そして最も気になっていた、厨房機器ですが、
あるラーメン屋さんが閉店したために
中古のものが施工業者さんの手元にあると言うことで一式格安で購入しました。
テンボスさんなど中古の厨房機器の業者で冷蔵庫などの
値段の相場を知っていただけに
本当に奇跡的な価格で入手できたことは非常に意義あることです。
台下冷蔵庫とシンク及びコンロのセットは中古を揃えたとしてもその金額の 3分の1以下の金額で入手できました。
さらに、工事に必要なものに図面があります。 本来ならデザイン事務所というところで依頼して図面を引くわけですが、
とてもそんなお金があるわけではないので、自分たちでやるしかありません。
当時のMの事務所の仕事を手伝っているYKという非常勤の第一秘書の女性がい
ました。
その人に図面を引いてもらうことになりました。
(ちなみにMの事務所はこの年で終焉。実質的には引越しを
持ってというところですが、 一部の残務仕事が残っていましたので、
それまでHが「特別秘書」と言う形で手伝いました。
そして1Fの倉庫の簡易的な電気工事を実施。 知り合いでこういうのに詳しい人が手伝ってくれました。
それまでの蛍光灯から白熱球がぶら下げられるようになりました。
現在は、2階の事務所スペースにある蛍光灯 同じ物が物件取得当時、1階についていました。
その後、導入を決めていたベルギービールの輸入業者と 地ビール会社の社長が順次店に来て冷蔵庫やビールのサーバを
置いて帰ってくれました。
地ビールの樽もセットされましたので
いつでもビールを飲むことができます。
工事前の1階。アルミサッシや自転車が置いている あたり、どこかの農家の納屋のようにも見えてしまいますが、
生ビールのサーバがあることで工事前にパーティを
誘致することができたのです。
実はこれをするのには意味がありました。 工事が始まるまでにこの空間をイベントに開放しようと言うもの。
床などは相変わらずぼろぼろですが、引越し時に
マンションから取り込んだエアコンを取り付けてもらったので
空調には影響がありませんでした。
そこで、マンションから持ってきたソファや椅子を並べました。
すると簡易的な飲食スペースは出来上がりました。
物件取得後、初のパーティ(イベントの2次会)を開催。
12月下旬にはそれらが完成。 「ミーディングルーム」として活用します。 かかわっていたお酒の会の2次会が、初利用です。
そして、自主開催と言うことでクリスマスパーティを開始。
厨房などはありませんでしたので持ち寄りとか鍋を楽しみましたが、
これからどんな雰囲気になるのだろうと言う期待もあり
参加者が楽しんでくれました。
2002年12月25日に行ったクリスマスパーティ
壁や柱の塗装(床も土誇りがあるような状態) で、明らかにガラクタのような状態ながらも 見事にパーティができたのは驚きではありますが
今となっては貴重が画像です。
しかし、ちょっとしたトラブル発生。Mが寝込んでしまいました。 Hは一人で慌てますが、その関係で図面のチェックなどが年越しとなりました。
どうにか年末には不完全ながら動けるようになりました。 ここで電話があります。知人のバーが今年いっぱいで閉店するので
グラスや食器など入らないかと言うのです。
そこで、グラスや食器。ちょっと高めの椅子ももらいました。
その椅子は当時白い椅子でしたが、塗装や布の張替えなどを行い
今でもカウンターの場所にあります。
後にカウンターを設置しますがこの椅子の高さに合わせたと言う
エピソード・・・振り返ると面白いですね。
ちなみにこの椅子。本来このバーのために購入されたものですが、 このお店は、事情により1年程度しか続かなかったそうです。
しかし、当店に引っ越して第2の人生(椅子生?)を歩んで13年たった今でも
現役ですから、不思議と言えば不思議なものです。
でも、これで再び1Fのミーティングルームが倉庫状態に あたかもすごろくで戻るの場所を引いて戻ったかのような錯覚を
感じつつ年を越すこととなりました。
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