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スローペースながらも読んだ本の感想などを書いてきます。
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?H3>人気脚本家の朝日新聞に連載されている好評エッセイ

 人気脚本家三谷幸喜の知られざる日常や仕事のこと。その裏話など
 ユーモアを交えながら結構真面目? に綴られています。

 『笑い』に対するこだわりや、真摯な取り組み・態度が
 随所に散りばめられていて好感が持てます。

 仕事のエピソードも良いですが、
 愛犬“とび”とのエピソードが和めて好きです。

 和田誠さんのイラストもGOODです。

 最近は映画の宣伝に絡めて本人をテレビで拝見することもありますが
 このシリーズを読むと割かし真面目な印象なので
 一寸イメージが変わるかも? です。

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?H3>村上春樹作品で最長にして最大の問題作

 本のコーナー暫くやってなかったので、こちらを。

 村上春樹の作品の中でも、集大成的な色合いが強いこの作品。
 発表当初、多くの読者を戸惑わせ、いまだに戸惑わせています。

 そしてある部分で、これがターニングポイントになっているのかな、と。
 文章(表現)も何かこの辺りを境にやや硬質なものになってきている感があります。
 この後に、オウムを採り上げた『アンダーグラウンド』や『約束された場所で』など、作家が積極的に(社会的に)コミットメントしだすことになるので、この作品を書き上げて何かを掴んだのだろうと勝手に推測します。

 冒頭の主人公がスパゲッティを茹でているところから始まり、個人の過去、無意識、戦争と錯綜する小説世界にグイグイと引っ張り込まれます。
 “皮剥ぎボリス”のシークエンスは圧巻です。

 テーマとしては、登場人物は誰も何も成し得ていないし、それはラストまで一貫してます。
 なのに、読後感として“希望”を感じさせるのが、この作家の凄いところです。

 好き嫌いは当然出るでしょうし、この作品は第三部まであってかなり長いですが、一度のめり込んだらその迫力にかなりはまります。

 こちらも参考に
  第一部 第二部 第三部

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?H3>児童文学の旗手による大人向け書き下ろし長編小説


 柏原野々は、天然石を売る店で働く25歳の独身女性。厳格な父の教育に嫌気がさし、成人を機に家を飛び出していた。
 その父も亡くなり、四十九日の法要を迎えようとしていたころ、生前の父と関係があったという女性から連絡が入る。
 世間一般にはごくありふれたエピソードなのかもしれないが、柏原家にとっては驚天動地の一大事。
 兄と妹にこのことを知らせると、真意を確かめるため、兄妹三人で父親の足跡を追うことになってしまうのだが・・・・・・。

 文章にユーモアがあって中々読ませる実力派だけど、上記のあらすじにあるとおり“ありふれたエピソ

ード”なのが、この作品を現代に投げかける意味を薄くしてしまっている。

 最後の家族兄妹一同集まった宴も物語のまとめをおざなりにしてしまった感は否めず。

 家族や兄妹の絆の大切さを確りと読者に響かせるも、左記の所為でイマイチ盛り上がりきらない。

 それでも、今後の文学界を担う旗手であろうことは、最後まで読ませる巧みな技術と、センスの持ち主

だからでしょう。

 後、児童文学からのファンには性描写に違和感があるみたいだけど、父の不貞をモティーフに進めてい

く物語で野々が主人公足り得るにはそういった枷も必要だと思われる。

 物語の後半に出てくる“愛”と言う脇役を描いたほうが本来の森絵都らしいというのも、それじゃ態々

この大人向けの長編小説を書く意味すらなくなるだろうと個人的に思う。

 と言うわけで、個人的には前作『永遠の出口』のが良かったですが、それでも“読んで良かった”と、

思わせる力がある人なので、今後も注目していたい作家です。


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 本のコーナーでは何度かとり上げている村上春樹氏の作品の中で、

個人的に一番好きな小説が実はこの作品。

 初期三部作も面白いし、『ねじまき鳥クロニクル』も集大成って感じだけど、物語としての完成度はこ

ちらのほうが上のように思う。

 老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた(私)が、その回路に隠された秘密を巡って活躍
する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。と、高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこ
に住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす(僕)の物語〔世界の終り〕。前者は波瀾万丈の冒険活劇で
後者は静寂な幻想世界。という二つの物語世界がパラレルに進行する。

 最初は違和感を覚えるかもしれないけど、読み進めていくうちにそれぞれの物語が表裏をなす様に感じ

るのは、それだけ巧みということだろう。

 現実と意識。それらを結ぶように個人のアイデンティティーが確立されていく様をみることが出来る。

 そして、結末も希望を感じつつも、どこか哀しい。

 読み応えがあり、色々考えさせられる是非読んでほしい作品。



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 五味太郎さんの絵本は好きで、よく見るんですけど個人的に一番好きなのがこの作品です。

 さるの一日を通じて、すべて「る」で終わる動詞2文字で見せているのが、初めて見たとき感心

しました。

 「絵本作家って凄いな」

 「色々考えるな」
 
 と。

 おこちゃまと一緒になって考えるのもいいですよね。

 え? 

 僕ですか。

 これ自分用です。

 おこちゃまはいません。

 自分自身がおこちゃまですから…切腹…。る・る・る・る切りぃぃぃッ!!(古いな、オイ…)



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