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(本の紹介より)
家主の都合で突然の引っ越しを余儀なくされた秋山美智は、ひょんなことから会社の先輩、諏訪さんの「別宅」に一人暮らすことになる。
たまに訪れる諏訪さんが見せる意外な一面、突然現れた「諏訪の妻」を名乗る美しい女性との会話に、美智は今までにない不思議な安らぎを覚えるのだった…。
現代の人間関係の危うさ、うつ病などのテーマを繊細に扱いながらラストに清々しい余韻を残す佳作。
単純に、装丁が気に入ったので購入。
アンテロープって何かと思ったら、アンテロープ・キャニオンのことみたい。
アンテロープ・キャニオンっていうのは、アリゾナ州のナバホ族の土地に位置する渓谷で、
幻想的な風景が、写真家や観光客に人気の景勝地だそうです。
<参考写真>(これらの写真は本書とは無関係です)
え〜、で、
主人公(女性・独身)は早急に住むところを探さねばならない時に、
会社の先輩である「諏訪さん」(男性)から、転勤になったので家に住んでほしいと言われる。
渡りに船、と思ったところが、どうやらその家は既婚者「諏訪さん」の「別宅」であるらしく、
しかも諏訪さんは仕事の都合で月に1〜2度は、その家に泊まるというのだ。。。。。
この状況から考えられる次の展開は、
渡辺淳一の小説だったら間違いなくこれでもかというくらいのドスケベな感じになると思うが、
(渡辺淳一先生の本はあまり読んだことが無いので、「たぶん」というか雰囲気です。すんません。)
ここではそんなことは一切無く、
「諏訪さん」は時折訪れては、料理を作ってくれたり、星を見に連れて行ってくれたり、
予想外の素敵なハプニングを用意する、セックス抜きの素敵な恋人、みたいな感じで、
いろんなことに反応の薄い感じの主人公も、さすがに少しぽわわ〜んとなりかけるが、
そこへ「諏訪妻」が登場する。
内舘牧子先生の脚本だったら、たぶんここでドロドロの修羅場になるはずが、
全くそれも無く、
むしろ主人公は、「諏訪妻」可愛い、とか思っちゃったりして。
「諏訪妻」も、問い詰めるわけでもなく、夫に興味が無いわけでもない。
「諏訪さん」ももちろん妻を愛してる。
「諏訪妻」が、うつ病になったことをきっかけとして、「諏訪さん」は「別宅」を持つようになったということだ。
あまり真剣に(というより、考えてもしょうの無いことをぐるぐる)考えすぎたりすると、精神を病んだりするので、
答えをすぐ出そうと焦ったりしないで、
とりあえず受け流すというか、わからないものをわからないままでいることも、必要なんじゃないの、
いつかわかるかもしれないし、とか、そんな感じ?
いや、まあ、そうしないと、ホントに精神を病んでしまいますし。
でもなんで主人公が実家に帰るかがわからない。
だから言いたいことはわからなくないけど、あまりにも女目線なご都合主義なお話なので、
「小説」って感じじゃないです。ファンタジー?
ん〜、でも「現在」の人間関係においては、
「誰とも深くは関わらない」「関われない」
というところは、逆にリアルで、
「今って、こういう風にしか人と付き合えないよね。。。」と、思える部分もあります。
写真は綺麗で好きです。
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はじめまして。突然ですが著者です。ブログに感想を書いて下さってありがとうございます!購入理由、アンテロープキャニオンの写真、感想すべてあまりにも楽しくて嬉しかったのでコメントさせていただきました。フォトグラファーも喜んでいました。ファンタジーってするどいです。私、普段はファンタジーを書いています。
本当にありがとうございました!
2012/1/27(金) 午後 6:12 [ 石咲 涼 ]
えええええ。あのあのあのあの
すみません。勝手なことを。。。。(;´д`)
なのに温かいコメント、ありがとうございました(*^_^*)
私もホントは「諏訪別宅」欲しいなぁ。
2012/1/27(金) 午後 9:35