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石川さんの無実を証明したい、検察・裁判所の有罪判決の根拠を崩したい、という観点で個別の証拠と格闘しただけでは、事件像・犯行像の全体は見えてこないように思います。
犯人像仮説を立て、犯人になりきって、個々の局面でこの犯人ならどう行動するであろうか、と徹底的に考え、各証拠を総合的に見ていくことによって、初めて、事件の全体像は見えてきます。 前著では、犯人は「少時様」の子どもの誘拐を狙っていて「中畑江さく」の娘に変更した、と見せかけようとした、と推理していましたが、「新推理・狭山事件30 3回目の宛名―封筒の9つの謎」から、犯人は「抹消宛名」→「少時様」→「中畑江さく」の3段階の偽装を行っている、というように推理を変更しました。 そうすると、天候と犯行日の関係が、矛盾無く説明できることがわかりました。 そこで、この原稿を大きく書き換えました。 なお、狭山再審弁護団提出の「斉藤第1〜第5鑑定」(部落解放同盟発行の『狭山差別裁判』の要約からの引用であり、鑑定書そのものに目を通してはいません)のうちの筆記用具と筆記時期の問題については、後に詳しく検討したいと思いますが、斉藤鑑定の「『少時』は万年筆又はペンで書かれた」「『少時』の下の抹消文字は万年筆又はペンで書かれ、インク消しで消された」という判断は私の推理と合致していますが、「中田江さく」が先に書かれて、次に「少時」が書かれたという判断については、私は封筒の「4つ折り角破損痕」からその逆と考えています。 やればやるほど、犯人像は石川さんからはるかに遠ざかり、真犯人に近づいてきています。いつ、健全な市民感覚を持った裁判官に出会えるでしょうか。 (131029 甲斐仁志) にほんブログ村 |

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