推理・狭山事件ノート

HP「推理・狭山事件」の作成日記

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 「新推理・狭山事件5 単独犯か複数犯かー死体と物証、動機は単独犯行を示す」の原稿をかなり大きく修正していたにも関わらず、ホームページにアップすることを忘れていとことに気付きました。
 次の部分や、(2)を新たに追加しています。 (131121 甲斐仁志)

 
(1) 「友だちが車出いく」をどこまで信じるか
 
狭山事件で、真犯人は「友だちが車出いく」と脅迫状に書いている。この1文で、事件に対する見方は大きく異なってくる。
 「出(万葉仮名的当て字)」は真実で「友だち」「車」は偽装工作とする見方(寺尾裁判長)、「友だち」「車」は真実で「出」は偽装工作とする見方(亀井トム氏)、3つとも偽装工作とする見方(私)、「車」は真実で「友だち」「出」は偽装工作とする見方(殿岡駿星氏)、「友だち」「車」「出」の3つとも真実とみる見方(伊吹隼人氏)、などに分かれる。
 整理すると、次の表のようになる。
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 本日、HP「新推理・狭山事件」へのアクセスが3万を突破しました。毎日、30〜50のアクセスがあり、それを励みに、執筆を続けてきました。途中、いただいたメールにきちんとした返事を差し上げる余裕もなく失礼しました。
 この1年間は、「寝ても醒めても謎解き」の生活を続けてきましたが、特に、明け方のウトウトしている時に一番アイデアが浮かび、3時、4時に起きてパソコンに向かう日々が続きました。ようやく、脅迫状の残る謎「生死占う、通夜・溺死なしへ」を解明でき、これからは平穏な朝寝ができそうです。
 再審裁判の方は、先日、石川さんの家族が手拭を親戚の家か隣家から都合をつけたという寺尾判決の迷推理(空想)を否定する新証拠が提出され、新聞やテレビで大きく報道されました。
 すみやかな再審開始を願って、側面からですが、真犯人像・真犯行像が多くの人々に理解されるよう、さらに取組みを進めたいと思います。(131121 甲斐仁志)
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 「新推理・狭山事件48 アナグラムと語呂合わせと折句」を、「生死占う、通夜・溺死なしへ」のタイトルに変え、修正しました。
 われながら、自分の推理力の至らなさ、詰めの甘さに反省させられますが、やっと犯人の意図を見破ることができました。その経過を含めて、次の文章を追加し、関連部分を修正しました。

6 「生死占う、通夜・溺死なしへ」
 
 昨日(11月20日)、この原稿を修正しながら、まだどこかすっきりせず、引っかかるものを感じていた。どうも見落としがあるような不安が残ったのである。
 「−(ダッシュ)」「。−(マルダッシュ)」「。」という特異な句読法で「せい死」の折り句を解く暗号の手掛かりを残したように、犯人はさらに暗号を解く手掛かりを残しているのではなかろうか、と気がかりな点があったのである。
 1つ目は、「おもい」という方言表記が、もう1つ「気名かツたら。」に見られることである。しかも「ら。」の「。」はその位置からみて「−(ダッシュ)」の可能性もある。
 2つ目は、「くりか江す 刑札にはなすな。/気んじょの人にもはなすな/子供 死出死まう。」が罫線2行を使って大文字で書かれているのも、単に強調に留まらない可能性がある。
 3つ目は、「くりか江す」と書いた後に「はなすな」を2回繰り返し、さらに「はなすな」と「死出死まう」で「な」と「死」が2字繰り返されて使われていることである。
 4つ目は、これが一番気になっていたことであるが、「気んじょの人にもはなすな」の脅迫に続けて、「はなせば子どもは殺す」「はなせば子どもは死ぬ」ではなく、「子供死出死まう」という奇妙な間接的表現になっていることである。
 ここには、犯人の暗号を解く鍵が何か隠されているのではないか、と考え続けてきた。最初の手掛かりは、今朝の犬の散歩途中にやっと気付いた。
 これまで、「ツヤ(通夜)」と「出気死名知江(溺死なしへ)」を別々に考えてきたのは誤りで「通夜・溺死なしへ」と続けて読むべきではないか、という発想の転換である。
 そうなると脚韻の「せい死」もまた、「通夜・溺死なしへ」と一体のものとして見る必要がある。その手掛かりを犯人は残しているはずである。
 「気名かツたら。」「はなすな。」「はなすな。」「死まう。」の最後の文字は「ら、な、な、う」である。しかも「くりか江す」の執拗な犯人の指示に従えば、それらの文字は、繰り返して使うことが許される。
 パソコンに向かって考え始めた。「ら、な、な、う」でできるアナグラム(文字の置き換え遊び)は簡単に解けた。「うらなう」である。
 そうすると、脅迫状には「生死占う。通夜・溺死なしへ」という暗号を潜ませていたことになる。
 これは、犯人が意図したのであろうか? それとも、たまたま、偶然にそれらの文字が使用されただけなのであろうか?

 真犯人はよほど、自分の詩的表現能力が優れていることを誇示したかった人物と思います。その真犯人を暴くことは、善枝さん、石川さんだけでなく、真犯人自身が一番、望んでいたように思えてなりません。 (131121 甲斐仁志)
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