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第二章〜その後のワタシと3びきの子豚

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しまなみ海道

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サッカーが一段落して、
友達との約束もなく、
中学になって多分初めて二男王子が一緒に「行く」と言った。

お天気やその他の条件も揃っている。

前日から登山キャンプに出かけた長男豚の分の旅費も浮くしということで
以前から行きたいと思っていた、しまなみ海道へ王子とマロ様といきなり行くことにする。マロ様のとっては超遅い夏休み的。

翌朝の始発の新幹線に乗り込み「のぞみ」(私は初めて乗った)
の速さにびっくりしてマロ様に、時速何キロだと思う?と聴いたけれど、
「300キロくらい?」と面白くない答えを返してきた。しかも
チーターが110キロでマグロがどうのこうのと言っていたが
数字には興味がない私は、ふんふんと聞いているふりをした。

今度はイヤフォンで音楽を聴いている王子をチョンチョンとして
同じ質問をしてみると、「は?ジソク? ジソクって何やったっけ?」
とやはりまるで別の宇宙。高校は大丈夫なのだろうか。。
これではイカン、とやっとスマホデビューしたばかりの王子に役割を与えた。

「私はスマホじゃないから、ググれない。だから駅に着いたら、レンタカーまで
ナビゲーションしてね、ついてくから」

するとまた は? みたいな顔をしたのでGoogle map あるでしょ?と
彼のiPhoneを覗き込んだら、ない。ダウンロードするところから始める。。。
豚に真珠、王子にiPhone。

しかし、駅前のレンタカーなのに、そして、わざわざナビったのにもかかわらず、
違う駅前レンタカーに連れて行かれた私達だった。気付かずについて行った私も
ぼうっとしていて恥ずかしいので詳しくは書かないけれど。。。

さて、借りた黒のSuzuki のSWIFT (悪くなかった)で幾つか島を渡り、
大三島で今度は自転車を借りた。
しまなみ海道はサイクリストの聖地なのだ。私達もサイクリングに来たのだ。

皆がそうしているように、幾つかの橋を渡って今治まで走るのも良かったが、
橋以外は大して景色がいいわけではなさそうだったので、
色々楽しめるようにと、大三島を巡ることにする。

サイクリングマップによると結構なアップダウンらしいが、
王子はサッカーで鍛えたぱっつんぱっつんの足を持っているし、
マロ様も頑張り屋だし、私は別の意味でぱっつんぱっつんの足を
持っているので、プライドを捨て、電動アシストを借りたし、
大丈夫だろう、と自転車を3人でこぎ出す。

美味しい海鮮丼を食べ、幾つかの美術館により、
長い登りと、その後の爽快な下りを楽しみ、
トンネルではエコーする声で遊びながら、
サイクリングを満喫。サイクリングっていい!
こういう旅ってホントいい!
2人もすごく楽しそう。

しかし、予想よりもアップの区間が長く続き、
やっと下りと思ったら、また登り、というのを数回繰り返すと
さすがにテンションがダウン。
日も傾き始め、海風も立ってきた。

「じゃあ次のステーションで自転車は返そう。そしてバスで車停めたステーションに
戻ろう」ということになった。

でも、ナント、私の電動アシスト自転車は乗り捨てできないルールだった。
しかも、島の人、キビシイ。
「子供たちがもう無理って言ってるので、次のステーションまでは厳しいかと。。。
借りたところの方は電動アシスト自転車はなるべく同じステーションに返してくださいとしか言われませんでした」
とレンタルサイクルのカウンター担当の女性スタッフに言ってみたけれど、

「いーえ、電動アシスト自転車は必ず同じところに返してもらわないと、ほら、申し込み書にも書いてあるでしょう。」とキッパリ。
子供が疲れていようが、そんなのおかまいなし。私が今暮らしている文化とはちょっと違う
冷たさと厳しさがある。
同じ日本人といえども海と向き合って暮らしてきた人たちの性質はタフで潔い。
良くも悪くも。。。

これは無理そうだ、と諦め、
「どうする?みんなで頑張ってあと7キロ行く?」(4キロはずっと登り)
王子「俺はいいけど、マロ絶対むり、多分2時間かかる」
「そうね、自転車も5時までには返さないといけないし、、、(その時3:45)
じゃああなたたち、ここで待ってて、私1人行くから」
曇ってきたし、風は強くなるし、山道1人で行くのとても不安だったが
ここは、この島の人たちの強さを見習わなきゃとおもった。
心配したのか、王子が
「俺がいくよ。」
「車とってこなきゃいけないから。。。」と私。
マロ様は疲れてお腹が空いて不貞腐れていた。

そんなこんなで日がずんずんと翳り、アンフレンドリーな風の中、
かなり不安な気持ちで出発したけれど、電動アシスト自転車、凄いです。
たったの20分足らずで山道7キロを行き、無事に元のステーションに
かえし、車で2人を迎えに戻った。

突然思い立った日帰りの旅だったけど、
どんどん大きくなって、日々変わっていってる今の彼らの
自転車の後ろ姿を、追いかけながら、
登ったり下ったりして
いつもとは違う景色を一緒に眺めることができて
本当に良かった。
子豚たちに、もっと色んな場所や風景を見て欲しい。
色んなものの見方ができるように。

旅はやっぱりいい。

さてさて、そのころ長男豚は。。。

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