週1回更新のつもりが、月1回になりつつあり、読者の皆さんには申し訳ない。やっと、13章を更新できた。http://www.geocities.jp/sayamadetec/suirisuru/13.html 死体の足首に付けられていたロープの先には、2本の荒縄を2つ折りにし、折り曲げたところをロープに結んだ状態で発見された。 この荒縄について、石川さんの自白では、死体を一時、芋穴に隠すのに使った、としているが、芋穴には荒縄のくずは落ちておらず、被害者の後頭部には2僂領??里△襪砲盍悗錣蕕此芋穴のルミノール血痕反応では血痕は検出されていない。 もし、裁判員に荒縄を使ったことのある人がいたなら、それだけで芋穴に死体を隠した、という自白が虚偽であることを見抜くに違いない。私自身、建設現場や農作業、遊びなどで荒縄を使った経験は何度もあるが、この事だけははっきりと断言できる。 では、この荒縄を真犯人は何のために使用したのであろうか? 亀井トム氏の『狭山事件』第2集においては、血縁者が遺体を棺に入れて埋葬するとき、近親者が4本の荒縄で静かに棺を穴の底に下ろす埋葬儀式を模したのではないか、という推理が行われている。被害者の頭上に置かれた、死者を封じ込める墓石を模したかのような玉石とあわせて考えると、その可能性は大いに考えられる。 このような埋葬儀式を模したものなら、犯人は被害者に親しい人物に限られる。これは、被害者が猿ぐつわではなく、目隠しされていたこととも符合する。犯罪者プロファイリングによれば、死体の顔を隠すのは、被害者と親しい人物が死顔見たくないからとされている。 一方、死体を棒に荒縄で縛り、2人で担いでいったのではないか、というような推理も見られる。犯人がこの説のように、何らかの実用的な目的で荒縄を木綿ロープやビニール風呂敷を使ったのか、それとも埋葬儀式を真似たのか、あるいは、手の込んだ偽装工作なのか、このシリーズの復刻が終わった段階で検討を深めたい。 また、スコップについては、何度も山狩りが行われた現場から農作業中の人によって発見されたため、警察のでっち上げではないか、と疑われている。一方、スコップには死体埋没現場のものとは異なる付着土壌があるため(普通に考えると、でっち上げるなら土壌は一致させるはず)、真犯人が別の場所で被害者の未発見の所持品などを埋めたのではないか、そして、発見場所が人家に近いため山狩り現場から外れていたか、あるいは、別の敷地に遺棄されていたものを、疑われるのを恐れた発見者が移動させて遺棄したのではないか、という可能性も考えなければならない。 さらに、「スコップを犬にほえられずに盗み出せるものは山田養豚場に出入りの者に限られる」という裁判所の認定が事実に反し(当日、犬がほえたのを隣人が聞いている)、また犬を飼ったことのある人の経験則にも反しているという点についても、真犯人像と併せて、いずれ検討したい。 にほんブログ村
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