6/23(日) 現代ビジネス
カミソリの異名をとった後藤田正晴を表裏で支え、あらゆる経済事件で暗躍してきた“最後の
フィクサー”朝堂院大覚氏が、安倍政権に象徴されるいまの日本の支配者たちの腐敗、堕落の所業
以下、朝堂院大覚氏の寄稿の抜き書きです。
自民党政治が招いた拝金主義社会
安倍晋三首相は また醜態を晒した。 アメリカのトランプ大統領を平身低頭で招待し、大相撲の升席観戦など恥も外聞もない過剰接待を繰り返した。その成果というのか「見返り」が、あろうことか貿易交渉での アメリカへの大幅譲歩、つまりぼったくられる事実を7月の参院選後まで公表しないでくれという密約でしかなったことを、当のトランプ大統領からバラされてしまったのだ。
安倍首相のみならず、政官財を支配する日本の権力者たちの亡国の所業の数々は目に余るものの、すでにマヒしてしまったのか、国民の怒りはなぜか盛り上がりに欠けるように感じる。
しかし、明らかに日本は危機的状況にある。こうした現状を招いたのは、戦後長く続いた自民党政治の腐敗による「拝金主義」の蔓延にほかならいない。私は このたび、評論家の佐高信氏とともに 『日本を今売る本当に悪いやつら』を上梓し、その拝金主義の源流と、今の日本の支配者たちの体たらくを明らかにした。
佐高信さんとの対談をもとにした本書においてもっとも強調しなければならないことは、この戦後 74年続く売国奴の政治家たちが日本人たちの労働力の質の低下を招いたということだ。このままでは 今後100年経っても 失われた質を取り戻すことは難しいだろう。
・・・
町人の時代には 拝金主義が広められ、カネを拝む人間が多くなり、正義が通じない時代を 作りあげた。だから 国会においてもカネのためには平気でウソをつく、権力のためなら裏切る。 すべて町人主義がまかりとおる世の中になってしまった。それは マスメディアも同じことである。
この拝金主義を広めるために GHQが使った エージェントが児玉誉士夫であり、戦後右翼とその力 を利用した自民党政治である。この自民党政治による悪影響がもっとも大きい。
今回の佐高さんとの対談においても、その点を私はお話ししたつもりだが、これは私が経験した 範囲での話であって、私が知らない場面でも同じようなことが行われていたはずだ。これが世界 から日本人が信用されなくなった原因といえる。
戦争で得るものはなにもない
平成の失われた30年。平成の呪われた30年。この時代は 次から次へと指導者が代わり、戦後日本人が 築き上げたものをハゲタカファンドたちに献上することになった時代だ。 もっとも大きいのは日本郵政による 米保険大手アフラックへの2700億円近くに上る巨額出資である。
・・・
角栄、後藤田の遺訓
幕末では イギリスのグラバーが倒幕派に武器を売り込み、対する徳川幕府をフランスが支援した。すべての戦争はその繰り返しなのである。
利益を得るのは 軍事産業であり、一部の拝金主義者たちだ。 イラン革命、イラク戦争を見れば明らかだ。 革命や宗教、デモを利用して暴動を起こして戦争を起こす というパターンが決まっている。米国も 戦争を生み出すためには 同盟国を平気で裏切る。フィリピンの米軍基地撤退も 米軍基地を潰したいから、軍事政権を アキノに倒させたのである。
戦争とは おしなべて人間によって作られるものだ。これに対峙する政治家には 先を見通す力が必要だ。 ともかく 世界には戦争を回避する政治家が必要なのである。田中角栄や後藤田正晴は 絶対に戦争をしちゃいけないと言っていたものだ。
安倍政権に たぶらかされてはならない。戦争ができるようにする憲法改正など絶対にしてはならないので ある。
以上