ブックスクール振り返り
「あのころはフリードリヒがいた」はユダヤ人差別を描いた
思春期の子のための定番教材で
ドイツはもちろん世界中の先進国の子どもたちが読んでいます
ドイツ人と日本人は戦争に対する態度が真反対です
ドイツ人は戦争中のナチスによるユダヤ人差別を深く反省し
何度も謝罪し戦争犯罪人を地球の果てまで追い求めます
しかし日本人は韓国や中国に対して形式的な謝罪をして
韓国や中国が謝罪が不十分だと言うと開き直って
逆に攻撃するから日中、日韓関係は極めて険悪です
この理由は、韓国人は小学校から日本の戦争犯罪を学ぶのに
日本人は戦争があったことすら満足に教わらないからです
この本は、本好きな子なら小学校3年生から読めます
しかし、ある程度の予備知識がないと
暗い話だと挫折するのが落ちです
それは、教師や親が最低の予備知識を与えてやる必要があるのです
文章は難しくありません
どういう話だかわかるだけの知識が必要なのです
そこで土曜日には先ずドイツの歴史を教えました
フリードリヒが生まれてから殺されるまでは
ちょうどナチスが台頭してユダヤ人を排除して虐殺した時期です
アウシュヴィッツで殺したユダヤ人は1200万人と言われます
そのころ日本は中国に侵略を始め、アメリカと戦争して
300万人の日本人が死にました
どうしてこういうひどいことが起きたか
どうしたら二度と起きないようにするか考えることは
暗い話ではありません
希望に溢れた話なのです
ドイツの学校ではそうやって教えますから
ドイツ人は再び差別したり戦争を始めようとは
決してしません
しかし日本の政権は日本が戦争中にやったことを
正当化し、もう一度戦争ができるように
憲法を変えようとしています
みなさんのお子さんは、今の政権が続けば
徴兵される可能性が極めて高いのです
男女ともに徴兵せよと言う意見もあります
授業では、先ずなぜこういう差別が起きたかを説明し
同じような外国人差別が日本にもあることを話します
次に、子どもたちの学級で差別や暴力がないか話してもらいます
最後に、どうしたら今の平和を守り続けることができるか
話してもらいます
子どもなりに、よく考えた意見を書いて発表してくれました
この話が難しいと思うのは
子どもたちが理解して発言できるレベルまでかみくだいて
話す力が教師に足りないからなのです
最近は環境問題もやりましたが
戦争や憲法の話が続きましたが
これから選挙権を持ち、国民投票に参加する子どもたちには
早すぎると言うことはありません
しかし読書は偏ってはいけませんので
次回は少し柔らかい話題に変えるつもりです
しかし、私の授業で、一人でも読めるような
易しい本は読みません
それは一人で読めばいいのです
もし、学校図書館から本を借りることもしないなら
終生、無学で終わり、永遠に指導的な地位には
つけないでしょう
末端の労働者で一生を終わるだけです
末端の労働者でも立派な人はたくさんいるのですが
本を読まなければ質の高い人生は送れません
どうしたら子どもが読むようになるかというと
親が新聞でも週刊誌でもよいから
読んでいる後姿を見せ
テレビで政治でも社会問題でもあったとき
どう考えるか、小学校3年生にもなったら
親の意見を言って、子どもの意見を引き出してください
そして、次回までに、一冊でよいから、どんな易しい本でもよいから
自分で探して、読んで、自分の意見を書かせてください
最初は苦痛でも、繰り返せば読むことも書くことも
快楽に変わるものなのです
その入り口まで導くのは親以外にはできません
自分でできるようになったらほうっておけばいいのです
ただし、親も絶えず読書して
本について語るような家庭を築いてください
忙しいと言うのは嘘です
読む習慣がないだけです
なぜなら著名人はどんなに忙しくても
短い時間を活用して読むからです