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大阪の中心部 本町と心斎橋の間にある小さな路地の奥で2003年開業の東南アジア料理店

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昨日、ちょっとしたタイの食材が不足していましたので
よく使う食材屋さんに仕入れに行きましたところ
気になる光景に出くわしました。

ちょうどレジの前の人が、「カオマンガイの素」というものを
手にしていました。ふとレジの前にその「カオマンガイの素」と
「ラープの素」というのが置いてありました。

それを見ると、ラープの素はともかくカオマンガイの素は
鶏肉とご飯とその素を入れて炊くと簡単に出来るというもの
後でネットで調べればいろいろ出てきたのですが、
このことも含めて、最近ちょっと気になることが氷解しました。


一つは「カオマンガイ」が以前より売れなくなってきている。
もう一つは「ラープ」の注文がへの違和感でした。

イメージ 1
(カオマンガイ)


カオマンガイについては、私たちの立場から考えると、「辛い」に
代表されるタイ料理の中で最も一般の人が受け入れやすい
タイ料理の一つということです。
カオマンガイには、「辛目」のタレがつきますが、
そのものが辛いわけではないという点です。
ですから受け入れやすく、非常に似た料理として
シンガポールの海南チキンライスとともに、
人気が出ていて、カオマンガイを専門的に扱うお店も増えていた
という事実があります。
当店も一時はこのカオマンガイを強化。
一時的に注文するお客様は増えましたが、最近は低迷気味です。
まあ、ほかにもいろんな物があるということもあるのですが、
「カオマンガイの素」こういったものが出回ったということも
大きな要因の一つでしょう。
そういえば、カオマンガイを売りにしていた店の中には消えた店も
残念ながらありました。


イメージ 2
(ラープ)

次にラープについて、これは驚きました。
「ラープ」の注文をする人が一時期急に増えました。
なぜ驚いたかといえば「ラープ」という料理は私たちの立場から
すれば、「マニアック」な料理のイメージが強いからです。

ラープはタイの東北部(イサーン地方)とかラオスの料理で
真ん中に大河のメコン川というのが流れてはいますが、
どちらかといえばあまり裕福なエリアではないところで、
料理としてこのラープともち米でおなかを満たしているような地域。
(ソムタムとかガイヤーンとかもあるのですが)のイメージがあります。
そしてラープはどちらかといえば非常にに辛い料理です。

イメージで考えるとどうしてもそういう地域に在住とか旅した人。
あるいは、タイ料理のマニアとかでないと知らないと思っていましたから、
あまり詳しくなさそうな人(それは他の料理の注文でわかるのですが)
が注文してくるものですからちょっと面を食らいました。
テレビか何かで大きく紹介されたのかなと・・・。

それが、そういう「ラープの素」としてカオマンガイとセットで
販売されていたのですから、それでうなづけたのです。
これを気軽に購入して食べた人が、店で食べてみようと思われたのでしょう。


そこで感じたのは私たちが情報収集力を強化する必要と個人店としての
方向性だったのです。飲食業というものはついつい日々の料理を作って
一日を過ごしますから、最新の情報に疎くなりがちなところが
あります。
(私たちなどテレビを10年近く見ていないからなおさらです)
今回そのことがある意味わかった事で、こういう「○○の素」の料理
とは、真逆的な料理を出しているからといって、
無視せずにあるていど把握する必要はあるのかなと思いました。


そしてもう一つ。こちらは大事な事ですが、個人店の飲食業として
なすべきことは、やはりよりおいしいものを出すということに尽きること
です。カオマンガイやラープ以前に、「トムヤムクン」「タイカレー」に
ついてはそう言ったものはいろんなメーカーから出ていて、最近では
ごく普通のスーパーでも目にします。

少し前にこちらのグリーンカレーしか食べたことがないという
お客様が当店の自家製ペーストのグリーンカレーを召し上がられて
非常に感動されたということがありました。


ですからそういうものが出ていても怯むことなく、
それら大量生産もしくは万民受けを狙ってマイルドになりがちな
料理と比べて、明らかな「違い」を出す料理を出す。
それが小さな個人店である当店が今後も生き残るために
必修なのだろう。そのように感じたわけであります。

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