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飯島愛さんの孤独死

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12月24日夜、クリスマスイヴである。楽しそうなテレビが、突然あるタレントの死を報じた。テロップが流れ「飯島愛さん、死亡」と言う。ニュースの時間にはやや詳しい情報が出た。それに依れば、24日午後3時15分ごろ、渋谷区桜丘町のマンション21階の自室リビングで、飯島さんが床にうつぶせに倒れて死亡しているのを芸能事務所の知人女性が発見。女性はしばらく飯島さんと連絡がとれないのを心配し、マンション管理人に部屋の鍵を開けてもらって中に入って発見した、と言う。

室内には睡眠薬や風邪薬など数種類の薬品があったが大量ではなく、直前に薬物を服用したような形跡はなかった。遺書は見つかっていないという。警察では「自殺」と「病死」の双方の可能性があると見て、遺体を「行政解剖」した。しかし、死因の特定は出来ず、更に「病理検査」をして詳しく調べるとしている。飯島さんには腎臓病の持病もあったとか。享年36歳。如何にも若い。スリムでチャーミングな美人で、男性との噂も色々あったようだ。「美人薄命」と言う古い言葉を思い出した。

インターネットで飯島さんの事を調べていたら、彼女のブログの存在を知った。「飯島愛のポルノ・ホスピタル」と言うのだ。中に彼女の孤独な呟きがあった。「時々、急に、寂しくなったりしませんか?理由は、恋をしているからとか、男に振られたからとか、忙しない毎日に身を委ね、ふと気がついた瞬間とか、なんか空虚感が突然襲ってきたり、、、大好きな曲を懐かしく感じた時とき、思い出に縛られちゃって動けない事とか、、、ない?非日常でなく日常の中にポカンと穴が空いちゃっている感じ。ない?」と11月30日には記している。亡くなる半月前だ。華やかな生活をして来た彼女が、盛りの過ぎた後の寂しさを告白している。

(写真は、飯島愛の「ポルノ・ホスピタル」より借用)

    
家内がテレビで、家庭の事も報道していた、と言った。父親が厳格で、それに反抗的だったとか。何処の親でも、良かれと思って厳しく教育するが、まま、それが逆効果となることがある。彼女もそう言う1例だったのか。モデルとかアダルト映画とか、風俗とか、女優とか、とかく美人で男達に持て囃される女性は、不思議に「薄幸」である。その気になれば幾らでも結婚できたろうに、結婚もせず、勿論子供も無く、都会の高層マンションで孤独に死んで行き、一週間後に発見された美人タレントに、私は哀惜の念を禁じえないのである。

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