「新推理・狭山事件44 『万葉仮名的当て字』の4つの罠」のタイトルを「44 『万葉仮名的当て字』の罠:5つの偽計(ペテン)」にタイトルを変更し、修正しました。 大きな変更点は次の部分です。
犯人は単に警察を騙し、被差別部落の若者に罪をかぶせるために「意識的に自己の行動を隠蔽し、悪辣な偽装工作を行った」だけではなく、山田養豚場関係者に何らかの個人的な恨みを持ち、悪意をもって、からかい半分に「潤色」したのではないか、と思えてならない。 善枝さんを殺害し、死体に対して侮辱を加えたことに加えて、その罪を石川さんになすりつけ、嘲笑しながら部落差別を煽った卑劣な犯人を私は許すことはできない。
前著『狭山事件を推理する』を書いた時には、私は犯人像として、成り行きで善枝さんを殺してしまい、自分自身や家族などを守るために山田養豚場関係者に罪をなすりつけようとした卑劣な人物と見ていましたが、死体や脅迫状の分析を進めるうちに、真犯人は、自分に歯向かって自己主張した善枝さんに憎悪を抱き、警察や山田養豚場関係者に敵意と憎悪を抱き、嘲笑しながら様々な偽装工作を楽しんでいる犯人像に変わってきました。 恵まれた才能を持ちながら、満たされない不遇な環境にあったのか、鬱屈した情念を持って犯行計画を練り上げた、ねじくれた犯人像が浮かんできます。ますます、この犯人が許せないと思ってきています。(131118 甲斐仁志)  にほんブログ村
|