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仮説検証型の方法論の陥りやすい危険な点の第1は、想像力が足りなくて、複数仮説の中に真実の答えがない場合です。これは「仮説の誤り」です。
第2は、仮説に都合よく、次々と仮説を裏付ける事実が出てくることです。これは「検証法の誤り」です。「となりのトトロ」のようにドングリが点々と落ちていれば、子供は自然とその跡をたどっていくことになります。 狭山事件の捜査陣は、このどちらの誤りも犯しているのですが、それは、別の機会に詳しく論じたいと思います。 実は、東京高裁刑事四部の裁判長として、狭山事件再審を門野博氏が担当し、続いて、小川正持氏に引き継ぐことになったとき、あまりの偶然の連続に、私はこの第2の誤りを考えないわけにはいきませんでした。 私は脅迫状に書かれた「前の門」は「まえのかど」と読み、「少時(しばし)」の用法を知っている犯人が「少時様」の宛字は使ったと考えていたのですが、「門野(かどの)」裁判長に続いて、「正持(しょうじ)」裁判長が担当になったのですから、驚きました。 考えようによっては、任命者が意図的に2人を選んだ、とも勘ぐれるのですが、これは単なる偶然と思います。 しかし、3人目の裁判官が、仮に脅迫状にでてくる宛字の「名知」さんだとしたら、これは単なる偶然とは思えなくなってくる心配があります。ここに、仮説に合わせて次々と裏付け証拠が出てくる時の「検証法の誤り」の危険性を感じます。 こんなことを考えながら、「前の門」と「少時様」について、再び推理を広げてきました。 「前の門」の恐ろしさは、山田養豚場のそばに「三門(みかど:仮称)」さんの家があり、その影響で警察が「前の門」を「まえのかど」と読んで張り込み体制を敷いた可能性があることです。 深読みしすぎでしょうか? にほんブログ村 |

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