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●写真は狭山事件話す殿岡駿星
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「狭山事件の会」 2015/08/26 ☆★☆★☆★☆★☆(^_^)v★☆★☆★☆★☆★☆★☆★◆◆ ◆狭山事件から半世紀 真相と問題点
「人権と教育ふぉーらむ2015」報告第3弾 2015/08/23〜24、埼玉県民活動総合センターで開かれた「夏季合宿・人権と教育ふぉーらむ2015」の報告第3弾は、23日が午後7時から、わたしが「狭山事件から52年、真相と問題点」と題して話をさせてもらいました。
狭山事件は1963年5月1日に発生、23日に石川一雄さんが逮捕され、有罪判決が確定していますが、無実を訴え、再審開始を求めて闘っています。石川さんは現在、76歳です。わたしは、1968年に新聞記者として埼玉県に赴任した関係で、取材をすることになり、石川さんの無実を確信してから、これまで3冊の本を出しております。
今回は、最近出版した「狭山事件 50年目の心理分析」(勝どき書房)に書いた内容にもとずき、事件の概要と、石川さんがなぜ無実なのか、にテーマをしぼり説明させてもらいました。まず、家族が脅迫状を発見してから、近くの駐在所に届け出るまでにたったの15分であったことを問題にしました。5月1日午後7時40分に家族が脅迫状を見つけ、7時55分には届け出ているのですが、このスピードはものすごいです。脅迫状を家族が読むだけでも10分や15分はかかってしまうでしょう。
ところが、2分後には隣に知らせています。脅迫状に「近所の人に話すな」と書いてあるにもかかわらずです。そのため、極秘に捜査しなければならない誘拐事件なのに、その日のうちに、近所中に知れ渡ってしまいました。さらに、石川さんの自供では、被害者の自転車に乗って被害者宅の玄関に脅迫状をはさんで、歩いて4キロ離れた殺害現場へ行ったことになっていますが、その歩いた道は、家族が車で駐在へ届けに行ったのと同じ道なのです。午後7時55分には駐在に届けたことになっていますから、午後7時35分ごろ、脅迫状を玄関にはさんだ石川さんは、40分ごろから50分にかけて、その道を歩いていることになります。
すると、車に乗って駐在へ向かっている家族が、歩いている石川さんを目撃するはずですが、車に乗っていた家族2人は「だれも見ていない」と証言しています。そうなると、石川さんは、その道にいなかったことになり、石川さんのアリバイが証明されることになるのです。
(狭山事件について話す殿岡駿星)
2審以降、石川さんは犯行を否認していますから、石川さんの主張の通り、脅迫状を持って被害者の自宅へは行っていないし、また、歩いて殺害現場に向かってもいません。被害者の家族が午後7時30分に帰宅し、玄関から土間に入ったときは、玄関に脅迫状はなかったのですから、40分に脅迫状が発見される、その10分間に石川さんは脅迫状を玄関にはさまなければならなくなるのですが、そんな奇跡的なことが可能でしょうか。しかも、被害者の自転車に乗って、玄関前まで来てです。さらに、その自転車を置いて、殺害現場まで4キロも歩いたというのですから、あり得ない話です。自転車に乗って来たなら、そのまま自転車に乗って殺害現場へ戻ればいいのではないでしょうか。
矛盾だらけの、事件なのです。一日も早く再審開始の決定をしてほしいと思っております。複雑なので、わたしの説明を聴いて、理解してもらえたか心配なのですが、少なくとも、石川さんが無実であることは分かってもらえたのではないかと自負しております。再審開始の決定が出るまで、わたしのおしゃべりは続けます。また、機会があれば、話をさせてもらいたいと思います。どうぞ、声をかけてください。
◎ 遠くに走る車の音もしずかな秋の雨(駿星)
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