に近づいているこの時代、第2、第3のユカワハルナが出てきて現地の人たちに呆れられ、怒りを買う危険性が大きくなっているのではないでしょうか。
彼のブログには、現地の人々の無償の優しさ、仲間として受け入れられる喜びによって、人間性を回復していくような記述もあるので、解放されて無事に帰国できたら、きっと今までの行為を反省できる人ではないかと話していました。
しかし、軍事オタク的なことばのほうが多いので、もし拘束されずに、当初の目的を果たして本当にPMC事業を行ったり、日本でネトウヨ的活動を行ったりすれば、現地の人の「平和好きな日本人だから親切にする」という行為を踏みにじることになります。
それは日本のNGOが真剣に紛争地の救援を行ってきた結果築かれた、好意的な感情という財産を堀り崩すことになるのではないでしょうか。
たとえば在特会が「・・・市民の会」と名乗って、市民の意味づけを変えてきている、そうした事態と似ていると思います。
つまり、”民主主義”、”表現の自由”、”市民の自発的行動”、”人道支援”という、これまでいわゆるリベラルな市民が奉じてきたキーワードを使って、それらを乱用することになります。
今回の湯川氏の行動は、連帯抵抗運動というリベラル的手法を乱用して自分の民間軍事会社を立ち上げようという利己的な火遊びをしてしまったということでしょう。
安倍首相の、言っていることとやっていることが正反対な行動パターンとそっくりです。自由と安全のためにと言いながら、自分や仲間を危険にさらしていると。
しかも湯川氏は本当の戦場にいることで快楽に酔っている、まさに戦争中毒の初期症状です。
湯川氏は田母上氏だけでなく安倍首相を熱烈に信奉していると語っていますので、I am not Abe でなくて、まさにI am Abe の人なのです。
こうした状況はいま社会のあらゆる場面で起こっていると見ています。
パレスチナ関係でいえば、極右系宗教団体や極右企業経営者がいまパレスチナ問題に積極的にコミットし始めています。
いっぽうでそれに異を唱える人びとはうまく抗えているのでしょうか。
例えば、いま「安倍やめろ」の罵倒が非常に多くきかれますが、問題は彼がやめても第2、第3の安倍氏が登場してくるような土壌になってきたことだと思っています。
それこそ戦前同様、今の段階では首相が交代すればするほど状況は絶望的になっていくでしょう。
イスラエル問題、原発、八ッ場ダム、辺野古ほか、そこに通底している理念こそが問題だと思うのです。 植物が、地上部だけ刈り取っても根がある限りまた生えてくるように、土壌が荒れていることに注意を向け、作物自体よりも土壌を改良しなければいつまでも健康な作物が育たないのと同じことです。 この理念の違いをもっとはっきり打ち出して”対決”しないと、いまは表面上の一つ一つの事象で戦っているので、結局は個別撃破されているのだと思います。
結論です。
人質二人の命に軽重があるような気持ちはまったくないし、二人とも無事に救出されることを願っていたのですが、同時に”ユカワハルナ的問題”をタブー視せずに向き合って意見表明しなければと思いますし、今回の教訓を生かさないとこれから大変なことになると考えた次第です。
● I am Kenji キャンペーンに関して
これは最初、シャルリーのキャンペーンのイメージもあって躊躇したのですが、セーブ・ザ・オリーブとしても掲載することにしました。
HP,FB,ツイッター、とにかく出しています。
理由は以下です。
1)ほかにすぐに実行できる手段がない
2)表現フォーマットが決まっているので取り組みやすい、マスになりやすい。
3)これなら現地の子どもたちもやりやすい。
4)民間だからできること、そして民間でやるから効果があること。
5)ネットで拡散してしまった悪ふざけコラージュを覆すだけの広がりが期待できること
です。
● 女性死刑囚との交換条件について
途中を端折りますが、もしヨルダンが釈放してくれると言っても(むしろヨルダン”政府”は解放は問題ない、それどころかウェルカムではないかと思う)、いずれにしろ日本政府は動かないでしょう。
有志連合や国内支持層から相当非難が出るでしょうから。
つまり政府に期待するのは、どちらにしても無駄だということです。
もし解放されるとしたら、ヨルダン政府が、(パイロットの解放のためもあるので)女性死刑囚を釈放するとなったときに、日本政府もさすがに釈放しないでくれとは言えないと思うので、しぶしぶ受けいれて、後藤さん解放ということになる可能性はあるでしょう。そうなったら安倍氏、政府は救出に関わった政府の努力を持ち上げ 自画自賛するでしょう。そして皮肉にも安倍政権は延命するでしょう。
いずれにしても、政府がいまの思考方法、やり方で動いたら、人質は死ぬし、現地の人びとの反感を買って、身代金を支払うケース以上に日本人への脅威が増すでしょう。
ですので民間の力だから解放できる、という実績を作ったほうがいいと思います。
最後に、海外の紛争地支援、ましてや中東の紛争地の支援活動への一般の人たちの見方が厳しくなるとことへの危惧です。
自己責任、君子危うきに近寄らずという風潮がどうしても出てきます。政府・与党、テレビコメンテーター、タレントなどの中には、紛争地域への渡航を制限せよという声が噴出しています。 物見遊山で戦争ごっごをしに行くパターンと危険地帯をも取材してくれるジャーナリスト活動がいっしょくたになって批判されている乱暴・稚拙な論議が大手を振って語られるようになっています。 今の状況で後藤さんが殺されたという発表が流れたら、ますます中東、アラブ、イスラム圏の印象が悪くなり、私たちの活動にもさらに大きな打撃となるでしょう。
安倍政権の積極的平和主義は人命を危険にさらすといわれていますが、早々に現実化した次第です。
長文、乱文失礼いたしました。とにかくこの人質の件は、以下の問題意識から出たものでした。とりあえずこれにて。
1)どうにか人命を救えないか 2)日本が右旋回していくのを止められないか 3)パレスチナの支援事業にも負の影響が出るだろう そして結論は、拡大する保守系理念を超える説得力ある理念の構築が必要。 そのためには、湯川氏の行動は問題があることを表明しておくことが重要ではないか、ということです。 -------------------------------------------------------------------------------
第3の声明文がさきほど、1月27日の23時過ぎに公開された24時間以内に人質交換を行え。それができなければ後藤氏とヨルダン人パイロットを殺害する。これが最後通牒だという。
ヨルダンは女性死刑囚を手放していいと思っているだろう。しかし日本側は、例えヨルダンが解放するから日本人を救ってもいいよと言ってくれても日本政府は受けないだろう。面子がつぶれるからね。
一縷の望みとして、I AM KENJI 企画がけっこう広がっていたので、これはひょっとしたらいけるかと期待したのですが、日本政府、ほぼ絶望的ですね。
(了) |
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この件で、考えていることを述べたいと思います。
まず、ISが最初の身代金請求ビデオを公開した翌日にパレスチナ関係のNGOのメーリングリストに投稿した文章を多少修正したものです。
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{ その1 2015年1月20日 }
首記の件ですが、昨日からのニュースの通り、このままだと後藤、湯川両氏は殺害されてしまうでしょう。
この件で、なんとか殺害を避けるためにできることはないかと周囲で議論した結果、以下の通り提案したいと思います。
【現状認識】
1)政府に交渉を任せておくと、彼らは何もできない、しない。それどころかかえって逆効果になる。 したがって、民間で動くしか、可能性のある方法はない。
2)ISとコンタクトできる中田考氏や常岡浩介氏は警察ガサ入れ後、動きが封じられている。
常岡氏のツイッターでは未だに外務省や警察から協力要請もないという。協力要請があれば、協力するよと言っているのだが要請がないから彼らも動きようがない。
それでもできる範囲でやってくれるかもしれないが、その活動は難しくならざるをえない。
3)民間でできることといったら、現地の親日本のイスラム教徒や聖職者に「日本人人質を殺すな」というメッセージを送ってもらうとのいうのはどうでしょうか。
イラクの日本人人質事件や、現地の聖職者が仲介に入ったおかげだし、、その後の人質事件で解放された例は、現地メディアで子どもが泣いて父を返して訴えたりしたケース、との報道もあった。
例えば、ガザのパレスチナ人、女性、子供たちに、「日本人を殺さないで欲しい」というメッセージをテレビに流してもらうというのは、どうでしょうか。
ガザにコネクションのあるNGOの方々、あるいは土井敏邦さんや古居みずえさんに動いてもらえるよう頼んでみられないものでしょうか
あるいは最後の手段で、どうにかコネでハマスに頼んで(微妙なポジションではありますが)、ハマスからもそういうメッセージを出してもらうとか。
あるいは最終手段の一つで、レバノンで軟禁中の有名なO.Kさんにメディアに出て解放を訴えてもらうとか、どなたかコネはないものでしょうか。
とにかく、日本政府は身代金を払ったり交渉したりするどころか、「確認中。情報収集中」ばかりで、結局なにもしない。
それどころか、上からの指示で意図的に何もしないようにしている公算が大です。
常岡、中田氏へコンタクトがないところからすると、もう何もする気がないのだと思います。
そしてもし政府が動いてビデオメッセージを流したり、何か動いたりコメントしたりするとイラクの人質事件と同様、逆効果になって人質の命を危険にさらすことになるでしょう。
政府は、そういう流れで、集団的自衛権が必要だとか、憲法改正が必要だとか、辺野古新基地が必要だという論調に持っていくでしょうから、これは、民間の平和交渉が必要なんだと示すことができれば多少の歯止めにもなるでしょう。
もし動いていらっしゃる団体があれば、状況を報告いただければありがたいと思います。
もしまだならま上記提案を参考にしていただければ幸いです。
あるいは皆様のご意見をいただければと存じます。
私たちとしてもぎりぎりまであきらめず、なんとか道を探っていきます。
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ビデオの公開情報を見て、これは大変だと、内部で相談した結果、状況を正しく判断し、自分たちができることを最大限やらなければならないというこことで、上記のようなML上での呼びかけになった。 (その2へ続く)
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後藤健二氏、パレスチナの岩山に生える1本のオリーブの木のように。
理不尽な暴力によって傷つけられるが、誰にでも分け隔てなくその恵みを与えようとする。
切り刻まれ、火をつけられ、引き抜かれ、それでも最後までその威厳と風格を保っているパレスチナのオリーブの木。
その姿は後藤氏の姿に重なってみえるのだ。
どうかその高潔さを尊重して傷つけないで欲しい。 |

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21世紀のゲルニカ、ガザ。
不正義と不寛容、軍事力や経済力信奉の利己主義者が権力を握ったら、必ず罪のない人々を屠ることになる。
ゲルニカ、ガザ、そのほか世界の多くの地域で続いている。
わずかに流れてくる報道映像だけでも十分だ。
”自衛”のためなら民間人があれだけ死んでいてもいいのか。
経済的繁栄のためなら命や自然を犠牲にしていいのか。
良心を信じることなく現実主義者を名乗る者は、他の犠牲は仕方がないと思っているようだ。 ガザ、福島、辺野古、ウィグル、チベット....
世の中には見過ごしていいことといけないことがある。
これから日本は、イスラエルに武器輸出をするという。
それは私たちが今回のようなガザ虐殺に加担することである。国益のために、である。
政府が軍事力による集団的自衛権を行使するなら、私たちは良心を守る集団的自衛権を発動しよう。
世界中の人の良心が壊されそうになるとき、私たちの良心、人間性を守るため、行動する。
そうはいっても、ハマスはロケット弾を撃つし、原発は必要だし、普天間基地移転のために米軍基地は必要だし、ウィグルやチベットは中国の一部で内政干渉はすべきでない、という方に言いたい。
事実をよく見ること。事実を直視することができれば、自ずと答えは立ち現われてくる。 ガザ北部 ベイト・ハヌーン。 馬。 現代のゲルニカだ。
[閲覧注意] 馬、驢馬たち
田中龍作ジャーナル ガザからのレポート
沖縄・辺野古もガザ虐殺の陰で緊急事態です。
辺野古浜通信 ツイッター https://twitter.com/henoko_tushin |
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2012年暮れ、自民党政権が復活し、公然と辺野古の浜を埋め立てる動き、高江のヤンバルの森を破壊する動きが加速している。
沖縄の人たちは自民党も含めて県民も県議会も反対しているのに本土の政府はごり押ししようとしている。
もう沖縄は独立するしかない。
2012年春に辺野古、高江を訪れた。
そのときにの感想を踏まえ、2012年秋に沖縄YWCAのニュースレターに寄稿した文章を掲載する。
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パレスチナから沖縄から。美味しさで世界をよりよく変える。
セーブ・ザ・オリーブは2003年からオリーブオイルなどのパレスチナ産農産加工品を日本に輸入し、販売する活動をしています。
中東に縁もゆかりもない自分が活動を始めたきっかけは、パレスチナで起こっている悲劇を自分の目で見て感じてしまったからでした。
2002年の春、イスラエルによるパレスチナへの攻撃が激しくなりテレビで集中的に報道されていた時期がありました。
その際、ベツレヘムの聖誕教会に武装したパレスチナ人が200人以上立てこもり、約40日間にわたってイスラエル軍に包囲された事件がありました。
しかし驚いたことにニュースでは、包囲のさなか修道士・修道女たちがパレスチナ人を命がけでかくまっているというのです。
パレスチナ人過激派というとイスラム教徒だとイメージありますが、そういう人たちを、なぜ聖地を守るべき修道士がかくまうのだろうと、当初は疑問に思いました。
そこで調べてみると、この問題はマスコミのコメンテーターが言うような宗教対立ではないということに気づいたのです。
クリスチャンのパレスチナ人(人口の3-4%)も土地や様々な権利を奪われ、迫害されていて、レジスタンスに加わる人々も少なくなかったのです。修道士たちは、ただ不正義に対し抗議し、弱き人の側に立つことを実践していたのでした。
そうした騒動の後、実際にパレスチナを訪れました。事態は文字通り想像を絶するものでした。
イスラエル軍のミサイルによって破壊された民家を訪問したとき、家の横にあった引き裂かれたオリーブの木の小枝を私はPETボトルに挿して持ち歩いていました。
旅の途中、別の訪問先の難民キャンプで10歳ぐらいの子供がそのボトルに水を入れてくれたことがありました。
パレスチナ人にとって、オリーブは経済的、精神的、社会的にシンボルです。
言葉は分かりませんでしたが、これが自分たちの気持ちなんだ、という表情は忘れることができません。
2週間ほどの滞在でしたが、多くの忘れえぬ体験をしました。
帰国後、わたしたち一般市民に何ができるか考えた結果、この問題にもっと多くの人が
コミットしていくことが必要だと感じました。
そこで自分の専門分野である食で役に立てばと、パレスチナ産の質の良いオリーブオイルを日本で広めようと思ったのです。
パレスチナというと、ネガティブなイメージのせいで、「関わりたくない」と思われがちです。それに対し「美味しいね」と食べていただき、そこからポジティブな関心を持ってもらえればというわけです。
今年の3月、20年ぶりに沖縄を訪れ、辺野古や高江を訪問しました。パレスチナの問題を見てから沖縄を見てみるとほとんど同じ構図だと気づきます。
正当性のない権力、暴力、カネによって土地が奪われ、人々の生活が脅かされている様子はパレスチナと変わりません。
ですから私が“パレスチナに正義と平和を”と唱えるとき、より身近な土地である沖縄の不正義や問題に目をつぶっていることはできないのです。
それに自分の愛する沖縄の自然や風土、人々を蹂躙されることは自分のこと以上に我慢がなりません。
私たちの活動は、人を傷つける武器の変わりに美味しい食べ物という武器で、人々の心に平和の栄養をつけ、いつのまにか心も体も社会も健全になっていくという作戦です。
その土地の意味をその土地の食品を通じて感じてもらおうという趣旨です。
この6月から東村の自然栽培に近いバナナや野菜類の販売を試験的にスタートしました。
沖縄はパレスチナと同様、美味しい食品がたくさんありますから、お勧めの食品があったらみなさまぜひ教えてください。 ============================================== |






