前後不覚

キティちゃんじゃなーい(泣)

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「おい、マオバディ(マオイスト:ネパール共産党毛沢東主義派)!」

「ハジュール! サール、僕はマオバディじゃないってばぁ・・・」


返事をしないわけにはいかないので、とりあえず「はい」と返事をするところがえらい。


「なんだ。お前はマオバディだろ?」

「ちがうってばぁ。マオバディは人をいっぱい殺したから嫌いなんだよ」

「今は違うんだろ?今日もバラジューチョーク(カトマンズ内の主要交差点の1つ)で笛ふいてたぞ」

「交通整理して、違反車捕まえてどうするの?政府(の警察)に渡すだけだよ?」

「あれはそんなことやってんの?賄賂でも要求して小遣い稼ぎでもしてるのかと思ったよ」

「もちろん、賄賂も要求してると思うけど」


現在、いたるところで交通整理するマオなるものがあるらしく、

私の場合は、信号がなく渋滞が激しい交差点で、西と南は警察、東と北はマオというのを見た。

マオのほうは赤のサンバイザーが目印なだけであるが、

なんだか警戒しているのか、警察が笛を吹くよりもマオの笛の方が効果は高いようだった。

分かりやすく書くと、

お姉さんの警察<お兄さんの警察<マオ 

が、渋滞緩和能力は、

お姉さんの警察=お兄さんの警察=マオ

なので、

乗る人が変わるしかないらしい=救いようがない

よって、

みんなかわれ。

そういうこと。



「おい、マヘンドラ。お前はマオバディか?」

「うん。サポーターだよ」

「なに!まぢ?」

「だって、今のままじゃ何も変わらないよ。変わらなきゃダメなんだよ」


ちょっとアツイ感じなアイツ。


「王様どうすんだ」

「海外にお金いっぱいためてあるんだから、どうなったっていいよ」


ラージェスもこれには同意らしく、激しく相づち。

うんうんうんうんうん。


「マヘンドラ。お前そー言えば、このまえバイクの鍵とられて立ち往生させられてたじゃねーか」

「あの時は僕のミスだ」


ミスか?


私の仕事場では長老のパンチャさんが通りかかったので、聞いてみた。

「パンダイはマオバディどう思うの?」

「あん?」

最近、耳が遠い。

「マオバディだよ、マ、オ、バ、ディ!」

「あ〜」

「パンダイはマオバディ?」

「今は違うけど、半年後に選挙があるから、その頃はマオバディのサポーターかもね」

「え?だって、息子さんがマオバディに何もしてないのに殴られたばっかでしょ?」

「あれは、息子のミスだ」


ミスか?


「そういえば、パンダイのところにもマオバディが寝かせろだの飯喰わせろだのって来るの?」

「あー、来たよ。でも地域のみんなでデモしたから来なくなったよ」

「こないだマオバディの事務所につっこんだの、まさかパンダイなの?」

「違うけど、おれたちだ」

その日のそのデモ後、マオバディ書記長さんからカトマンズ市民に向けて謝罪があったのでした。

デモってみるもんだね。



そんなわけで、とりとめもない話になってしまいましたが、

私のまわりにもマオが浸透しつつある状況です。

というお話でした。

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