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「嵐が丘」

映画版は2つ知ってます。ローレンス・オリビエ主演の白黒版とジュリエット・ビノシュ主演の割と最近のです。今回観たのは後者の方。やっとDVDになったので購入しました。

中学生の頃、イギリスの音楽が好きだったので、イギリスの小説もいくつか読みました。「嵐が丘」も当然何度も読みましたが、中学生のときの感想、「なんでヒースクリフがいいのか、さっぱり分からない」でした。中学生の自分にしてみれば、キャシーと結婚するエドガー・リントンの方が明らかに紳士で、礼儀正しく、非の打ちどころのない人物に見えました。キャシーは本当にバカだと思いました。そしてその結末からなんだかしっくりしない小説だと思いました。

それからしばらく経って、20を超えたときに、イギリスを旅行しました。作者のブロンテ(どの姉妹だったか忘れた・・・)が住んだハワースにも行きました。まさに嵐が丘の舞台と言える、荒野がありました。雰囲気は暗くて、その水質の悪さから昔は伝染病がよく発生したらしいのです。容易に解決できそうもない暗さが漂い、嵐が丘の背景がより理解できました。

さて、その頃の自分がこの小説をどう考えたか・・・今とあまり変わらないかもしれません。変わらず、私自身はエドガー派なのですが、キャシーとヒースクリフのような運命的な人の縁というのはあり得ると思います。ただ、二人のように特にこの時代背景では、一緒になることは叶わなかったので、それも人の縁。エドガーと結婚したキャシーが間違っているとは思いません。色々な事情や気持ちが交錯し、小説が成り立ちます。今では登場人物のどの人間の気持ちも納得できます。どの人間も大きく間違ってはいないです。こういったことが中学生ではいくら大人びても分からなかったんですね。

私が驚くのは先に述べたようなハワースという舞台で生まれたこの小説。この暗い片田舎にいた作者がよくこれだけの人物達を作り上げたと思うんです。別のブロンテ姉妹の作品に「ジェーン・エア」というのがありますが、こちらはこの時代でのいわばシンデレラストーリー(違う?)。時代背景そのものの小説だと思うので書かれるべくして書かれたと考えるのですが、「嵐が丘」は本当に一風変わってると思う。似たような事件がありヒントを得たか、平凡な日々から想像を膨らませたのか、どっちでしょう??

この映画はキャストもバッチリ、音楽(坂本龍一)もバッチリです。オリビエの方は、ミスキャストでしょう?ヒースクリフって感じじゃありません。でもオリビエ、とてもいい男で大好きなんですが♪

しかし、運命の相手がいるとしても、
 お互いにそう思っているし、そう思い続ける努力をする
ということがなければ、変わることがあると思うのは夢がなさすぎでしょうかね・・・?
私自身、そういう相手に出会ったことがないと思うので・・・よく分からないだけかもしれませんが。

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映画でなくて、イギリスのグラナダテレビが作成したドラマです。
私はシャーロックホームズの大ファン。ああいう執念深くて頭のいい男が大好きです。
ちょっと古いドラマですが、昔NHKでも放映されてました。当時の町並みなどを忠実に再現したある名作だそうです。そしてキャストがいいですね。天才ホームズと凡人ワトソン君、ホームズの兄マイクロフトといい味出してます。かっちりとしたイギリス英語も楽しめます。

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以前、「山猫」をベタ褒めしたわたくしです。「ベニスに死す」は「山猫」より有名な作品なので、もちろん観たことあったし、知ってました。「ベニスに死す」を誰が撮ったかは知らなくても観たことある人だっているでしょう。私がこの作品を知ったのは大学1年のとき、バイオリンを弾いていた学生オケでマーラーの5番をやったときでした。そう、「ベニスに死す」で流れる美しい音楽はマーラーの5番の4楽章です。10年以上前の話ですが、都会育ちの同級生は当然知ってて、広島から出てきたばかりの田舎者の私はこの映画を知りませんでした。関係ないけれど、東京と広島の文化水準は結構違うものです。。。中高生のときは都会に憧れて、「自分はなんで東京に住んでないんだろう?」と残念に思ったこともありました。でもまぁ、田舎者には田舎者のいい味があって、方言とか、地方の食文化とか、今は広島で育ったことをよかったと思ってますけどね。

「ベニスに死す」を最初に観たのはやはり深夜の映画放映だったと思います。大学生だったか、社会人なりたての頃と思います。その時は、ただ耽美なこの映画を観れたことに感動したと思います。ちょうど、自分の映画人生が成長段階にあった頃、世の中に数多くの芸術的映画が存在してるのを知ったころだと思います。映画の内容よりもその映画を観れたことに感動した、というのと、マーラーの交響曲を全編に織り込んでいる映画なんて観たこともなく、音楽への憧れから好印象だったのかもしれません。

今回、何年ぶりに観たんでしょう?きっかけはDVDのリリースでした。しかし買ってはいたものの、すぐに観ませんでした。さて感想は・・・??
全く不可解な作品だと思いました。まずテーマはなんだろう?ストーリーはほとんどありません。1人の音楽家がやってきた避暑地で美少年に会い、その虜となり、終いには伝染病にかかって死んでしまう、といった話です。その単純なストーリー全編に美少年の麗しい?姿がマーラーの音楽とともに流れる・・・音楽家は最後には気持ち悪いお化粧までして(本人は美しく装っているつもり!?)美少年に近づこうとするのですが、声すら掛けれない。挙句の果てに砂浜で死んでしまう。
耽美だけどあまり美しくないんです。。。これはそっちの趣味(ホモ)のある人しか理解不能かもしれませんね。。。
昔、マーラーの5番をやったときに、「ベニスに死すのイメージを持ってはいけない」と指揮者に言われたんです。これは正しいですね・・・

オリジナルはドイツの作家トーマス・マン。家に本があってパラパラと見た感じではオリジナルも同じ話ですね。機会があったらどういうことなのか、ドイツ人に聞いてみようと思います。

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ついに観ました!いやいやすごいですよ☆☆☆
この映画、2度ほど観たことあったんですが、日本のテレビで夜中にやっていた吹き替えでコマーシャルは時々入るし、吹き替えがわざとらしいし、ちゃんと観たことなかったんです。今回観たのは先日出た復元版DVDでセリフは全てイタリア語に吹きかえられたもの、3時間を越える大作です。
お話は1860年、イタリアのシチリア島の貴族が没落していく姿とブルジョアが台頭してくる姿をガリバルディなど歴史の変動の中で描きます。主人公は将来の没落を予想するものの、時代の流れに抵抗しない公爵(バート・ランカスター)。うざい妻にキレつつも、ちゃんとフォローは入れるし、下品なブルジョアに対しても紳士な態度で接することが出来、ただの貴族でない、なかなか聡明な人物に見えます。甥のタンクレディ(アラン・ドロン)とブルジョアの娘アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)の婚約も大きなテーマとして登場しますが、このカップルのなんと美しいこと・・・一つ文句を言えば、アランドロンはシチリア人に見えません(笑)クラウディア・カルディナーレは映画の外で見てきれいか分かりませんが。。。役にほんとうにしっくりぴったり合ってました。

さて、この映画・・・実はヴィスコンティの作品の中では古い方なんですね。製作が1963年だったので今から40年以上も昔です。70年代だと思い込んでいたのでびっくりです。始まりは「風と共に去りぬ」を彷彿とさせる貴族の屋敷&美しい自然で始まります。カメラワークがなんとも美しく・・・大作は最初から違うもんです。そして40年前の映像が色あせていません。うまく説明できませんが、ハリウッドがいくら大金をつぎ込んでも「山猫」も「風と共に去りぬ」も二度と撮ることができないでしょう。格が違います・・・

ヴィスコンティは北イタリアの貴族の末裔で、山猫の作者はシチリアの貴族でした。この映画にはシチリアの本当の貴族も多く出演しており、シーンのひとつひとつまでヴィスコンティの細やかな配慮を感じます。映画ではなく、真の芸術作品です。これはヴィスコンティが貴族だったからではなく、真に芸術を理解する芸術家だったからできたことだと思います。

カンヌ国際映画祭のグランプリ作品で、この年にフェリーニの「81/2」、ヒッチコックの「鳥」も出ていたそうです。「81/2」はちょっと評価が分かれそうだけど、「鳥」も歴史に残る名映画だと思います。

映画は

映画館で観るよりDVDで観るほうが好きです。その訳は2つあり、そもそも最新作にあまり興味がないということと、飽きっぽいのか長時間じっとしていることが苦痛なためです(^^; DVDなら観たいときに開始して中断したいときにポーズにできます(便利♪)
そんな訳でDVDを大量に持ってます。7月に日本で買ってきて今一番観たいのがヴィスコンティの「山猫」。3時間超の大作で気合い入れて観なきゃいけないので、しばらく時間取れそうにありません・・・

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