「狭山事件の真犯人」(勝どき書房)

次回、第35回「夢道サロン」は2019年9月14日「橋本夢道資料室」で開催します。

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            (「人権と教育ふぉーらむ」で狭山事件の真相を話す駿星)
 
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 「勝どき・狭山事件の会」 2014/08/25
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◆「人権と教育ふぉーらむ」で狭山事件の真相を話す
 
8月23日、「障害者の教育権を実現する会」が主催する夏期合宿「人権と教育ふぉーらむ」が埼玉県伊奈町の「県民活動総合センター」が開催されました。そこでわたしは、狭山事件について話す機会をいただきました。その話の内容について紹介します。
 
狭山事件は1963年5月1日に発生、同23日に石川一雄さんが逮捕され、無期懲役刑で現在仮釈放中ですが、51年間えん罪を訴え、再審開始を求めて闘っています。わたしは、1968年に朝日新聞記者として埼玉県に赴任した関係で、事件を取材することになりましたが、石川さんは1審で犯行を認めたため、まさかえん罪とは思っていませんでした。
 
しかし、事件から25年を経過した1988年、事件についての写真集を見て、初めて石川さんは犯人ではない、と確信したのです。それは、脅迫状を届けたことになっている石川さんが、被害者の女子高校生の自転車に乗って、脅迫状を自宅玄関に置いたことになっていますが、なぜか自転車を玄関脇の物置の前に返しています。そこから、歩いて、4キロ離れた殺害現場に戻ったことになっています。歩いて帰ったのもおかしいのですが、自転車を置いた物置の位置が、玄関から見える場所なのです。
 
帰りが遅くて心配している家族がいる家の玄関前の物置に、被害者の自転車を置くでしょうか。さらに、そこから、4キロも離れた殺害現場に歩いて帰るでしょうか。石川さんの自白は矛盾だらけです。犯人ではあり得ない。確信したわたしは、1990年「犯人・狭山事件より」、2003年「狭山事件の真犯人」、そして2012年「狭山事件 50年目の心理分析」という3冊の本を出して、石川さんの無実と、別に真犯人がいることを指摘したのです。
 
ことしの春、勝どき書房に「遍路の旅」という題の8枚の絵が送られてきました。佐渡の小学校の先生だった津山晴彦さんが描いた絵です。奥さんがガンのため亡くなり、それで津山さんは先生の仕事を辞めて、四国88か所の遍路の旅に出ました。3年かけて、ことし全てを回り終えました。その記念にと、津山さんは、絵を描いたのです。わたしは、遍路の旅の絵かと思いましたが、実はその8枚はすべて狭山事件についての絵でした。
 
津山先生は犯人が書いた「脅迫状」の文字を見て、小学校の先生でしたから、小学校3年ぐらいのこどもは、このような文字は書かない、これは高等教育を受けた人が、偽装したものだ、というのです。それで、石川さんの無実を信じ、またわたしの本を読んでくれまして、遍路の旅を終えて、この絵を送ってくれたのでした。
 
わたしは、この8枚の絵を皆さんに見てもらいながら、いかに石川さんが事件に無関係で、無実の証拠がたくさんあるかを説明しました。とくに、見つかったカバンの下にあった牛乳瓶の絵です。半分飲みかけの牛乳瓶があったのですが、人を殺した青年がわずが、180ccの牛乳瓶の牛乳を半分残して、カバンの下に置くでしょうか。それも、指紋がありません。
 
ふつうなら、全部飲んで、牛乳瓶は別のところに捨てるでしょう。どうにも説明できない事実というか、真犯人による作為が感じられるのです。また、脅迫状発見から、届け出までわずか15分という超スピードの事実、その届け出の際に、家族が乗った乗用車のコースと石川さんが歩いた方向が同じなので、途中で石川さんを追い越したはずであることも説明しました。これは、最近わたしが発見した新事実です。
 
届け出に向かって車に乗っていた家族は、トボトボ歩く石川さんに気付かないといけません。しかし、家族は途中で歩いている人を見ていないのです。それは、石川さんが存在しなかったことになります。
 
石川さんの再審開始はいまだに決定しませんが、様々な事実は無実を証明しているのです。事件から51年も経過していて、石川さんはすでに75歳です。再審開始は一日も早く決定するべきです。
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わたしは、これからも、あらゆる機会を見つけて、石川さんの無実を訴えて行く予定です。2日間の「ふぉーらむ」では、ほかにfb友だちの田島伸二さんが「福島第一原発の除染問題」について貴重な写真と体験を語ってくれました。津田道夫さんの「弁証法理論」についてなど、いろいろとためになる講演がありましたので、これらは、後で報告させてもらいます。
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★次回の「夢道サロン」は9月の第二土曜日、13日を予定しています。午後2時から勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催しますが、テーマは今回同様、「狭山事件」、「橋本夢道」についてのほか、参加者の持っているテーマを中心に話をしてもらおうと思っています。そして、その内容をFBなどで発信していきたいと思っております。参加費無料。
参加される方はメール、または電話をお待ちしております。
 
syunsei777@ybb.ne.jp   090-8024-5610
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
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『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
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 激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
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