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(本の紹介より)
誇るべきところは空気のきれいさ、夕方六時にはグリーンスリーブスの音色。
そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺人事件。
犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる
――これで、私の罪は、償えたのでしょうか?
衝撃のベストセラー『告白』の著者が贈る、新たな傑作。
これは「麻子さん」という、経済的には何不自由ないのに身勝手であるがゆえに孤独な女性
(逆かもしれないけど。孤独だったから身勝手に育ってしまった?)
の周りで起こる不幸な事件の数々のお話。
「周りで起こる不幸な事件」といっても、「麻子さん」は悪くないのに…といいうわけではなく、
「麻子さん」はかなりの確率で事件の引き金というか原因となっている。
でもそのどれもが、
「あの人ってさぁ・・・ちょっとひどいよね。」「ちょっとねぇ。。。あそこまではねぇ」
とは言われるだろうけど、犯罪というわけでもなく、
実際やるかどうかは別として、一度くらいは誰でも考えるようなことなのに、
めぐりめぐって、おっそろしい事件になってしまうのだ。
「麻子さん」は、4人の少女たちには贖罪を迫っておきながら、
自分の犯してきた罪を贖ったことは無い。
エミリちゃんの死をもってそれを贖わされた、とみるべきか?
『告白』もそうだけど、不幸が降りかかった時、誰でも「何故?」と考える。
「私が何か悪いことした?」「何故私なの」 と。
そこでたいがい一度は誰でも、
「誰かのせい」「何かのせい」にする。
でも、その後本当に「それ」に対して復讐を実行するのは、孤独な人、ではないか。
「麻子さん」は孤独だったから、少女たちに贖罪を迫ってしまった。
「誰も助けてくれなかった」「誰もわかってくれなかった」という思いのために。
少女たちが悪いわけじゃないのにね。
いや、私だってわからないけど。そういう状況に置かれたら。復讐するかもしれないけど、
私が復讐することで迷惑かかる人がいたら、
その人が大切だったら、
そして不幸が連鎖することが怖かったら、
実行できないかもしれない。
湊さんは、小説で何がしたいのかな。
日常生活にちりばめられた少しの悪意、人のバランスを狂わせるもの、
を取り出して増幅してみせて、
「こうならないって言える?」
と言いたいのでしょうか。
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ご無沙汰しております。
私は湊かなえさんの小説…確かに何が言いたいのか分からない部分はありますが、
麻薬のような不思議な魅力を感じます。
記事TBしていきます♪
2012/2/5(日) 午前 0:23
放送も終わり、原作も読み終わりました。
第1話と2話は観ることが出来たんですね。
第1話で一番好きなのが、お母さんに電話するシーンから、スーパーで会って、そのことを森山が咎めるまでの流れ。
第2話だと最後のシーン。あの陳腐な殴り方。それですら人を殺すという現実。
2012/2/6(月) 午前 11:16 [ epi*_*3 ]
やっくんさん、TBありがとうございました。
もしかしたら、男性は女性の持つ悪意というものに対して、あまりリアル感がないのかもしれませんね。。。
だから娯楽として楽しめるのかも。。。
2012/2/6(月) 午後 9:26
私は湊さんの描く悪意と後味の悪さを、楽しむことができません。
だからしばらくいいかなぁ。。。
本も映画もドラマも。
2012/2/6(月) 午後 9:29
「贖罪」も終わってしまい、今は「ドラゴン・タトゥーの女」
にはまっています。先週公開のハリウッド版で気に入り、
オリジナルのスウェーデン版をレンタルし、シリーズを
文庫で大人買い。おもしろいですよ。
2012/2/15(水) 午後 10:33 [ epi*_*3 ]