推理・狭山事件ノート

HP「推理・狭山事件」の作成日記

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 前著『狭山事件を推理する』では、「中年男による営利誘拐偽装殺人事件」との推理を行っています。
 なお、この「中年男」というのは、犯人の声の印象として第10章にまとめた「中年男」「30〜40歳くらい」「35〜40歳くらい」(「30歳前後」「30歳以上」を含む)を指しており、一般的な中年(40〜50代)を指してはいません。一般的に言うなら、むしろ「壮年」というべきでした。
 20数年をへて、私の文章作成や文書作成指導の経験の蓄積や被害者の死体に向き合うことができるようになり、「新推理・狭山事件」の連載で明らかにしたように、さらに「詩に親しんでいた、横書き文書を書く仕事に従事していた人物」へと真犯人像は絞られてきました。また、犯行像としては「後背位(立位)による性交」が解明でき、合意による性交を補強しています。
 そこで、中間的なまとめとして、「狭山事件・真犯人仮説の検討」の連載を始めました。http://www.geocities.jp/sayamadetec/kasetu/index.html
 
 
2回目として、石川兄弟共犯仮説の検討結果をホームページにアップしました。 http://www.geocities.jp/sayamadetec/kasetu/2kyoudai.html
 公判調書を読み始めた頃、浦和拘置所同房者の証言を読み、私自身、かなり強いショックを受け、この石川兄弟共犯仮説を検討したことを思い出します。
 冷静に全体的に分析すれば、兄の幸蔵さんが犯人であるはずはないのですが、石川さんが「その判決ではこういう判決だったけれども10年か15年たてば出られるから、まあ今25で若いし、40までにはおそくとも出られるから、出たらある人に金をもらうということを言ってました」という証言にはかなり動揺しました。
 私には、この証人が警察の圧力を受けてこのような偽証をした、とは考えられなかったのです。
 改めて、自分自身の判断能力はかなり怪しい、ささいな事で簡単に間違った判断をしてしまうということに、愕然とします。それは石川さんも同じであって、自白・自白維持したのは、兄の幸蔵さんを本気で疑っていたからではないか、と私は考えています。
 みなさんは、どう判断されるでしょうか?(121026 甲斐仁志)

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