今日のさわらび

ご無沙汰していました。m(__)m

人生いろいろ

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素敵な豪邸 part2

昨日の「大きな家の小さなおばあちゃん」の話を患者さんにしたところ、
 
その患者さんが、「私の知り合いなんだけど・・・・」と
 
教えて下さった話。
 
 
その方のお友達は、ご主人が大企業に勤め都内に住んでいたけど、
 
定年を機に満を持して、少し田舎に引っ越して思い通りの生活をしようと
 
家を建てたそうです。
 
関東からは少し離れたとある湖畔に建てた家は、
 
敷地からモーターボートの発着できるデッキが伸び、
 
広いリビング、月身酒の出来る掘りごたつ、高い吹き抜け、
 
庭には立派な木々が。
 
周囲にはゴルフ場もあります。
 
ご夫婦の趣味で作った豪邸。お金もかなりかけた。
 
イメージ 1
                  (注 当然画像と本文は無関係です
 
 
「素敵よね。   でもね・・・・・。」
 
10数年して70も過ぎると、あちこち具合の悪いところも出てくる、身体も家も・・・。
 
友人たちも年をとって不便なその地に遊びに来てくれる人も減った。
 
身内でさえ「不便だ」となかなか来ない。
 
夫婦二人には広すぎるリビングは、冬は寒いし、暖房費がばかにならない。
 
モーターボートももう乗らないし、広い家の管理がなにより年寄り夫婦では無理になってきた。
 
その家を売って、新幹線の停まる駅の近くに引っ越そうかとも思った。
 
でも、お金をかけ過ぎたのと、趣味に凝りすぎた造りで、売るに売れないのだそうです。
 
 
この話を教えてくれた方が最後におっしゃったのは、
 
「だからね、家ってのはもしかすると、自分が住みたい家を建てるもんじゃない、誰もが住みたくなる家を建てるも
 
のなのかもね。」と。
 
ふ…深い。
 
 
私は趣味で時々、売り中古住宅を検索するのですが、
 
その中にはかなりの確率で、
 
「この場所にあって、この敷地の広さで、・・・なんでこの造りになっちゃうんだろう・・・」
 
という残念な物件が目につきます。
 
多分、建て主さんの思い入れとか、何かの事情のせいだと思いますが、
 
くせの強い物件は、やっぱり、
 
「・・・・売れないだろうなぁ」 と思ってしまう。
 
でも家は、誰かに住んでもらうために建てられたのだから、住んでもらいたがってる気がして、
 
なんか不憫なんです。(笑
 
家も難しいもんですね。
この春、町内会費を集めるためにブロックのお宅を回りました。
 
その中の一軒に、前から気になっていた豪邸があります。
 
塀が高くて中は見えないのですが、立派な煙突があり(ということは暖炉もあり)
 
お庭の木々も緑緑して、
 
湯気がホカホカと上がっていることもあります。(露天風呂?)
 
イメージ 1
(注 画像は本文と無関係です 
 
 
どんな人たちが住んでるんだろう。仕事は…?やっぱ会社かなんか持ってるのかな。
 
ホームパーティとかしそうな門構え(どんなんだ)だなぁ。
 
などとうっすら想像。。。。(引っ越してきて間もないので、よく知らない。)
 
仕事が終わった夜の時間しか集金に行けないので、6〜7時頃お伺いするといつも留守。。。
 
うむ〜、休日の昼間に行くしかないか。
 
でも急に行って、「あんたなんか見たこと無いけど、ホントに町内の人?」とか言われないかな。
 
とか、余計な心配もしつつ。
 
 
そしてついに。
 
休日の昼間、監視カメラにしっかり監視されながらびくびくインターホンを押すと、
 
おばあちゃんの声で、「はい〜」と。
 
町内会費の集金で来た由伝えると、
 
「時間がかかりますけど、いいですか〜? お待ちくださいね。。。今門を開けますから〜」
 
と、リモートで門のカギが「ガチャーン」と開く音。
 
(おお、信じてくれた!)(いや、ホントだし)と思いながら、中へ。
 
ギギィ〜、と開くような門から、階段を少し上がって玄関は中二階的なところ。
 
やたら背の高いドアがまた、「ガチャーン」と開く音がして、出てきたのはちっちゃな品の良いおばあちゃん。
 
「すみませんねぇ、お待たせして。おいくらかしら。」
 
「ハイ、半年分で○○円です。」
 
玄関は吹き抜けでやたら広く、フロアの奥にはでかい階段。
 
(階段の踊り場にこれまたでかい油絵とか賞状とか?もうよくわかんない 笑)。
 
ゴルフバッグとか置いてあるから、おばあちゃんが一人で住んでるわけじゃないだろうけど。。。。
 
夜は物騒だし、出てくるのにこれだけ時間かかるから、誰か来ても出なくていいって家族に言われてるのかも。
 
玄関も段差あるし。
 
 
素敵な豪邸だけど、おばあちゃんにはもしかしたら住みにくいかもしれない。
 
高齢の患者さんや、デイケアの利用者さんと話していると、
 
「膝が痛いし、危ないから、2階はもうほとんど使ってない。」
 
という話はよく聞く。
 
頑張って建てた、マイホーム。でも・・・
 
春から夏は、「庭の草取り」で膝や腰を痛めた患者さんがリハビリに次々やってくる。
 
「駅前の便利で小さなマンションに引っ越したい〜!!」と言いながら。
 
豪邸に住んでうれしいのは、若いうちの20年くらいのもんなのかも。
 
経済力があれば家の管理は外注できるけど、
 
自分の身体の管理は(身の回りのこと・動きを含めて)、やっぱり自分でできた方が良い。
 
 
どっちにしろ住めないから、私が心配する事じゃないけど!(笑
 

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