推理・狭山事件ノート

HP「推理・狭山事件」の作成日記

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  3月11日、東日本大震災と福島第1原発事故から3年目を迎えました。
  この震災と事故の被災地には私が仕事でお世話になった市町村がいくつもあり、広島での2次被曝(内部被曝)で長い間、苦しんできた父を見てきたこともあり、やらなければならないことが自問しながら、昨年夏からは狭山に集中しています。
 今回、長年、考え続けてきた「なぜあの場所に犯人は死体を埋めたのか?」という謎について、ようやく今日、1つの考えがまとまり、「新推理・狭山事件25 どこに死体を埋めるか」をアップしました。
 私は、前著『狭山事件を推理する』において、「幼児営利誘拐なりすまし犯」とともに、「営利誘拐・強姦なりすまし犯」「被差別部落民なりすまし犯」という、全く新たな視点での真犯人像の提案を行いました。
 「幼児営利誘拐なりすまし犯」については、亀井トム氏の「狭山事件 第1集」の説を受け継ぎ、「営利誘拐・強姦なりすまし犯」については営利誘拐偽装の洋裁生殺し事件をヒントにし、「被差別部落民なりすまし犯」については、稚拙を装った脅迫状の分析と、「捜査地図」の再現により推理しました。
 死体を1mもの深さに埋めながら、発見されやすい農道に埋め、手がかりになるビニール風呂敷、スコップ、手拭・タオルを現場に残すなど、この事件の犯人は「秩序犯」と「無秩序犯」の両方の性格を見せています。
 いずれ「秩序犯か無秩序犯か」については別にまとめたいと思っていますが、私は「無秩序犯」に見える部分は、全て偽装工作と考えており、死体が被差別部落の近くに埋められていたのは、真犯人が被差別部落民の若者に罪をなすりつけようとした偽装工作であると結論づけました。
 ただ、局地的な問題として、「なぜあの場所に犯人は死体を埋めたのか?」については、解明できないままになっていましたが、ようやく、1つの回答にたどり着くことができました。
 それは、犯人の当初の計画が、変更を余儀なくされたために、第1犯行想定現場と第2犯行想定現場の中間に死体を埋めることになった、というものです。

 私は検察審査会と同じように、裁判の誤りを審査する再審裁判は、第3者機関である11人の国民による再審裁判所において検討・審理されなければならない、と考えています。それが実現されるまでの間は、国民に真を問う以外にありません。
 裁判所の推測が正しいか、私の推理がより合理的か、みなさんのご判断を仰ぎたいと思います。(130311 甲斐仁志)
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