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友人に誘われて、兵庫県立美術館の「怖い絵展」を観に行ってきました。
いやはや・・このポスターからして十分怖いです。。
*「怖い絵展」は、ドイツ文学者中野京子さんが2007年に「怖い絵」シリーズの1巻が刊行されて10周年を記念しての開催。『怖い絵』は、「恐怖」をキーワードに西洋美術史に登場する名画を読み解く評判の本です。今回は中野氏がとりあげた作品の中から、神話、怪物,現実、風景、歴史という分類で展示されました。 *この展示会は残念ながら、神戸会場と東京会場のみのようです。
ネットからいくつか絵をご紹介しましょう
「死の島」
舟が棺を乗せて島に向かっています。島にはこの棺を埋葬するための穴があり、つまりこの島は墓地だということです。ドイツで評判になり、ヒトラーもこの絵を持っていたそうです。
「オデュッセウスに杯を差し出すキルケ―」
ギリシャ神話に登場する魔女?キルケ―は、やって来たお客に飲み物を勧めます。
後ろの鏡には、英雄オデュッセウスが・・。
どこが怖いの?
この神話では,キルケ―から飲み物や食べ物をもらった者は豚に変えられてしまいます。豚が3匹いるのがわかるでしょうか?
まぁこの辺は、神話の世界で、物語のように読み解くことができますが・・
もっとも怖いと思ったのはポスターにもなったこの絵。
これはある歴史の一場面を描いた絵。事実に基づいた絵なので怖いのです。
「どうして?」
何のための目隠しでしょうか。彼女は16歳。
中野京子先生の解説を・・。
この絵には一度見たら忘れがたい力がある。主役の圧倒的存在感で成功する舞台のようにジェーン・グレイの清楚な魅力が画面の全てを決している。 死刑執行人の表情。
こういう場面で、彼はどう思っているでしょう。残酷な役目を押し付けられて、この役もたまったものではありません。死刑廃止論者ですが、冤罪の他に、死刑執行人の残酷な仕事によるストレスも考えてみるべきだと思います。
全体像です。
怖い絵は怖がらせるのを目的に描かれた神話や地獄、魔物、また「死」を扱ったものなどがありましたが、人間の残酷な面を思い知らされたものも多々ありました。
本当に「怖い」のは、人間の内に潜む残酷な心なのかもしれません。
戦争になって、人を殺すことが目的になってしまうと,残虐の限りをし尽くす人間の有り様も本当に怖いものだと思います。
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どの絵も西洋絵画のテーマとして見たものですが、
初めて見たときのショックは忘れられませんでした。
アウシュビッツの強制収容所に残された義足やメガネの山と
同じくらい恐怖に震えます。
特にジェーン・グレイの処刑は、
歴史的背景や目を隠されて表情が見えないだけに
想像力を掻き立てられるので、この絵が一番怖いように感じます。
こんな企画の作品展が行われるなんて、一度覗いてみたい!
兵庫県か・・・遠い。
何だか、久しぶりに絵画芸術の面白さを思い出しました。
リクエストさせてくださるなら、もっと見たいです。
2017/8/7(月) 午後 11:30
おはようございます
掲載された写真の絵を見るだけではわかりませんでしたが、説明を読ませていただいてゾッとしました。
私がこれまで見た絵の中で強烈に記憶に残っているのはゴヤのナポレオン戦争を描いたたくさんの絵です。
おっしゃるように一番怖いのは人間だと思います。
2017/8/8(火) 午前 8:43 [ 雁来紅 ]
「怖い絵展」に行ってきたのですね
画を見て宗教や時代背景を読み解いていくのは、想像力が磨かれそうです
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」はインパクトがありますね
少女の美しさが恐怖をより高めますが、さすがの名画だと思います
2017/8/8(火) 午後 0:27
> くまきちさん
アン王妃の処刑も似たような絵だったのですね。
これからどういう残酷なことが起こるのか想像すると恐怖を感じます。ヘンリー8世はサイコパスという噂もあり、非情で自分の妃を二人くらい殺しています。邪魔者は消せというのは昔からですが、妃までこんな残虐な方法で殺害したのですね。
くまきちさんも死刑廃止論者ですか。冤罪の問題大きいですね。昔の映画で明らかな冤罪で死刑になるグリーンマイルを見て気分悪くなりました。
他にも色々理由はありますが、この絵を見たら、 死刑執行人の苦しみも問題にすべきだと思いました。
コメントとナイスもありがとうございました。
2017/8/8(火) 午後 8:02
ジェーン・グレイは野望があったわけでもないのに気の毒でした。
怖い絵には女性が主題の絵が多いような気がします。
ヘンリー8世、酷い男でしたねえ。ぞっとします。「1000日のアン」
ヘンリーが通ったアンの家は今は立派な庭園、お城も残っています。
昔の処刑は残酷、今の日本もそうですが。
冤罪が多い日本、陪審制になり更に厳しい判決が出ているようです。
大島渚の「絞首刑」や「休暇」「デッドマンウォーキング」観ました。
2017/8/8(火) 午後 8:15
> monkさん
遅い時間にありがとうございます。
説明を読んでいくと興味深い絵が色々ありました。monkさんは、西洋美術への造詣も深いので、中野京子さん並みに読み解けるかもしれないですね。
今は関東にお住いでしょう?怖い絵展は、10月から東京に行きますよ。ゆっくり鑑賞なさってください。
この絵、仰るように目隠しでも怖いのに、これから何が起こるか想像できるので怖いのですよね。
アウシュビッツ収容所のメガネの山、『夜と霧』に掲載されていた写真ですね。「毛の山」にもゾッとしました。死者への冒涜です。
monkさん、絵の続きは東京でご覧になってくださいね。
2017/8/8(火) 午後 8:46
内緒様、それは仰るとおりですね。
武士の世界になって、切腹も首を切り落とすし、戦功褒賞も首。敦盛の最期も「泣く泣く首をぞかいてんげる」でしたものねー。
でも、今はそういうものを見る機会はほとんどなくなってしまったので、公開は、かなりインパクトがありますね。否定的な思いを持つ人もいるとは思いますが、ファンはその限りではないと思います。
2017/8/8(火) 午後 9:08
> 雁来紅さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
目隠しされているので、これから何が?という不安を感じますが、
説明を読むと場面が想像されてゾッとしますね。
残虐な殺され方の対象が若く美しい女性であることも戦慄させられます。
ゴヤのナポレオン戦争を描いたたくさんの絵のご紹介ありがとうございました。
顔の見えないフランス兵たちが銃をもって立ちはだかり、その前で怯えるスペイン人たちの恐怖の表情がありありと描かれている絵は、「怖い絵」として取り上げられていました。
他にも戦争の狂気やおぞましさをグロテスクに描いた絵が残されていますね。人間の攻撃性や残虐性を戦争があぶりだしてしまうのでしょう。そう考えると、人間を残酷な生き物に変えてしまう戦争を進めることなど、狂気の沙汰だと思います。
2017/8/9(水) 午前 8:28
l> ベベさん
コメントありがとうございます。
絵そのものが怖いというより、場面を想像することで恐怖が増しますね。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」、ジェーン・グレイの清楚な美しさを描くことで、悲劇のヒロインとしての史実もよく伝えていると思います。
2017/8/9(水) 午前 9:30
> hitomiさん
イギリスに詳しいhitomiさんのこと、この辺りの歴史もよくご存じでしょうね。以前記事でも読ませていただいた記憶があります。わずか16歳の少女にこんな酷いことをするなんて…本当にかわいそうです。
ヘンリー8世はその非情さでサイコパスではと言われてるようですね。アン王妃も同じやり方で処刑され、その絵が残っているそうです。
日本も首切りしてますが、女性にはしていないのでは?
とにかく日本に限らず、人間の考える拷問や処刑のやり方が残虐でゾッとします。
こういう状況を作っては絶対にダメですね。
2017/8/9(水) 午前 9:39
おはようございます♪
中野京子さんとはひょんなことからメールを・・・
そのことは、TBしときますのでまたお暇なときに読んでください。
何年か前に中野京子さんはTVで恐い絵の解説で出演されていました。
そういう視点で絵を評する人は当時珍しく、興味を惹きました。
絵を鑑賞する新しい見方物語風な登場人物の環境など彼女は拓いた人だと感じました。
しかし当時の私はちょっと彼女に失礼なこと書いちゃったかなと今となっては思いましたが、彼女はユーモアの解る人で助かりました(笑)
この展覧会は名古屋飛ばしだったですね。
来てたら是非鑑賞したかったです。
mimiさんの記事で見させていただきよかったです。
ナイス☆
2017/8/9(水) 午前 10:50
さすがの日本も女性の死刑は少ないのです。
平安時代までだったか、あやふやですが日本も死刑のない時代がありました。
特に身分のある人は遠島、島流しで殺しはしない、でもそこで死ぬと怨霊になったと悩やんだり、だから神社に祀り神様扱い。
ロンドンでアンの処刑場所見学しました、一度は愛した女性を不義の罪まで着せて処刑するなど。おぞましい人ですね。だから権力者は…
2017/8/9(水) 午後 7:46
そう言えば吉永小百合主演『天国の駅』は戦後初の女性死刑囚を主題にしていました。
2017/8/9(水) 午後 9:47
> 絵描きのたあさん
たあちゃんの記事2本と中野京子さんのブログも拝見してきました。お二人ともそれぞれ、絵の分野は専門家なので、とても興味深く、また面白かったです。歴史を良く知っていると絵の見方も変わりますね。
怖い絵という切り口で歴史などを踏まえて解説される中野京子さんなかなかのお方です。私も怖い絵シリーズ全巻読みたくなりました。
何も知らない私のこんな記事で、たあちゃんと中野京子さんがつながって、嬉しくなりました。歴史と絵の世界に連れて行っていただけて感謝します。
2017/8/9(水) 午後 9:55
> hitomiさん
たあゃんの過去記事ではマリーアントワネットの詳しい解説ありがとうございました。さすがhitomiさんはよくご存知ですね。コメントでずいぶん勉強になりました。
今日は京都の病院、その後先輩に連れられて健康相談で8時ごろ帰宅。なんだか疲れてしまって・・コメントしたいのに言葉がまとまりません。また明日お返事入れさせてくださいね」
2017/8/9(水) 午後 10:07
> hitomiさん
日本で死刑がなかった時代あったんですね。調べてみたら、聖武天皇の時代から嵯峨天皇の時代、「死刑廃止の詔」を出されて約300年ほど死刑のない時代がありました。これはすごいことですね〜。
でもやはり武士が台頭してくるようになって、死刑も復活してくるし、その方法も残虐を極めるようになったようです。武器もたせたり、殺し合いさせたりすることは、決して良いことではないですね。
2017/8/11(金) 午前 0:59
お手数掛けました、何度やっても削除ボタンがなくて、変なエラーでした。
お疲れ様です、大丈夫ですから、京都もメチャ暑いでしょう。私は甲状腺、大学病院から町医者に替わりましたので予約で2時間半待ちはなくなりましたが、検査日と診察日と2日必要です。
この絵の表紙の本を見かけました。
mimiさんのビ―バ―の記事はどこに?さがしました。
2017/8/11(金) 午前 8:15
尹東柱は映画より迫ってきます。あんなに若い命を、日本政府は残酷に殺しました。
日本に渡ったら危険だと分かっていたのに。
2017/8/11(金) 午前 8:17
> hitomiさん
私もびっくりだったのですが、スペースがたくさん空いていて下の方に文章の残りと削除ボタンがありました。猫ちゃんが、改行ボタンのあたりを何度も踏んでしまったのではないかしら?
大きな病院は予約しても2時間待ち。近くに良い病院があればその方が助かりますね。
生野菜食べすぎは体を冷やすと言われました。スムージーや野菜ジュースも不要と。主食とおかずの比率は病人なら
7対3。えー!でした。また後で記事にしてみます、
怖い絵人気みたいで書店に置いていますね。
ビーバーの写真覚えていてくださってありがとうございます。今、旅日記の書庫に移しました。
2017/8/11(金) 午前 8:35
今から、映画に出かけます。
ご紹介のブログ記事も読んでおきます。良い記事をありがとうございました。
2017/8/11(金) 午前 8:39