mimiの日々是好日

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日本軍がベトナムに「慰安所」設置 仏軍の公式資料に明記

 安倍首相は、旧日本軍による慰安婦の強制連行について、河野談話発表までに政府が入手した資料について「強制連行を示す証拠はなかった」(1327日、衆院予算委)ことを強調し、それを受けて修正主義者やネトウヨらは「強制連行はなかった」と主張しています。
 日本政府は敗戦が決まると、進駐軍が来日する前に極秘書類を昼夜を分かたずに焼却処分し、現地の軍部にも処分を命じているので、見つからなかったとしても不思議はありませんが、そのことをもって「強制連行」がなかったと言うことは出来ません。
 
 韓国の国家機関国史編纂委員会は12日、日本軍が1940年代にベトナムを侵略した際、複数の都市に「慰安所」を設置していたことを示すフランス軍の資料を確認したと発表しました。ベトナムにおける日本軍の慰安所の設置は、これまで口頭などで部分的に伝えられてきたが、公式の文書を介して確認されたのはこれが初めてです
 
 強制連行を証明するものに終戦直後のオランダの戦犯法廷があります。
 そこでは日本軍占領下のインドネシア各地の慰安所で働かされていたオランダ人女性は35人と認定されましたが、オランダ政府は1994年に入り、200300人とする報告書を出しました。
 その「バタビア臨時軍法会議」の裁判記録を、外務省が河野官房長官談話発表の前年に公式に入手していたことが共産党の赤嶺政賢衆院議員の国会質問14年4月23日)で明らかにされています。
 その点でも「強制連行を示す証拠はなかった」とする安倍首相の発言は不正確です。
 
 ベトナムニュースと14年4月24日付しんぶん赤旗の記事を紹介します。
 
  (関係記事)
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日本軍がベトナムに「慰安所」設置、仏軍の公式資料で初めて確認
 VIET JO ベトナムニュース 2019/08/14
 朝鮮の歴史を研究する韓国の国家機関である国史編纂委員会(NIKH)は12日、日本軍が1940年代にベトナムを侵略した際、北部の複数の都市に「慰安所」を設置していたことを示すフランス軍の資料を確認したと発表した。
 これは、フランス国立海外文書館(ANOM)に保管されているフランス軍の公式資料で、日本軍がハイフォン市(紅河デルタ地方)、バクニン省(同)、ハノイ市に慰安所を設置していたことが記されていた。
 ベトナムにおける日本軍の慰安所の設置は、これまで口頭などで部分的に伝えられてきたが、公式の文書を介して確認されたのはこれが初めて
 
 1940年9月、日本軍はヴィシー政権(第二次世界大戦中のフランス政権)と手を結び、フランス領インドシナ北部(現在のベトナム北部)に進駐を開始。翌年、フランス領インドシナ全域に進駐し、ハイフォン市やバクニン省、ハノイ市への侵略も拡大した。
 今回確認されたフランス軍の報告書は、1940年10月7日から10日にかけて書かれたもので、報告書によると日本軍は陸軍と海軍の兵士のためにハイフォン市に2か所の慰安所を設置したという。
 また、バクニン省の日本軍配置図に、慰安所の所在を示す印があることが確認された。慰安所は日本軍の基地のすぐそばに置かれており、日本軍が主体として慰安所を直接管理・統制していたことがわかった。
 ハノイ市の日本軍配置図にも、市中心部に日本軍の他の主要施設とともに慰安所が置かれていたことが示されている。
 
 これとは別のフランス軍の報告書には、1941年2月に看護婦70人と身元不明の女性25人がハイフォン港からベトナムに入ったことが記されている。国史編纂委員会はこの女性たちについて、日本軍の関係者であることは間違いないとし、慰安婦としてベトナムに送られた可能性が高いとしている。
 なお、国史編纂委員会は2016年から、日本軍の慰安婦および戦争犯罪資料の収集・編纂事業を進めている。
 
 
強制示す記録 外務省も入手 日本軍「慰安婦」赤嶺氏が指摘
河野談話の発表前年に
しんぶん赤旗 2014年4月24日
 日本軍「慰安婦」問題で、軍による強制連行を裏付けるオランダの戦犯法廷「バタビア臨時軍法会議」の裁判記録を、外務省が河野官房長官談話発表(1993年)の前年に公式に入手していたことが23日、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員の国会質問で初めて明らかになりました。同日の衆院内閣委員会で赤嶺氏が指摘し、外務省が認めました。
 
 安倍晋三首相は、河野談話発表までに政府が入手した資料について「強制連行を示す証拠はなかった」(13年2月7日、衆院予算委員会)と発言し、現在まで訂正していません。
 赤嶺氏はこれまで、談話発表と同時に政府が発表した資料一覧のなかに、法務省がまとめたバタビア裁判記録の要約があると明らかにしています。今回は新たに、裁判記録自体を入手していたことを突き止めました。
 赤嶺氏は市民団体が情報公開させた、外務省の西欧第一課が作成した「対外応答要領」(92年7月23日付)と、「オランダ人従軍慰安婦問題」(同28日付)という二つの文書を入手しました。
 文書はそれぞれ、「ハーグ公文書館保存の裁判記録については、我が方在蘭大使館を通じて入手する予定」(23日付文書)、「蘭国立公文書館よりバタビア軍事裁判記録を入手した」(28日付文書)としています。
 
 同日の委員会で赤嶺氏は二つの文書を示して追及。外務省の長谷川浩一大臣官房審議官は「入手したとの記録が残されている」「何らかの形で(当時、『慰安婦』問題を調査した)内閣外政審議室に情報提供したと考えられる」と認めました。
 バタビア臨時軍法会議 戦後のオランダによるBC級戦犯裁判。日本軍がインドネシアで、抑留所に収容されていたオランダ人女性を強制的に連行し「慰安婦」とした「スマラン事件」では、日本の軍人7人と軍慰安所経営者4人が死刑や禁錮15年を含む有罪判決を受けました。
本当は今日が満月なのだけど、台風前の昨日は、
雲の間から少しだけ綺麗なお月様が見えた。

名月の晩にアップしたいと思っていた無声映画「御誂え 次郎吉格子」には、
「いいお月様…」というセリフが何度か出てくる。

「I  love you  」をどう訳すか?      
夏目漱石は、「月がきれいだね」と訳しなさい。
「私はあなたを愛してます」なんてセリフを日本人は言わないから…とアドバイス。

それならこの映画で、度々男女間で交わされる「いいお月様…」というセリフは
「I love you」に近いのだろう…
「お誂え次郎吉格子」を鑑賞しながら、そんなことを考えた。

脚本を書いた伊藤大輔監督は、この漱石の話をご存知だったかもしれない。(笑)
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お誂え次郎吉格子(おあつらえじろきちごうし)は、
1931年、戦争に突入する少し前に公開された無声映画(サイレント)。

サイレントではあるが、映画に活弁士を付けることで、まるでスクリーンから声が出ているかのように鑑賞できる。
サイレント映画の面白さと、「七色の声」 と言われる活弁士遊花さんの活弁。
二つの芸術鑑賞ができる、ぜいたくな映画会である。


原作は、吉川英治の小説「次郎吉格子」
監督、脚本は、当時33歳の伊藤大輔監督
私は知らない世代だけれど、伊藤監督のファンは多いとのこと。
次郎吉を大河内傳次郎
妖艶な遊女おせん(お仙)役に伏見直江
対照的に清純な娘・お喜乃役を演じた伏見信子は姉妹での出演。
大河内傳次郎さんは惚れ惚れするような男っぷりの役者さん。(彼が、後に趣味で作った庭園「大河内山荘」も素晴らしい。)
ストーリーは…(あまり観る機会がないと思われるのでネタバレです)
ねずみ小僧次郎吉が、江戸から上方に逃れて来る場面から。
いろはにおえどちりぬるを……隠すこの身は上方に…と、
七五調のナレーションも見事!
伏見寺田屋からの三十石船で、治郎吉は遊女お仙と出会い、恋仲に。
ここにもお月さんが…登場。
「いいお月さん…」で、二人の恋は進展します。
船宿でお仙の身の上話を聞き、
冷酷なお仙の兄、仁吉に「お仙を売るのは止めてくれ」と頼みに行く次郎吉…しかし、仁吉はとんでもない悪者でした。
その店に現れた武家の清純な娘、お喜乃にも心惹かれる次郎吉
貧乏長屋で暮らすお喜乃は、内職しながら病気の父の看病をする健気な娘。彼女の父は、ねずみ小僧に公金を盗まれたせいで浪人となったと知り、治郎吉は気が咎めます。
更に、仁吉に父親を殺され、「与力重松の妾になれ」と言われていたお喜乃は絶体絶命!治郎吉が彼女を守ります。
何度も危機から救い出してくれる治郎吉に、思いを寄せるお喜乃
「治郎さん、私を連れて行ってください。あなたについて行きたい」           こんなことを好きな女性から言われたら、舞い上がってしまうでしょう。 しかし、追われる盗賊の身としては、彼女を幸せにはできないし、連れて逃げるわけにもいきません。
 彼女を安全な場所まで連れて行くよう駕篭かきに頼み、身を引く治郎吉。

自分のような盗っ人の身の上でも、生涯にたった一つぐらい綺麗な思い出があっていい・・。」そう言う治郎吉のセリフが泣かせます。                 「ありがとうございます。治郎さん、いいお月さま・・」                                                      ここも 叶わぬ恋ながら「いいお月さま・・」は    「I   love  You 」の世界           (行きて帰らぬ夢ならば、そっと目と目で別れ言う。
 月も今宵は名残月。)ナレーションの文章も美しい。
一方、お仙の方は・・治郎吉からもらった百両で兄に借金を返すが、悪賢い兄は鼠小僧の金と察して、彼をおびき寄せるためお仙を縛りつけます。治郎吉はお喜乃の仇討ちに仁吉のウチへ行き、お仙を助けますが          「一緒に逃げて」というお仙に、
「外を見ろ。こう囲まれては逃げられない」と観念する治郎吉
御用の提灯の数がどんどん増え、取り囲まれていきます
「治郎さん。女の一念、私が逃がして見せる。」
お仙は御用提灯が仁吉の家へと動くのを見て、
「治郎さん、私はお仙という女をあんたに忘れさせないよ。」
というと川へ飛び込む。
この場面、女の情念を感じますが、愛する治郎吉を逃がすために自分の命を捧げたおせんに心打たれます。
「川だ、川へ行ったぞ」
飛び込んだお仙を「鼠小僧」と思った御用提灯は次々川へと集まっていき・・難を逃れた治郎吉は、それを屋根の上から見物。

  「お仙ーお喜乃ーほれ見ろ、、いいお月さまだ・・」
 この場面も「いい月だ」と言いながら、二人の女性への思慕を告白し、
二人に想いを馳せている様子がうかがえました。                                               その後、治郎吉がついに逮捕され、死罪にされた・・との報告で幕。
正反対のタイプの女性二人から愛された治郎吉、
一人は自分の美しい思い出に・・
もう一人は自分を逃がすために命を捧げてくれた・・
結末は死罪になったとされているが、二人の女性を思い出すと治郎吉の心は安らかだっただろう。
********
活弁士の遊花さんは、妖艶な女性も清純な女性も、悪人の仁吉も、治郎吉もすべて一人でこなされます。悪人のセリフは悪人顔に、清純な女性は清純な表情、妖艶な女性には表情も妖艶に・・すべて役者さんになりきって…
会はこの後、食卓を囲んで映画の感想会と懇親会に。
これがまた楽しみ^^

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食事の用意をしてくださる方が今日は欠席で、今回は、私も
白和えと、向田邦子流のワカメの炒め物を差し入れしました。
20人分作るのは結構大変(^_^;)
食事やお酒をいただきながらの語り合いは話もはずみ、また、主催者さんの
NPO京都の文化を映像で記録する会理事長の濱口 郎さんが、専門家の立場から解説もしてくださるのも魅力です。


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濱口さんと遊花さん。2月開催時の写真。
次回は「伊豆の踊子」記事アップは来年ですね。



 金魚が泳ぐ町郡山は、金魚が平和のシンボルです。
そして大和郡山市は、非核宣言都市。 
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毎年夏の恒例行事となっている平和展が 図書館で開かれました。
開催は7月22日〜24日でしたが、終戦記念日ついでに(ちょっと過ぎましたが・・)
紹介させて下さい。 
 
主催は大和郡山市反核平和実行委員会で、今年で20回目を迎えました。
驚いたのは、大和郡山市教育委員会が事務局になっていること!
  核兵器を作りたいと言ってる石原東京都の教育委員会ではとうてい考えられない平和展ですね。
 
図書館に来て、ついでにホールの一室に何気なく入ったのがきっかけでした。
 
戦争中、日本の象徴だった日の丸や遺品の展示
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被災者自身の描いた絵
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 被災者の記憶によって描かれた絵だけに・・読んでいて真に迫るものがありました。
こちらは、訓練をさせられている子どもたちの学校生活のひとこま。
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遊びも、戦争ごっこであったようです。
でも、幼い子らに武器は似合いません。
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動物も戦争の巻き添えに・・。
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このお話は、戦争中、殺処分に決まった二匹の象が、ずっとエサをもらえずにおなかをすかせ、なんとかエサをもらえるようにと、よろよろと一生懸命芸当をして見せる・・
そんな場面があります。ここは、涙でとても読めません・・。
二匹はとうとう餓死してしまうのです。
 
人間の欲望の犠牲になる動物たちは、今回の原発事故でも同じです。
家族のように大事に飼われていた家畜たちの無残な死・・
あまり報道されていませんが、ひどく残酷なものです。
何も分からずに日の丸を持たされている猿
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他にもこんな本が戦争の悲惨さや、恐ろしさを伝えます。
リボンプロジェクトの「戦争の作り方」はこわい!
いつでも、今でも日本は戦争ができるような気がしてくる・・。
(一度読んで見てください。)
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「大人になれなかった弟たちに」中学校の教科書にも載っていました。
子どもたちは武器で傷ついて死ぬだけではない。飢えや栄養失調でも命を落とす。
戦争は弱いものから死んでいく・・原発事故も同じで、幼児が犠牲になるのです。
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左、アレン・ネルソンさんは元、海兵隊員でベトナムで活躍したが、後、良心に目覚めて、自分の戦争の体験から、反戦活動を始めた。
『ネルソンさん。あなたは人を殺しましたか?』(講談社)では、「戦争をしようと言う人間は、現場を知らないからだ。」と言っています。
「自分のように戦争の人を殺しあう現場を知る人間は、二度と戦争などしたいと思わない・・」と。
想像力のない、感性が死んでいるとしか思えない原発推進者たちも
福島で一ヶ月でも暮らしてみたらいいと思う。家畜の悲惨で無残な姿も見るべきです。
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戦争は、政治家たちが自分たちの利益を「国益」と称して、戦争をするのです。
 
国民は戦争なんて望んでいないのに・・・。
 
だから戦争を仕掛けるのは国家で、犠牲になるのは国民です。
 
原発推進の構造とよく似ています。
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原発事故で、思わぬ戦争の裏が見えてきました。
戦争も、原発も、国家が推進するもの、そして、声をあげなければ国民は犠牲を強いられるだけです・・。

戦争の悲劇も、原発事故の悲劇も、繰り返してはいけないもの。
語り伝えること、政府を監視すること、そして、どちらにもはっきりNOと言う姿勢が大事ですね。
歴史から、戦争から、学ばなければいけません。 
 
平和展は20年目。これからも続けてほしいです。
小さな活動でも、どこかで、気づいてくれる人がいるかもしれません
小さい声も集まることで大きな声に・・。
反戦平和も、反原発も、脱原発も、
大きな声にしていかなければ・・と思います。
 
 

転載元転載元: mimiの日々是好日

大和郡山では、毎年、平和展が行われます。
子ども達と戦争を考える良い機会にもなります。まだお元気な語り部さんも活躍されますが、展示される本も良いものがあります。
 
司書の友人から、子ども達向けの良い本を紹介していただきました。
(小学校高学年から中学高校生向きですが、大人が読んでもとても勉強になります)
 
「ヒロシマは世界をむすぶ」  小島昌世 ポプラ社
 著者は中高一貫校の英語の先生で、平和学習の引率で広島へ行くことから、先生自身の勉強が始まります。
そこから、在韓被爆者のこと、創始改名などの日本の政策のこと、アメリカ人記者が広島に滞在して市民が体験したヒロシマを米国の読者に伝えていること、ビキニ環礁の実験、第五福竜丸のことなどを、網の目が広がるように、次々に書いています。
すべてがつながっていること、戦争は平和なときに準備されるということ、自分たちには何ができるのかということなどを、真摯に問いかけます。
読みながら知識が広がり、教科書では教わらない現実社会を、しっかり見る目が養われます。 
 
 
君たちはどう生きるか」  吉野源三郎 岩波書店  ポプラ社
  
クラシックな名作ですが、社会の仕組み、戦争と英雄、友情と裏切り、人間関係など、大切なことについて学べる良い本。若い頃に一度は読んでおきたい本です。大事なことばかりが分かりやすく書かれています。主人公が14歳なので、それも読みやすく感じます。
 
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」A・ネルソン 講談社
 
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」この言葉は、ベトナムの体験談を話しに来た元海兵隊ネルソンさんに、教室の前に座っていた少女が質問した言葉です。
人を殺すことがどんな体験であったかを思い出すと返事に詰まるネルソンさん。
 
甘い言葉で勧誘され、沖縄で殺人者となる訓練を受けてベトナムへ送られた黒人兵の記録です。経済的に弱い立場にある人たちが、洗脳され、殺人ロボットにしたてられて、戦場へ送られる様子が、客観的によく分かる本です。
そして、彼が、人形と思わせられていたベトナム人もアメリカ人も同じ人間だと気づく瞬間や、帰国後、人を殺した記憶によるPTSDに苦しんだこと、各地で戦争の実態を語る活動をするようになったきっかけなども、読み手の心を深く打ちます。
(尚、本書は全国学校図書館協議会選定図書となっています。)
戦争の加害者は誰か?人を殺す兵士ではなく、兵士に人を殺させる国家であることなど
気づきがたくさんあります。
アレンネルソンさんは平和運動家として、日本にも来られましたが、2009年に亡くなりました。この本で、ネルソンさんは日本の憲法9条をすばらしい憲法と称えています。 
 
「少年は戦場へ旅立った」 M・モーバーゴ
  南北戦争のときの話で、小説ですが、やはり、貧しい家庭の子が戦場へやられ、いざ行ってみると、話と現場は大違い、の狂気の場であることが、淡々と描かれています。
 
「ボタン穴から見た戦争」 アレクシエーヴィチ  群像社
  第二次世界大戦当時、子どもだった人たちに、著者が丹念に聞き取った記録です。50,60という年齢になっても、目の前で家族が惨殺された記憶がなまなましくて、未だに肉屋へ行けないというような証言には、言葉もありません。一般書ですが、体験当時の年齢がちょうど14くらいの人もいるので、戦争になると非戦闘員がどんな目にあうのか、の紹介には使えるかもしれないと思います。
 
「イラクの小さな橋を渡って」 池澤夏樹
 
 アメリカが攻撃をしかける数ヶ月前に、イラクを訪ねた作家が、ごく普通に暮らしを愉しむ人々を客観的に描き、イラクという国の魅力、人々の人懐こさをていねいに伝えた本です。本橋成一氏の写真が半分くらいを占めています。司書さんはこの本を読んで、イラクの人々が好きになったと仰っています。
 
「せんそうでまえばなし」本多立太郎 語り 常本一編集 みずのわ出版
特に、中国の学生さんとの、市民としてのホンネの対話が圧巻です。
ろくに知らないし、知ろうともしないで、「中国は」とか、「日本は」という一部の人たちには相互理解は難しいけれど、人間同士でぶつかりあえば、分かり合えるという好例。
 
「茶色の朝」 F・パヴロフ 大月書店
  茶色のペットしか飼ってはならない、というあたりから始まった政府の統制がどんどんエスカレートし、友が逮捕され、自分の家のドアもついにノックされる・・・そのときになって初めて「茶色党のやつらが最初のペット特別措置法を課してきやがったときから警戒すべきだったんだ」と気づくという寓話で、本文はわずか29ページです。
フランスで極右のルペンが大統領選の決選投票まで残った時に、1ユーロで販売され、「極右にノンを!」という動きにつながった一冊、だそうです。
 
「軍隊のない国コスタリカ」 早乙女勝元 草の根出版会
  大変興味深い国ですが、私にとってとりわけ面白かったのは、小学生のころから、お祭り感覚で「模擬選挙」など、選挙教育が盛んだということでした。アメリカのイラク攻撃に追随するようにコスタリカ政府も軍を出したとき、大学生がひとりで訴訟を起こして、それは憲法違反だと訴え、裁判所がそれを認めて、政府に撤兵させたという胸のすくような記事がありました。小学生から選挙教育を徹底していると知って、なるほど!と納得しました。(司書さんより)
私は、ノーベル平和賞受賞者のアリアス大統領の話が興味深かったです。
「コスタリカは、軍隊も、軍備も、軍事費もない国です。自分の国で平和を守るためには、近隣の国も平和にしなければならない。これがまたコスタリカの発想です。
・・・平和教育の根本を徹底して、兵士を先生に変え、軍事費を教育費にまわして、国の教育予算は国家予算の3分の1を占めています」
国のあり方に感動します。  
 
 
「希望と勇気、このひとつのもの」 澤地久枝 岩波書店
  薄いブックレットですが、この本も、戦争になると、庶民がどんな手ひどい目にあうのかを具体的に教えてくれます。
澤地さんは、「九条の会」呼びかけ人のお一人で、心臓を何度も手術され、ご高齢にも関わらず、各地へ出かけて、講演をなさっています。その叫びであり、祈りであり、必死の警鐘である一冊だと感じます。これも、歴史的過去として戦争を語るのではなく、現在を照らし、未来を考えさせてくれるものです。
 
最後に、「日本国憲法」(井上ひさしや池澤夏樹など、いろんな人たちが、分かりやすい言葉にしたものが出ています。)と「新しい憲法のはなし」(童話屋が廉価で出していたと思います。)を今、改めて読むのもタイムリーかもなと思います。
 
ご存じの本ばかりかもしれませんが、親子で読んでみるのも良いものだと思います。
私は自分が読んで良かった本は、子ども達に・・。
子どもには、良い本があったら回してねと言っています。

転載元転載元: mimiの日々是好日

参院選のあと、憲法はどうなるのだろうか、と今も気に病む日々ですが、今年も8月6日、9日が巡ってきました。
8月17日午前0時からNHK・Eテレで映画「ひろしま」が放送されます。
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原爆投下から8年後に作られた映画だそうです。
広島を舞台に空前絶後の映画が作られて、被爆者たちが自ら演じ徹底的に再現した映画だそうです。
私たちも改めて核兵器の恐ろしさ、絶対に使ってはいけない武器であることを確認するために、みんなで見ませんか。私は録画予約しました。

安倍首相は、首相になって、毎年8月6日と9日に広島、長崎を訪れているから、毎年原爆ドームを見ているはずであり、唯一の被爆国の首相であるのに、彼は核兵器禁止条約に署名しない。
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20192月、アメリカ政府はロシアとの間の「INF条約」(中距離核戦力全廃条約)の破棄をロシア側に通告し、INF条約は82日に失効しました。
2019年の世界終末時計DoomsdayClock 2019は、核兵器と気候変動のリスクで
「終末2分前」を指しています。
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以前、長崎平和祈念式典で田上市長が、核兵器を保有する国の首相、大統領は広島、長崎を訪れてくださいと訴えていました。
8月は平和について考える月。祈りの月です。

ETV特集で 15日午前0時から(もうすぐ)
<「忘れられた“ひろしま”〜8万8千人が演じた“あの日”〜」では、今や忘れられた映画となってしまった「ひろしま」にスポットを当て、時代に翻弄された映画の知られざる事情に迫る。>
が放送されます。↓

NHKEテレです。

映画「ひろしま」は
鎌倉で8月15日 10:30から
   8月17日13;30から
川喜多映画記念館で上映されます。

転載元転載元: 風のたより〜NAOのブログ

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