「狭山事件の真犯人」(勝どき書房)

次回、第35回「夢道サロン」は2019年9月14日「橋本夢道資料室」で開催します。

日記

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●写真は、「夢道サロン」で狭山事件の話をする上田久行さん

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 「狭山事件の会(勝どき書房)」 2018/03/15
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 ◆「夢道サロン」で狭山事件の
    脅迫状について話す上田久行さん
       やはり石川一雄さんは無実だ◆

2018/03/10、第26回「夢道サロン」が勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開かれましたが、上田久行さんが狭山事件の脅迫状について話してくれました。ことし、1月に狭山事件弁護団が、犯人とされている石川一雄さんが書いたことになっている脅迫状の文章の筆跡が別人であるという鑑定を東京高裁に提出したというニュースを新聞で知りました。

それによると、石川さんの弁護団は、コンピューターを使って筆跡を鑑定する手法を研究している東海大学の福江潔也教授に改めて鑑定を依頼しました。この手法は文字を画像で読み取って線の位置を座標上の数値で表し、形が似ているかどうかを比較するもので、鑑定によりますと、脅迫状の筆跡と石川さんの筆跡は形が大きくずれていて、99.9%の確率で別人のものだと考えられるというのです。
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上田さんは、わたしの著作「狭山事件 50年目の心理分析」と「狭山事件の真犯人」をもう一度読み直しました。そして、いろいろと検討した結果、やはりこの脅迫状は石川さんが書いたものではない、という結論に到達しました。

その理由は、石川さんは逮捕された当時、文字がほとんど書けなかった。それにもかかわらず、「子供」「命」「夜」「金二十万円」「車出」などの漢字を使っている。また「くりかえす 刑札にはなすな」という尊大な物言い。「もし車出いった友だち」など「もし〜したら」という文章が3回出て来る。

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それから「金二十万円女の人がもツて」という文章は、「女」だけでは見落とす可能性があり、「女性」では不良の犯行に見えない。そこで「女の人」とし、真犯人は被害者宅に女性がいて、その女性に「さのや」に現金を持って来させようとしたのではないか。

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石川さんは逮捕直後に刑事に脅迫状を見せられて、「この通り書いてみろ」といわれ、脅迫状を写していますが、「金二十万円」の部分は「かねを20まいん」と書いたり、最後のところで「とりそこねたことをわたくしのやたことでわありません」「狭山けエさツしちょんどの」と犯行を否認しているのです。ひらがなだらけの誤字脱字で、とても脅迫状を書く能力はなかったのです。

上田さんは絶対に石川さんは無実ですから、1日も早く再審開始の決定をしてほしいと話してくれました。事件は1963年(昭和38)5月1日に発生、石川さんは5月23日に逮捕されましたが、現在79歳です。無期懲役が確定し仮釈放されてはいますが、再審開始して無実が確定するまでは、父母のお墓参りはしないと誓っています。また、好きなお酒も飲んでいません。毎朝ジョギングをして体を鍛えています。

それは、晴れて無実を勝ち取り、自分の無実を信じてくれた父母のお墓に、報告したい一心なのです。司法当局はなぜ再審開始を決意できないのでしょう。真実を見る力がないのでしょうか。残念としかいいようがありません。

◎ 目に砂が春の嵐は治まりません(駿星)
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◆次回の第27回「夢道サロン」は2018年5月12日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。聞くだけでもけっこうです。できれば、最近作った俳句を持ってきてください。参加費無料。初めて参加希望の方は事前にメール・電話をください。
 
syunsei777@yahoo.co.jp  090-8024-5610
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 ◆本にしたい原稿がありましたら、どうぞご相談ください。
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◆『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
 「コラムゆりかもめ」に連載した「狭山事件・取材ノート」を土台に
事件のデータ、家族の証言などを心理的に分析し事件の真実を追求。
 400字詰め換算1200枚のノンフィクション。定価3200円・税別
  ブログ読者特別割引 2000円(送料込み)で販売しております。
   郵便振替NO  00120-9- 538001  資)勝どき書房へ送金。
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 ◇築地・弘尚堂書店に常備しております。(0335410333)
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◆『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
  ◇在庫が少ないため一般書店では築地の弘尚堂書店に常備。
  勝どき書房で直売もしています。定価1800円・税別
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◆『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
  ◇第2版・全国の書店で発売中    定価1700円・税別
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◆「火 みちのく一関忠臣蔵」小野寺苓著
 (四六判・ハードカバー、332ページ、2000円税別)
 全国書店で好評発売中。火は常に胸中に在り、
 灯りにもなれば、火事にもなる。
 「みちのく腑分け始末」「茶杓 消えた伊達家老}に次ぐ、
 小野寺苓のみちのく歴史小説シリーズ第3弾。
 勝どき書房に在庫がありません。注文は書店に。
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◆「橋本夢道の獄中句・戦中日記 
 大戦起るこの日のために獄をたまわる
2018年2月に上田市に除幕された「俳句弾圧不忘の碑」に刻まれた
反戦自由律俳句17句の中の1つがこの
「大戦起るこの日のために獄をたまわる」です。
1961年12月8日、日米開戦の日に独房で作句しました。
 殿岡駿星編著(A5版、320ページ)定価は税別2000円。
 全国書店で発売しています。
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◆「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」
       殿岡駿星著・46判上製・360頁。
   「死刑制度」のある国は民主国家ではない。
   真の武士道は死ぬことでもなく、殺すことでもない
   切腹も仇討ちも討ち入りも人殺しは間違いだ
   忠臣蔵、最後の脱盟者毛利小平太の言い分
   ◇全国書店で発売中  定価 2000円(税別) 
    「勝どき書房」の直売申し込みはメールで
   コラム読者割引あり  
syunsei777@yahoo.co.jp
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◆『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
 殿岡駿星著・46判上製・424頁、口絵8頁、定価1900円・税別
  激動の昭和を反骨の精神で生き抜いた自由律俳人橋本夢道の生涯
 ◇全国の書店で発売・「月島・相田書店」に常備(0335312311) 
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                ●写真は豪華な食道のある老人ホーム(この話とは直接関係ありません)
□■勝どき書房□■□■□■□■□■□■□■
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□■□■□■□■□■□■□■□殿岡駿星□■
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第615号 2018年03月07日 啓蟄(6日)
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◇24節季ごろに配信。受信登録の方法は末尾に掲載。
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■□■雪・月・花■□■     3月7日

 ◆老人を殴れといわれて
   入浴ボランティアを辞めた友人
    老人ホームで起きている虐待とは◆

    
わたしと同じ時期に新聞社を定年退職した友人は、何かボランティアをしたいと考えて、老人の入浴ボランティアを始めました。ところが、わずか数ヶ月で辞めてしまったのです。理由は、老人ホームの従業員から「いうことを聞かない年寄りは、遠慮しないで殴りなさい」といわれたからだというのです。

友人は、自分の母親が100歳近くで亡くなるまで、自宅で介護をしました。ただ、お風呂だけは、自分ではできないので、介護施設にお願いして、週に何度か入浴サービスを受けていたのです。

お風呂に入れてもらうと、母親はたいへん喜んだそうです。それで、母が亡くなり、自分も定年後は仕事をしていなかったので、恩返しの意味で、入浴ボランティアを始めました。介護士の国家試験も受けて、入浴サービスの訓練もして、いよいよボランティアを開始しました。

ところが、いろいろなお年寄りがいます。素直に喜んで入浴サービスを受ける場合がほとんどですが、中には認知症が進行していて、素直にお風呂に入ろうとしません。友人は、困ってしまい、施設の従業員にどうしたらいいか相談しました。

すると、従業員は「逆らうお年寄りは殴りなさい。遠慮しないで殴っていいです」といったそうです。それで、友人は認知症のお年寄りを殴ろうとしましたが、とてもできなかったのです。「わたしは、いくら認知症の人でも、殴れません」といって、ボランティアを辞めました。友人はわたしに「人を殴ることはできませんでした」と悲しそうな顔をしていいました。わたしは殴ってもボランティアを続けろとはいえませんでした。

もう一つ、同じような話があります。ある幼稚園の先生をしていた女性が、半年で退職してしまったのです。理由を聞くと、やはり上司が「いうことを聞かない子どもは殴りなさい」といったそうです。その女性も、「子どもを殴れないので辞めさせてもらいます」といって退職しました。現在は美術の教師をしています。

老人ホームや障害者施設などで虐待事件が多発しています。死亡事件や障害事件の場合はニュースになりますが、殴られたり、蹴られたりするぐらいでは事件にならない場合が多いのではないしょうか。

将来、老人ホームに入るぐらいなら、安楽死を望むというお年寄りもいます。殴られたり、蹴られたりしながら、毎日を過ごすのは辛いです。入浴ボランティアに対して「遠慮しないで、殴りなさい」と平気な顔で指導をする従業員がいるというのは、その施設だけの問題ではないと思うのです。

もしかしたら、日本中の老人ホームで、殴る蹴るの暴力が行われているのではないでしょうか。ホームで働く人は殴る蹴るができるから続けられるのでしょうか。とても心配です。
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◎今日の俳句  友から二度目蕗の薹 妻の絶品早すぎる一杯
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◆このコラムは写真付きでブログ「殿岡駿星つれづれ日記」
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◆『三億円事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・332ページ
 40年後、真犯人がすべてを語り、3分間の英雄の実像に迫る。
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◆「橋本夢道の獄中句・戦中日記 
大戦起るこの日のために獄をたまわる」
殿岡駿星編著(A5版、320ページ)定価は税別2000円。
全国書店で発売していますが、お急ぎの場合は勝どき書房
で直売もしています。2160円(送料込み)で受け付けて
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◆『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
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全国書店で好評発売中。火は常に胸中に在り、
灯りにもなれば、火事にもなる。
「本書は忠臣蔵を舞台に〝イエ(家)〟とは、
親と子とは何かという根本的命題の提起に
ほかならない」ワシオ・トシヒコ(詩人・美術評論家)
解説から。「みちのく腑分け始末」「茶杓 消えた伊達家老}
に次ぐ、小野寺苓のみちのく歴史小説シリーズ第3弾。 
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       ●写真は、狭山事件の真相を追求する「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙

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 「狭山事件の会(勝どき書房)」 2018/02/19
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 ◆今年こそ「死刑制度」を廃止せよ!
     狭山事件の再審開始を求める◆

いまだに「死刑制度」が残っている國は先進國では、日本國ぐらいだ。「死刑制度」がある國は民主主義國家ではない。お隣の韓國も死刑はなくなった。ヨーロッパでは、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スエーデンは廃止、ロシアは執行を停止し事実上廃止の状態だ。スイスは憲法で死刑を禁止している。

アジアでは、フィリピン、カンボジア、ネパール、ブータンが廃止、アメリカ大陸ではカナダ、メキシコ、コロンビアが廃止している。アメリカ合州国では、州ごとに違うが、約半数の州は廃止している。

2017/12/19には、上川陽子法務大臣が、國が収容中の確定死刑囚224人のうち、関光彦死刑囚と松井喜代司死刑囚の2人を処刑したと発表した。2人とも再審請求中で、なおも関死刑囚は、犯行時19歳の少年だった。少年の犯行の場合は、その罪を憎んだとしても執行をしなければならない理由とはなんだろう。

日本弁護士連合会では、2016年「2020年までに、日本國も死刑を廃止させよう」と決議した。「死刑制度」はなぜいけないか、というと、えん罪の場合は処刑してしまうと、取り返しがつかないからだ。

飯塚事件という死刑執行された事件がある。1992年2月20日に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された事件で、逮捕・起訴された久間三千年被告が死刑判決を受け、2008年に執行された。翌2009年に久間元死刑囚の妻が再審請求したが、福岡地裁・福岡高裁ともに、再審請求を棄却した。 久間元死刑囚は、逮捕から処刑されるまで、一貫して犯行を否認していた。

たとえ、死刑が確定していたとしても、犯行を認めていない人を処刑した場合、もし後にえん罪と分かった場合は、どう対応するつもりなのだろう。いま、一番心配しているのは、和歌山毒カレー事件の林真須美死刑囚だ。林眞須美さんも一貫して犯行を否認している。弁護側は、カレー鍋の砒素と、真須美さんの自宅にあった砒素の成分分析の結果が、違う砒素だと断定した新証拠を提出している。

まず、眞須美さんがカレー鍋に毒を入れる動機がはっきりしない。鍋に毒を入れた場合、それを食べる人は不特定多数で、だれが殺されるか分からない。実際に4人が死亡しているが、その人たちに対して、眞須美さんが殺さなければならない理由があったのだろうか。

とにかく、上川陽子法務大臣はあわてて眞須美さんを死刑にしないでほしい。これまで、検察側は砒素の成文が同じだから犯人に間違いない、としていたが、成文が違うとしたら、無実ではないか。処刑したら取り返しがつかない。

わたしが、取材した狭山事件の場合も、弁護側が提出した、石川一雄さん宅で見つかった被害者の万年筆のインクの成文鑑定から、万年筆がニセモノと分かった。また、最近は真犯人が被害者の自宅玄関に差し込んだ脅迫状の筆跡が石川さんの当時書いた文字と全く違う人物のものと分かる鑑定を裁判所に提出した。

.1963年5月に発生した狭山事件、無実を訴え再審開始を求めて闘っている石川さんは79歳になった。石川さんは「わたしは無実です。事実調べをもう一度してください」と訴えているが、いまだに再審開始の決定が出ない。

わたしの書いた「狭山事件 50年目の心理分析」でも、石川さんの無実、真犯人の存在を証明し、1日も早くえん罪を晴らすよう訴えているが、司法当局はぜひ、事実調べをして、石川さんが犯人なのか、無実なのか判断してほしい。

また、最近の著作「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」では、仇討ちとか切腹など、日本人が持つ司法に対する根源的なものに疑問を投げかけた。赤穂浪士が吉良邸に討ち入る姿を美的に感じてしまう、日本人の正義感が、國家が人を殺す「死刑制度」を容認してしまっているのではないか。

わたしたち、日本人は「死刑制度」に疑問を持つべきなのだ。「死刑制度」がある國は民主國家とはいえないのだ。民主化されていない、日本の司法制度は、警察署内に長期拘留を許す「代用監獄制度」などのために、ウソを自白をさせられるえん罪事件が後を絶たないのだ。

森友学園問題で逮捕された籠池泰典・諄子夫妻はいまだに拘置されたままだ。昨年7月に逮捕され、すでに半年が過ぎている。西欧などの民主国家では、せいぜい2日で釋放されている。司法当局も証拠があっての逮捕なら、その証拠を元に裁判したらいいのに、なぜ、拘置したままなのか。

日本では、裁判によって処罰する以前に、逮捕してから長く拘禁して、事実上の刑罰と同じ状態にしてしまう。いつまでも釈放されなければ、それだけで処罰されているのと同じ状態になってしまう。取調官は「早く帰りたいなら自白しろ」と迫る。無実を訴え、否認したら、いつまでも拘禁状態は続く。

本当に情けないとしかいいようがない。今年こそ、「死刑制度」の廃止の年に、狭山事件再審開始の年にしなければならない。

◎ 氷上で春の雀が四回転(駿星)
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◆次回の第26回「夢道サロン」は2018年3月10日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。1月は休みます。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@yahoo.co.jp  090-8024-5610
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 ◇……「三億円事件の真犯人」を本にしてから、もう10年近くなるのですが、このたび、有料テレビ局、BSスカパー!から、クイズ「ダラケ!」に9月7日に出演しました。他に2人のジャーナリストと3人で出演、わたしは本にも書きましたが埼玉県の農家の青年による単独説と推理しました。また、狭山事件にも触れて、石川さんのえん罪を主張したり、クイズものですが、けっこう真面目な番組になっています。
  勝どき書房でDVDを見る会を開催予定です、見たい人はメールをください。
      
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◆『狭山事件の真犯人』殿岡 駿星著   ・46判上製・304ページ
 狭山の女子高生殺人事件、真犯人に迫るノンフィクション推理小説。
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◆「火 みちのく一関忠臣蔵」小野寺苓著
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◆「橋本夢道の獄中句・戦中日記 
 大戦起るこの日のために獄をたまわる」
 殿岡駿星編著(A5版、320ページ)定価は税別2000円。
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●写真は、無実を訴える和歌山毒カレー事件の林眞須美死刑囚、そして狭山事件の真相を追求する「狭山事件 50年目の心理分析」の表紙
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     「狭山事件の会(勝どき書房)」 2018/01/01
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 ◆いつになったらえん罪事件はなくなるのか
   日本國は「死刑制度」を廃止せよ!
     今年こそ狭山事件の再審開始を求めるのだ◆

2018年、明けましておめでとうございます、といっていいのか。いい加減にしろよ、ホントに。いつになったら、日本國のえん罪事件はなくなるのだ。辛くて、辛くて、新年の祝いもやってられないよ。お屠蘇というよりも、やけ酒だね。

一番気になっているのは、和歌山毒カレー事件の林真須美死刑囚だ。弁護側が提出した、カレー鍋の砒素と、真須美さんの自宅にあった砒素の成分分析の結果が、違う砒素だと断定した新証拠はどうなっているのだろう。これまで、検察側は同じ成文だから、犯人に間違いない、としていたのに、成文が違うとしたら、無実ではないか。えん罪者を処刑したら、取り返しがつかないではないか。

2017/12/19には、上川陽子法務大臣が、國が収容中の確定死刑囚224人のうち、関光彦死刑囚と松井喜代司死刑囚の2人を処刑したと発表した。2人とも再審請求中で、なおも関死刑囚は、犯行時19歳の少年だった。少年の犯行の場合は、その罪を憎んだとしても執行をしなければならない理由とはなんだろう。

わたしは、これまでも「死刑制度」が残っている國は民主主義國家ではない、と主張してきた。先進國で「死刑制度」が残っているのは、日本國ぐらいだ。お隣の韓國も死刑はなくなり、ヨーロッパでは、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スエーデンは廃止、ロシアは執行を停止し事実上廃止の状態だ。アジアでは、フィリピン、カンボジア、ネパール、ブータンが廃止、アメリカ大陸ではカナダ、メキシコ、コロンビアが廃止している。アメリカ合州国では、州ごとに違うが、廃止している州がある。

日本弁護士連合会では、2016年「2020年までに、日本國も死刑を廃止させよう」と決議した。わたしは、小説「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」でも書いたが、國が人を殺す「死刑制度」がある國は民主國家とはいえない、と考える。

民主化されていない、日本國の司法制度は、警察署内に長期拘留を許す「代用監獄制度」などのために、ウソを自白をさせられるえん罪事件が後を絶たないのだ。1963年5月に発生した狭山事件では、石川一雄さんが無実を訴え再審開始を求めて闘っているが、ことしは79歳になってしまう。石川さんは「わたしは無実です。事実調べをもう一度してください」と訴えているのだ。

なぜ、事実調べができないのか。弁護側が提出した、石川さん宅で見つかった被害者の万年筆のインクの成文鑑定から、万年筆がニセモノと分かった。それに対して、東京高裁ははっきりと再審開始の決断ができない。

わたしが上梓した「狭山事件 50年目の心理分析」を読んでくれたら、石川さんの無実は明白に分かるはずだ。なぜ、もう一度事実調べをして、石川さんが犯人なのか、無実なのか知ろうとしないのか。

極悪人を死刑にするのは当然と考えている日本人が多いらしい。死刑賛成者は、それが、死刑を廃止しない理由だという。しかし、えん罪だったらどうするのだ。目には目を、歯には歯を、という報復主義は正しくない。暴力はいかなる理由があろうとも、許されないが、しかし、國家による死刑、國が人を殺すのはもっと良くない。

今年こそ、「死刑制度」の廃止の年に、狭山事件再審開始の年にしなければならない。わたしも、がんばって、今年はそれに関係した本を出したいと思う。よろしくお願いします。

◎ 冬の空だからニューボールを投げてみよう(駿星)
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◆次回の第26回「夢道サロン」は2018年3月10日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。1月は休みます。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。参加希望の方は事前にメール・電話をください。 syunsei777@yahoo.co.jp  090-8024-5610
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●写真は2016年9月の「夢道サロン」で「死刑制度」について話す殿岡駿星

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  「狭山事件の会」 2017/09/25
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❤「死刑制度がある国は民主国家ではない」
    殿岡駿星が司法制度改革を訴えた
  2016年11月、「夢道サロン」の報告(改訂版)❤

2016年9月に「橋本夢道資料室」で開催した第19回)の「夢道サロン」で「死刑制度がある国は民主国家ではない」と主張、さらに11月の第20回「夢道サロン」でも、同じ内容の主張をし、この報告を発信してから1年近くになってきました。同じ内容なのに、毎日、毎日、読者は増える一方です。そこで、内容は同じですが、多少手を入れて改訂版を書きました。よろしくお願いします。

わたしが最初に発信した2016年9月14日の「狭山事件の会」のブログの読者は、1年後の2017年9月には4000人を超してしまいました。わたしは、この「狭山事件の会」のブログ以外に「殿岡駿星つれづれ日記」「夢道サロン(月島橋本夢道の会)」「勝どき書房(夢道サロン)」「司法の民主化と狭山事件」「最新ニュース(勝どき書房)」などのブログで様々なことを発信しているのですが、通常は発信を開始して1週間ぐらいで、読まれなくなります。この「狭山事件の会」のブログのように、1年間も読者が途切れず、返って増えるのは初めてなのです。

それで、このたび改訂版を出しました。まず、わたしがなぜ、「死刑制度」がある国は民主国家でないと考えるようになったかを説明します。わたしは2016年2月に「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」を上梓しました。毛利小平太は、元禄時代の忠臣蔵で、討ち入り直前(4日前)に脱盟した赤穂の浪人です。4日前ですから、討ち入りのメンバーは決まっていました。小平太が脱盟するとだれもが考えていませんでした。

ところが、突然迷ってしまった、小平太は千住宿の町医者池田玄鶴先生に相談します。そこで、玄鶴先生から「死刑制度は国家による殺人」で野蛮だと教えられるのです。江戸時代では、当たり前だった仇討ち、切腹、斬首、キリシタンに対する火あぶりなど、すべて国家による殺人で、正義でもなんでもない、解決にはならないというのです。

主君、浅野内匠頭を切腹に追いやった憎き吉良上野介を殺すことが正義だと考えていた吉良邸討ち入りが間違いだとしたら、武士にとっての正義とはなんなのでしょう。玄鶴先生は「一見正義のように見えるが、仇討ちは殺人の連鎖で、本来は役人が犯人を捕まえて裁判にかけるべきなのに、被害者が犯人を殺すのは邪道だ」というのです。玄鶴先生は、いかに極悪な殺人犯であっても、死刑にしてはいけない、というのです。

2016年10月、日本弁護士連合会は「2020年までに、死刑制度の廃止を求めて運動する」という決議をしました。また、国連人権委員会からは、日本の「死刑制度」の廃止(第2選択議定書・死刑廃止条約)を求められています。日本はいまだにそれを批准しようとしません。その理由を、日本人の世論の大部分が「死刑制度」存続を求めている、それを理由に死刑を廃止しようとしない状況です。

たとえば、オウム・サリン事件の犯人たちも、津久井やまゆり園の犯人にしても、秋葉原のだれでもよかった殺人の犯人にしても死刑にしてはいけないというのです。玄鶴先生は、殺人事件の犯人の多くが、子ども時代に親から虐待を受けたり、少年時代の悲惨な環境が影響している場合が多いというのです。「こんな国、無くなればいい。幸せそうなヤツは殺してやる」という気持に育ってしまう。殺人の原因は、犯人一人の責任とは言い切れず、そのような状況に追いやった国家にも責任がないとはいえないのです。わたしは、「死刑制度」は国家の責任を国家によって抹殺する制度だと考えるようになりました。

問題は、日本の司法が民主化されていないことにあります。民主化のためには、まず「死刑制度」の廃止からスタートしなければなりません。そして、日本の司法には問題がたくさんあります。長期間の警察署留置という代用監獄制度、拘置所での長期未決勾留、取り調べの可視化ができていない、取り調べでの弁護士の立ち会いを許さない、などです。犯罪を犯す前の段階で、「共謀罪」(テロ等準備罪)で検挙するなんて、戦前の治安維持法と同じです。

「共謀罪」(テロ等準備罪)」がなぜ恐ろしい法律なのか、というと犯罪を犯していない段階での証拠は「自供」しかないからです。容疑者とされた人たちは、早く家に帰りたい一心で、「共謀しました」とウソの供述をしてしまうのです。治安維持法がそうでした。逮捕されたら、自宅に帰りたい一心で、ウソの自供をしたのです。その、ウソの自供調書が証拠となって、大物、本当に検挙したい人物を逮捕、牢獄に入れたのです。

1963年に起きた狭山事件では、犯人とされた石川一雄さんが、1審で死刑判決を受け、拘置所で平気な顔をしているのを見た、他の囚人から「お前、死刑になるのに平気な顔しているけどなぜだ」と聞かれ、「オレは自供したら10年で出してくれると警官と約束したから、死刑にはならない」といったのです。「お前はだまされているんだ」といわれ、そこで初めて自分が警察にだまされてウソの自供をしてしまったことに気がついたのです。

石川さんは、刑事に「お前の兄が犯人だ」といわれ、兄をかばうために、ウソの自供をしてしまったのです。兄にはアリバイがあり、事件に関係なかったのですが、それを知らなかったので、矛盾だらけの自白をしました。そして、54年後のいまも再審開始を求めて闘っています。

築地の市場では、飲食店主が駐車違反をして素直に違反切符に応じなかったため、公務執行妨害で逮捕され、10数日も警察に留置され、現在国家賠償を求めて訴訟をしています。駐車違反で何日も留置されるなんて、とても考えられないことです。

また、奈良県では、業務上過失致死容疑で逮捕された男性医師が警察署に勾留中に死亡、遺体の鑑定書を調べた岩手医大の出羽厚二教授(法医学)が、取り調べ中の刑事の暴行によるものと、警官を告発することにしました。

さらに、沖縄高江では、公務執行妨害で逮捕された基地反対運動のリーダーが逮捕されてから5か月も勾留されていました。冷暖房がない拘置所に数ヶ月も勾留するのは、それだけで拷問といえます。数年前、広島では勾留中の容疑者が凍死した事件も起きています。

司法の民主化が遅れている日本は、まず、国家が人を殺さない「死刑廃止」を決心をするべきです。そこから日本の民主主義がスタートします。2020年、オリンピック・パラリンピックの年までに、「死刑制度」を廃止して、民主国家の仲間入りをしようではありませんか。国家が人を殺さないと決心することで、人類から戦争がなくなるのです。
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●写真は「こんばんは、毛利小平太です。−霊談忠臣蔵−」の表紙

◎ おとなしく待つ愁い楽しむ秋の夜(駿星)
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◆次回の第26回「夢道サロン」は2018年3月10日(第2土曜日)午後2時から5時まで。勝どき書房の「橋本夢道資料室」で開催します。1月は休みます。参加者には自由なテーマで話してもらいます。「橋本夢道・俳句」「狭山事件・えん罪」「憲法・政治」「古代史・邪馬台国」など。その内容はブログ「夢道サロン」「駿星つれづれ日記」「狭山事件の会」などで紹介します。聞くだけでもけっこうです。参加費無料、飲み物は用意します。お菓子などのお気遣いはなさらないように。参加希望の方は事前にメール・電話をください。 
syunsei777@yahoo.co.jp  090-8024-5610
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●……いろいろ相談を受けています。困ったことがあったら、いつでも「橋本夢道資料室」は開いています。お気軽に来て下さい。殿岡駿星がお相手しましょう。ただし、お金の相談だけは無理ですけどね(^o^)……。
    
syunsei777@yahoo.co.jp      携帯090-8024-5610
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◆三億円事件で殿岡駿星が推理・BSスカパー!「ダラケ!」に出演
   https://www.youtube.com/watch?v=CHxifdoo8vQ

 狭山事件の女子高生の死体イラストも◆ブログ「司法の民主化と狭山事件(勝どき書房・夢道サロン)」を更新しました。 
http://blogs.yahoo.co.jp/nhksirami   
 2017/09/07、BSスカパー!の「ダラケ!」に出演、前半は、狭山事件について、女子高校生の死体が発見された時の、イラストについて推理、また、三億円事件では、わたしの著書「三億円事件の真犯人」にも書いてあるのですが、埼玉県の農家の青年という持論を展開。
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『狭山事件 50年目の心理分析』殿岡駿星著・四六判並製440頁
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『橋本夢道物語  妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね』
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