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前回の記事からの続きとなりますが、一昨日の月曜日に
京都へ行き、二条城を見学しました。
それはそれで非常に楽しいひと時を味わったのですが、
本来の目的はこれではなく、記念日のため夜のディナーを味わうことです。

それは、二条城から徒歩圏内にある京都御苑の直ぐ南にある
フランス人シェフが経営しているフレンチレストランなのです。

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京都の町は、桓武天皇が794年にこの場所に「平安京」という都を
定めたところからスタートしますが、そのときの通りの名前に
○条通りと言うのがあって、それは今でも現役の名前で存在して
いますし、二条城の名称自体が「二条通り」のところに作られたから
なのですが、通り自体はこの二条城から東方向に続いていました。

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堀川通り沿いに流れる堀川をわたります。

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小さな水路ですが、ジョギングをしている人もいました。


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二条通りを東に歩いていきます。
このあたりは、京都の古くからの通りですが、住宅地ということもあり
欧米人の姿はまったく見られません。

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伝統的なお店があります。


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何代も続く老舗でしょうか?

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食料用色素とあります。この建物と看板もレトロな雰囲気です。

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こちらは、キンシ正宗という日本酒の蔵の資料館。
残念ながらこの日は定休日でした。

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京都の町は、碁盤の目のような通りといいますが、
このあたりはまさしくそれに該当するような通りです。
(私たちの店も旧市街エリアなので碁盤の目のようですけれど)

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京都御苑の入り口です。レストランの予約の時間が迫っていましたので、
中には入りませんでしたが、こちらの中は公園なので24時間入ることは
できるようなことが情報として載っていました。


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こちらが、今回予約したお店
りょうりや ステファン パンテル(Ryoriya Stephan Pantel)です。

目の前には柳?の木が並んでいました。

このお店、フランス人のフレンチレストランですが、
こちらのシェフであるステファン・パンテル氏は、
フレンチのシェフでありながら、日本の懐石料理の影響を受け
旬の京野菜を積極的に使われているそうです。


さて、どんな料理なのか、懐石といった日本料理の高級店には
何度か足を運びましたが、フレンチ料理は食べる機会が少ないので楽しみでした。

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入り口は、京都らしい日本の庭つきの邸宅のような佇まいです。

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とりあえずビールをいただきました。

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前菜というべき境所に出てきた一品はこちら
焼きハモと焼きとうもろこし。ハモのジュレととうもろこしソース添え。
ナスタチュームの花と葉っぱ中にはナスも入っています。
焼きとうもろこしにはポップコーンを使用していました。
ハモだけでもおいしいですし、全体を一緒に食べても
バランスよくソースもパンと一緒においしくいただきました。
そして、ナスタチュームの花も美味しくいただきました。


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このお店の名物料理。
フォアグラに大根の奈良漬を巻いて一週間から10日間熟成させたもの。
パッションフルーツをはじめとした、4種類のフルーツソースで食べます。

すべてにおいて「おいしい」という印象で、フレンチを食べなれていなくても
これなら安心と思いました。
フォアグラと大根の奈良漬がこんなに相性がよいとは本当に驚きました。

ここまでいただいて思ったことは、フレンチはソースが命
それはいろいろなところで聞いたことがあるので知っていましたが、
懐石料理の影響を受けられたということで、懐石料理のような
盛り付けに、どことなくアートの香りが漂っているように感じました。
フォアグラと奈良漬が木の切り株を思わせます・

食べるのはもちろん見るのも楽しいですね。

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セロリとあさりの冷たいスープ 。
夏野菜のシャーベット入り。セロリの花。
バルサミコ酢とカレーソースをほんのすこし垂らしてあります。
あんまり崩さずに、少しずつすくって食べてということでした。

スープですが、デザートを食べているようなうっすらとした
甘みを感じました。

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拡大しました。激しい波で白くなっている海の上に
浮かぶ赤い島のようです。

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鮎。お腹に内臓で作ったパテを入れてバターソテー。
ルッコラや青菜で作ったソースで。下にじゃがいもと玉ねぎのガレット

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鮎が泳いでいるような表現がでています。
立体的に表現されているる鮎とその下の緑のソースの
ラインに「流れ」を感じます。
内臓のパテは、さしずめ渓流の石を表現しているのでしょう。


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頭を拡大しました。口の微妙な開き具合が躍動感を感じます。

すばらしい料理人は、美味しい料理だけでなく
アートの感性とかセンスも必要なのだなとそんな風に感じます。


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アンティーク?か、とても可愛いカラトリーです。
お皿ごとに、カラトリーも替えてくださいます。

ちなみに、日本人のお客様のためでしょうか箸もおいてありました。
しかしせっかくなので箸は使いませんでした。

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ビールの後はグラスワインをいただきます。
ステファン・シェフに3つのタイプのワインを薦められ
一番軽いものを選びました。こうなるともう好みの問題ですね。

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金色の皿の淵のために暗く写ってしまいました。

魚料理ということで、
すずきの蒸し物。あさかぜというキュウリとウイキョウのサラダ載せ。
黒オリーブのソース。トマトのタルト。上に乗っているのはオレガノの花。

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タルトのほうです。小さなピザのようにも見えます。
トマトの味が非常にしっかりとしていました。

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スズキのほうです。泡立てているソースの中に鎮座しています。
泡立てるソースは、最近の流行という話もあるそうですが、
この色は、砂の色ではと。
勝手な想像ですが、枯山水の庭園をイメージされたかのかと
思いました。


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実は、ステファン・シェフは日本酒が好きなのだそうで、
フレンチに日本酒というのは一瞬戸惑いましたが、
そういうことだったのでお勧めのものを注文しました。
2種類のうちひとつは普通の日本酒(広島の地酒)だったのですが、
こちらは京都の軽いお酒。本当に軽くて、ステファン・シェフの言うとおり
日本酒というより白ワインを飲んでいるような錯覚を感じました。

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さあ、メインの肉が来ました。カウンター席で目の前で調理の様子を
見ることができたのですが、まるで小さなハンバーグのような丸々と
した肉を切っていました。
そしてこの肉は、個人的に一番好きな羊肉(子羊:ラム肉)だったのです。

3種類の子羊の料理。柚味噌を載せた骨つき肉、低温でじっくり焼いたもの。
自家製七味をかけたグリル。野菜スープで煮たもの。野菜スープのジュレ
京都地元野菜。引き割り麦。

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ハンバーグのような形のものを切っていたのがこちら。
自家製の七味との相性が抜群です。


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低音でじっくり焼いたという骨付き肉。しっかりとした味わいでした。

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3つ目の野菜スープのもの。その通り野菜のうまみが肉に凝縮されていた
用に感じました。
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京都らしいですね。あたかも各京野菜がお互い同士意識したかのごとく、
自己主張を強くならないようバランスよく並んでいました。

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先ほどの日本酒はこちらの銘柄です。
軽いタッチのお酒が受けるような時代ということもありますから、
日本酒離れを食い止めるためにフルーティなあるいは軽い日本酒は
結構出ています。
しかしながらこちらほどそれ以上に日本酒らしくない
という味は初めてでした。麹の心地よい香りがそれを演出しているかのようでした。

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京都の場合、世界中から観光客が来ますし、ステファン・シェフのように
京都で在住している欧米人も多いと思います。
ですから日本酒の蔵元もそのあたりを意識して欧米人にも気軽に親しめる味の
日本酒を開発したのでしょう。「日本酒」というよりまさしく「ライスワイン」を
いただいたという気がしました。

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デザートです。

桃のコンポートと生の桃、フランスの赤桃入り。
イタリアンバジルとヨーグルトのケーキ
山菜で作ったムース?
レモンシャーベット桃のコンポートフランスの赤桃入り
バジルとヨーグルトの蒸し物
山菜で作ったムース?レモンシャーベット

まず、小さな弁当箱のような容器に入っていました
こういうところが京都らしいですね。
その容器もこだわりを感じました。ちょっと重みがあるおそらく錫の
容器のようです。

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いろんな種類が入っていますので、一つ一つを拡大します。


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バジルの存在がよいアクセントになっています。


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ムースも存在感があります。京都にある小さな山
船岡山とか小倉山を意識したのでしょうか? 大文字山かも。

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食後のコーヒーです。フレンチのコースがすばらしいので
陰に隠れがちですが、しっかりとした風味がある美味しいコーヒーでした。
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焼き菓子が最後に出てきました。これも含めてまずいものが存在しない
高級店の実力をまざまざと見せ付けられました。

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帰り際ステファン・シェフと記念撮影をしました。

本当は比較すること自体が失礼極まりないと思いつつも、
広い意味で同業者(飲食業)ですので、
そういう目でも今回はいろいろと勉強になりました。

近くにいるほかのお客様の中に?という風な人がいました。
それに対するステファン・シェフの華麗な捌き方とかも
近くで拝見することができました。

でもそれ以上にやはりこの方が料理に対する
情熱といいますが、そのすごさを非常に強く感じました。
私たちのシェフもその思いは同じ、分野もレベルも違いますが
その事だけは心にとどめていこうと思いました。

ちょっと散在したけど、勉強になりそして美味しいディナーを
いただくことができました。

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帰りは夜道を散歩しました。気になる建物がありました。

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伝統的な建物がこうやってあちらこちらに残っているのが京都なんですね。

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酒屋さん(蔵元さん?)のようですが、
建物が文化財に認定されていました。


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対照的に気になる中華料理のお店がありました。
こちらは格安でいただけます。

京都は学生の町という側面もありますから
安い店の結構(特に大学の近く)にあります。

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私たちのエリア(大阪)では見かけないディスカウントストアーもありました。
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帰りもバスで京都駅へ。地方の町なら路面電車が残っていますが
それなりのところになると地下鉄がメインになっています。
でも地下鉄は地下トンネルを走りますからつまらない。

夜とはいえ、バスから見る夜の京都もこの日の余韻を味わいながら楽しめました。

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