「新推理・狭山事件33 『無秩序型』か、『秩序型』か?」をアップしました。 プロファイラー(犯罪心理分析官)が活躍する、犯罪者プロファイリング(犯罪情報分析:犯歴統計からの犯人像推理)をテーマとしたテレビドラマは、1990年代に「プロファイラー/犯罪心理分析官」(アメリカのドラマ)と「犯罪心理分析官」(松方弘樹主演)があり、2011年には「CONTROL〜犯罪心理捜査〜』(松下奈緒主演)、『LADY〜最後の犯罪プロファイル〜』(北川景子主演)、「ホンボシ〜心理特捜事件簿〜」(船越英一郎主演)が集中し、2013年に「嘘の証明 犯罪心理分析官 梶原圭子」(片平なぎさ主演)が放映されました。 今では、このようにプロファイラーや犯罪者プロファイリングは広く知られるようになってきたものの、1988年に『狭山事件を推理する』を書いた時には、まだこの「プロファイリング」という言葉は一般的にはなっていませんでした。しかし、「犯罪心理」や「行動科学」の本はあり、「第13章 荒縄とスコップ」では「秩序型」「無秩序型」に分けた分析を行っています。今回はこの点に絞って分析しました。 法社会学者の河合幹雄桐蔭横浜大教授は、その著書『日本の殺人』(ちくま新書)において、科学警察研究所犯罪行動科学部捜査支援研究室の分析から、身代金目的誘拐事件32件のうち、62%は借金に苦しむ犯人による「切羽詰まり型」と「行き当たりばったり型」で、「吉展ちゃん事件と狭山事件は、ほかの何十件の事件と大差ない」とし、さらには「狭山事件の脅迫文は、小学生卒業レベル以下であったことは有名である」との解説まで行っています。 まるで正義のプロファイラー気取り狭山事件にふれていますが、実際には、科学警察研究所論文を引き写した「コピペ論文(コピー&ペースト論文)」であり、「狭山事件の脅迫文は、小学生卒業レベル以下であったことは有名である」に至っては、偽装工作説が多数であった当時の新聞・雑誌記事をあたることもせず、憶測で書いています。 当時の資料や狭山関係の本を調べることもせず、脅迫状の「車出いく」を鵜呑みした張り込み体制で犯人を取り逃がし、「小学生以下の幼稚園」と揶揄された中刑事部長・将田次席コンビの偏った見解を「有名」と賞賛しているのは、同じ程度ということでしょうか?
サルから人間への進化を「遊び起源説」で説いた伯父のサル学者の河合雅雄氏(京都大学霊長類研究所所長)は創造的な研究をした優れた人でしたが、甥の河合幹雄氏は同じ京大理学部卒ながら???です。 (130516 甲斐仁志) にほんブログ村
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