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2002年8月23日に、店を開業することを決断したMとHは、
早速計画を開始。
目標を翌2003年の3月頃と設定しました。

最初に考えたのは店の名前とコンセプト。
コンセプトはHの薦める「地ビールや世界のビールが飲める店」
それに。Mの薦める「世界中の家庭料理の店」
と言うものの融合でした。
「ビールと料理のマリアージュ」と言うことで
日本酒やワインのお店では料理もそれに比例して楽しむのに対して
ビールはどちらかといえば、食べるものは簡単なおつまみ程度で
ビールの量を増やさんがためなのか、塩辛いものが多いです。

これは、ヨーロッパでのビールの本場(英国・ドイツ)では、
ワインの本場(フランス・イタリア辺り)と比べて
料理が乏しいイメージも優先されているように思います。

歴史的に見れば、ビールはワインの原料である「ぶどうが」取れない、
主に北方地域で麦を砕いて作っているという土地柄の背景も
あるような気がします。

でも、それではつまらないということで、美味しい料理が食べられる
ビールの店と言うのを考えたわけです。

イメージ 1

特に、Mは自らの経験上で、
「女性が一人でごはんを気楽に食べられる店」を
やりたい気持ちがありました。ちょうど画像のような小料理店だけどもっと
気軽に入れるような・・・・・。
そしてこれは、紆余曲折を経て13年近くたった。
今の店は実際にその通りになりました。

しかし、これは開業後に感じたことですが、
非常に斬新過ぎて、日々苦戦しました。
でも、今改めて考えれば、あの強引さは当時としては早かったけれど
悪い方向ではなかったので、良き思い出と感じております。



コンセプトと店の屋号については2人でキーワードを捻出するために
2人で思いつく言葉を言い続けました。
当時は「ダイニング」と言うネーミングが流行っていました。
私たちはやや天邪鬼的といいますか、既に行われている名前をそのまま
使うと言うのは面白くないと思いました。
そこで「ダイニング」に変わるネーミングを
数日考えて見つかったのが「食堂」と言うキーワード
イメージ 2


当時やや古い昭和のイメージがあるこの「食堂」に非常に面白みを感じました。
そこにビールの「麦酒」をつけて作った名前が「麦酒食堂」
気のせいかもしれませんが、私たちがこの名前を名乗ってから
「ワイン食堂」と言った食堂を屋号につけた名前の店が増えたように思います。

さらに、そこに加えたのが「BEER&BEAR」
Mの住んでいたマンションにはは何故か熊のぬいぐるみが多数ありました。
Hが面白がって買ってくると言うのもありましたが、
その熊「BEAR」と「BEER」は、奇しくも一文字違い。
この呼び方「ビアアンドベアー」は非常に自然と即決定。

こうして開業決意から数日後に当時の屋号「麦酒食堂BEER&BEAR」は
完成されたのでした。

※補足ですが、この屋号は4年強程名乗り、途中「麦酒食堂」だけを残した屋号を
経て、2013年から現在の「サワディ シンチャオ」に2回変更しました
イメージ 3

その2日後の8月31日に、Hの主宰するビールの会ベオレの席上で
店の開業の事を参加者に伝えたところ、
多くの人から賞賛の声が上がりました。

いよいよ9月より具体的な行動に入りました。

次に考えたのはエリアの調査でした。
大阪の2大繁華街と言えばキタの梅田とミナミの難波となります。
当然そういう場所は人も集まりますが、
反面、物件の取得や家賃の高さに苦しみます。

イメージ 4

京橋・コムズガーデン。
当時、この直ぐ近くのマンションに住んでいました。


そこで、その繁華街の周辺エリアを絞りました。
大阪の中心を囲うように大阪環状線が走っていますが、
その沿線辺りから攻めました。
まずは、Mの住んでいたエリアである京橋の探索からスタートして
中崎町、天満、福島、中津、谷町、堀江、島之内あたりを歩きました。

京橋のエリアも、マンションのあったコムズガーデンより南のあたりに
面白そうな物件(テナント募集中)と言うのを見つけ、
駅からも近いので、ちょっと興味もありましたが、
どうもランチタイムなどが弱いのは、
売り上げに響きそうと言うことで断念しました。

イメージ 5

中崎町・・・キタの中心梅田に近く、古い町並みが魅力的でした。

今考えれば北部エリアが多いですね。
京橋が北部にあったのと、当時のHの家がさらに大阪の北のほうに
あったことも余計にそうなった
ところがあったのかもしれません。

特に、中崎町・中津あたりはキタの中心梅田から徒歩圏内と言う
場所が魅力的に感じました。具体的に募集しているような
物件は見つかりませんでしたが、古い建物の中に「空家」では
ないかと思うところもあり、一段と興味が持てました。

イメージ 6

ちょうどこの文章を書いている2015年になって「クラフトビール」と言うものに
大手の会社が興味を持ち出して徐々にお目にかかる機会が増えています。
しかし、当時はまだまだ「地ビール=高くて不味い」イメージが強く、
大阪ではまだまだ珍しい存在でもありました。
そこで隠れ家的な場所のほうがよいだろうということで
上記のエリアを実際に歩き、そして気になる店もしくは
その近くのお店に入っていろいろチェックしました。
結果的にこれらのエリアとは違うところになりましたが
このときの経験が、物件取得の大きなヒントになったことは
間違いなかったです。

イメージ 7

中津・・・中崎町同様梅田に近くて古い町並みが残る場所

MとHの飲食店開業に向けて周りの人も応援してくれるために
このころには情報が少しずつですが集まってきていました。

そういう中で、店の物件で入居者を探していると言うことで
酒関係の知人から紹介を受け、
ある日の午前中に実際に大阪駅から環状線で西側の2駅先にある
野田にある物件を見に行きました。

イメージ 8

ここはビルの一棟貸しで、お店と言うより食品工場のような様相がありましたから、
ちょっと違うと言うことになりました。(内部の見学だけしました)

その物件を見に行った後に向かったのが一転してミナミエリアの島之内。
事前に予定を立てていたから見に行ったのですが、
ここは、難波や心斎橋からも近いのが魅力的に感じたのです。
このエリアは、中崎町や中津と違い古い建物はありませんでしたが、
住宅エリアがあるのと、韓国系のお店もあって少し面白い町のように思ました。

イメージ 9

島之内にある教会 今考えてみれば、この地域を訪問しなかったら
今の店の物件に出会えなかったかも


その帰り、地下鉄の長堀橋から京橋のマンションに戻る途中。
一つの不動産屋の店の前に張り出している物件の一つが非常に気になりました。
それは、本町と心斎橋の間にある路地の倉庫物件
つまり、現在サワディ・シンチャオが存在している場所だったのです。

イメージ 10

ここです。(番号のついているところの左上です

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