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「サワディの諸君さんよ、あっしは、
おめえさんたちがブログなんぞに書くようなしゃべりかたした覚えはねえけどな〜。
まあよい、そんなことより、今度おめぇさんらが米粉を作ったアジア料理って
のをうちで紹介してみないか?」

と言葉使いの云々はともかく、当店のシェフに講義をしてほしいという
依頼を受けました。期日は7月11日月曜日と後一月足らずですが、
せっかくですので、依頼を受けることにしました。

そのきっかけはこちらの記事を参照ください。

そのやり取りのさなか、いわゆる「グルテンフリー」とされる
米の有効活用のために、米粉を最大限に利用する動きがあり、
その過程で、日本の主食たる米の粉である米粉が
事実上小麦粉に圧倒されている要因の改善につながるという方法で
米粉を作る(気流粉砕という)機械を作っている会社が
実はは大阪の八尾にあるということを知りました。

では、その工場にいってその機械を一度拝見したいと要望を出したところ
了承を得て、スケジュールを調整した結果。
この日6月13日の午後となりました。
ということで私たちは定休日の午後八尾の地に向かうことになりました。

http://asianfoods.biz/g_2016/yao_01/01.jpg
JRなんば駅です。今回はJR八尾駅で集合して機械を作っている
「西村製作所」さんにお邪魔することになりました。
私たちの店の場所から、最も近いJRの駅がこのJRなんばです。

http://asianfoods.biz/g_2016/yao_01/02.jpg

かつて国鉄時代には「湊町」といわれていたこのJR難波駅も
地下のターミナル駅となり、近いこともあり私たちもよく活用します。
ここから王子駅の各駅停車に乗って八尾駅を目指します。

http://asianfoods.biz/g_2016/yao_01/03.jpg

慢性赤字だった国営時代から民営化されて、ずいぶんたちますが
JRの勢いは驚くほどにすごく、駅もどんどん近代化していきます。
この八尾駅もその例の一つで、この地にはベトナム戦争で脱出した
旧南ベトナムの残存勢力ともいえるような人たちが移民として住んでいる場所。
そのため、ベトナム食材が手に入る場所として当店開業以前から
定期的に通った場所です。
前回くらいまでは平屋の伝統的な駅だったのに
見違えるようになっていて驚くばかりです。

http://asianfoods.biz/g_2016/yao_01/04.jpg
民営化されたJRがここまで駅にお金がかけられるということでしょうか?
バリアフリーなどを充実させることにより利用者も増え、さらに売上げ利益が
あがっていくまさしく「正のスパイラル」ですね。

とはいえ、駅前の雰囲気はそれほど変わっていませんでした。


http://asianfoods.biz/g_2016/yao_01/06.jpg
駅からすぐのところにある小さな川を渡ります。

実は、この近くには日本酒にこだわっている酒屋さんも
あって、一時期何度か通ったこともあります。
久しくご無沙汰ですが、今回は駅で集合した私たち以外に
吉本 匡伽さんという女性と、
企画した空庭さん(事情により集合時間に間に合わないということで
先に3人で工場に向かいました)が、いらっしゃいますので、
そこには立ち寄りませんでした。

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途中の小さな水路を過ぎると「西村製作所」の工場はすぐ近くです。
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見えてきました。この場所は八尾という場所で主に小さな空港で
有名ですが、北隣が東大阪市という中小企業の集積地で有名なところ
で、世界に通用するような部品を作っているところも多い場所
所在している場所の自治体は違うものの、雰囲気はそういう中小企業
の会社と同じようなものを感じました。

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失礼ながらもっと小さい工場のイメージを勝手に持っていたのですが
実際にいけば立派な工場がありました。

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会社の看板です。


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大掛かりな設備がありました。

イメージ 1

従業員の人に確認してもらい、「社長に会いたい人が来ています」
受付に連絡をとってもらい、3Fにあがります。


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その入り口にこういう記事がありました。
タイの大学と組んで新しいことに挑戦した内容です。

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そして、タイに現地法人を立ち上げたとあります。
精度の高い米粉製造機械「気流粉砕機」を
日本以上の米の国である東南アジア諸国に売り出すために
積極的に活動されておられるのです。


そういうことを聞いたものですからぜひこの機会に
西村社長にお会いしたいと私たちは思ったわけでありますが・・・。


http://asianfoods.biz/g_2016/yao_01/15.jpg

具体的な製粉方法を図示したイラストもありました。
80年以上も米粉の機械一筋の会社とのことだそうです。


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タイやベトナムなど東南アジアに実際に行けばわかりますが、
いろんな会社が現地法人を持ち、そして「日本人町」ともいえるような
エリアが現地にあります。
旅行者よりもそういう人たち向けのフリーペーパーも
入手できるので、そういう情報はいろいろ入ってきます。

とはいえ、最近は郊外の「工業団地」ができてきて
様相は少し変わってはいます。(タイのシラチャとか有名ですね)
そういうところの駐在員の人たちとは現役の人たちとの接点もあるには
ありますが、むしろ駐在員経験者の人が日本に戻ってきて
懐かしさのあまり私たちの店にこられることも
多いので、こういうものを見るとそれらの事をいろいろと頭の中を
よぎるものです。


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とりあえず指示通り3Fに上がると事務所になっていて
受付の女性に案内されて会議室に入ります。

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会議室にもこういうものが貼ってありました。
こういう工場の勤務を経験したことがあるものにとっては
こういう雰囲気は似ていてそのことを思い出します。
それ以上に、社長にお会いする前からこの会社には勢いのようなものを
不思議と感じました。
ここにも「正のスパイラル」を感じました。

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しばらくすると、社長が入ってこられました。
名刺交換の後、何ゆえこの会社を訪問し機械を拝見したい
理由をシェフが話しました。

その後、具体的な話が社長からあり、少しやり取りをしました。
資料も多くいただきましたが、どうやら2つのテーマがあるように思いました。
1つは、掲示されているもののように東南アジアへの市場開拓。
資料の中には、将来のためミャンマーに機械を贈呈して大統領と
記念撮影している記事もありました。
翌日からタイに渡って展示会に出展するという話を
事前に聞いていましたが、ちょうどこの日インディカ米を使って米粉を
作る日でもあったそうです。


もうひとつは、どちらかといえばメインテーマですが、
従来の上新粉を作るような方法での米粉とは違う方法で
内部の細胞を破壊しないことでより米粉の力を発揮させる
ことについて、対グリテンフリーの人たち向けの料理を如何に作るか?

しいて言えば小麦粉が誇るパンで見られるようなふくらみの
あるものを米粉でどこまで実現できるか??
そのほかにも小麦由来の素材・料理を米粉でどこまで再現して作れるか???

そういうものに対する試みをされているという点でした。
(そういうものが米粉で実現が可能であれば当然こめこの需要が
増えてきますので良質の米粉つまり気流粉砕の機械を使って作られる
米粉が必要になるという話です)

遅れて空庭氏も到着したところで、いよいよ工場見学
実際に気流粉砕機が稼動するところを見に行くことになりました。

(後編に続く)

この記事に

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    大阪に、こんな技術をもつ企業さんがあるんですね。
    驚きました。

    [ Yoshiko ]

    2016/6/21(火) 午後 8:35

    返信する
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    > Yoshikoさん
    コメントありがとうございます。
    そうですね。大阪の東側あたりには小さな中小企業が集積
    していますが、専門分野を持っている会社本当に多いですね。

    サワディ・シンチャオ

    2016/6/22(水) 午前 2:49

    返信する

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