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WIRED.jp 2019.03.16
「脳の老廃物」を除去するには、
深い睡眠が必須だった:研究結果
TEXT BY SANAE AKIYAMA
このほど科学学術誌で発表された「睡眠と脳の清掃機能」の最新研究が
示しているのは、睡眠不足とアルツハイマー病の関連性や、
ある種の麻酔が高齢者の認知障害につながる理由などだ。
あなたの家族や友人のなかに、全身麻酔下の手術の末に
突然の「認知障害」を経験した高齢者がいるかもしれない。
麻酔による睡眠の最新研究によると、こうした一時的な認知障害は、
脳の清掃機能が原因のひとつである可能性を教えてくれる。
論文は「睡眠と脳の清掃機能」の関連性について詳しく追究したもので、
深い、ノンレム睡眠時にあらわれる、ゆっくりと一定した脳活動
(デルタ波)と心肺活動が、脳の老廃物排出プロセスに
最も効率がよいことが実験により明らかにされている。
この知見により、睡眠不足とアルツハイマー病の関連性や、
なぜある種の麻酔が高齢者の認知障害につながるのか説明できるという。
睡眠中に“脳の清掃”をするシステム
「睡眠は脳の老廃物排出システムにおいて非常に重要です。
この研究では、深い睡眠であればあるほど効率的であることがわかりました」と説明するのは、この論文の筆頭著者であるロチェスター大学メディカルセンターのマイケン・ネダーガーである。
「これらの知見はまた、睡眠の質や睡眠不足が、
アルツハイマー病や認知症の発症を予測できるという根拠を、
ますます強固なものにすることでしょう」
われわれの体内には、細胞に栄養を運んだり、
細胞から排出された老廃物を運び出して処理するリンパ系がある。
脳内にもこれによく似たグリンパティック・システムと呼ばれる働きがある。
脳と脊髄には無色透明の脳脊髄液とよばれる液体が循環しており、
それは脳と脊髄の血管周囲に沿って移動しながら栄養分を分配し、
老廃物を取り除く。われわれの睡眠中には、
脳内のグリア細胞の一種であるアストロサイトが縮んで隙間をつくり、
その隙間が脳脊髄液の排水溝のような役割を果たすという。
これがリンパ系のように脳内老廃物を効率よく運び出すことから、
グリア細胞とリンパ系をかけ合わせ、「グリンパティック・システム」
と呼ばれるようになった。
かねて睡眠不足だったり睡眠の質が低かったりする人ほど、
アルツハイマー病の原因のひとつといわれるアミロイドβ濃度が高いという
報告があり、睡眠と老廃物除去の関連性が疑われてきた。
では、このグリンパティック・システムの清掃効率は、
睡眠の質により変化するのだろうか?
麻酔による実験から見えたこと
研究者らはマウスを使い、グリンパティック・システムによる清掃機能と
睡眠の質の関連性を調べるために、6つの異なる麻酔方法で実験を進めた。
そのうえで、マウスが麻酔下にある間、脳の電気活動、心臓血管活動、
そして脳脊髄液の流れを追跡した。
「ゆったりとした深い睡眠中の神経活動と同期する脳波──
特に脳の前から後ろへと動く発火パターンは、
わたしたちの知る脳脊髄液の流れと一致するものです」と、
共同著者のローレン・ハブリッツ博士は説明する。
「(睡眠中の)ニューロン発火に関与する化学物質、すなわちイオンは、
浸透プロセスにおいて脳組織から体液を引っ張る助けをするようです」
彼らの実験では、深い睡眠状態に特有の、
ゆっくりした一定間隔の脳波と心拍数を最もよく反映していたのが、
6つの麻酔方法のうち薬物ケタミンとキシラジンを組み合わせたものだった。
そしてこの“深い睡眠状態”において、老廃物排出を促す
グリンパティック・システムが最も効率的に働くことが明らかになった。
また実験では、心拍数が低くなるにつれて、
清掃効果のある脳脊髄液の流れが大きくなることも確認されている。
術後の認知障害を避けられる可能性
われわれが年齢を重ねるにつれ、深いノンレム睡眠を達成するのが
困難になることが知られていることから、
この研究結果は、加齢・睡眠の質・アルツハイマー病の強い関連性に、
臨床的な一石を投じることになるだろう。
朗報は、睡眠の質を改善させることで、グリンパティック・システムによる
清掃機能を向上させられるかもしれないということだ。
「麻酔と手術後の認知障害は大きな問題です」と、共著者である
デンマーク・コペンハーゲン大学のトーマス・リリウス博士は語る。
「手術を受けた高齢患者のかなりの割合が術後せん妄を経験しているか、
退院時に認知障害を発症または悪化させたりするのです」
実験で使用された麻酔薬のいくつかは、実際に臨床的に使用されるものに
類似することから、手術後にしばしばみられる認知障害を
避けられるかもしれない麻酔薬の種類が示唆されている。
今回の研究からは、全身麻酔による認知障害の副作用を
軽減させられる技術の開発が期待されるという。
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健康
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豆腐用ニガリによる脱・糖尿病 2018/12/25
先日も申し上げましたように、311以降、私達を取り巻く環境は一変しています。私達の身体の中に入り込んだ放射能は、大半の臓器や脳や筋肉・骨で間断なく放射線を発し、身体を損傷しています。それではどうしたら発病まで至らせないかが課題となります。
今回は、311以降、増加している糖尿病からいかに守るかの方法として、豆腐を固めるために使用するニガリ(塩化マグネシウム)の継続的摂取の提案です。
糖尿病(diabetes mellitus)は、血糖値が病的に高い状態をさす病名であり、「インスリン依存型」と「インスリン非依存型」の2つのタイプがある。インスリン依存型は、先天的にインスリンが不足するために高血糖になるタイプで「1型糖尿病」とよばれ、多くは児童期に発症する。
インスリン非依存型はインスリンは分泌されているものの、その働きが悪いために糖をエネルギーに変えることができず高血糖となる成人に多いタイプで、「2型糖尿病」とよばれている。日本人の糖尿病患者のほとんどが「2型糖尿病」である。
糖尿病は高血糖そのものによる症状を起こすこともあるほか、長期にわたると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さのため血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていき、眼、腎臓、神経など重大な障害を及ぼす可能性があり、また、その他、足の壊疽(えそ)により足を切断しなければならないこともある。糖尿病治療の主な目的はそれら合併症を防ぐことにある。
7. Magnesium in the Treatment and Prevention of Diseases
7.病気の治療と予防におけるマグネシウム
Magnesium deficiency has been linked to atherosclerosis, alterations in blood lipids and blood sugar, type 2 diabetes, myocardial infarction, hypertension, kidney stones, premenstrual syndrome and psychiatric disorders . A number of common clinical symptoms and diseases in association with magnesium deficiency are described in the following.
マグネシウム欠乏症は、アテローム性動脈硬化症、血中脂質および血糖の変化、2型糖尿病、心筋梗塞、高血圧、腎臓結石、月経前症候群および精神障害に関連しています。 マグネシウム欠乏症に関連するいくつかの一般的な臨床症状および疾患を以下に記載する。(以下原文省略) 7.1. Magnesium, Type 2 Diabetes and Metabolic Syndrome
7.1。 マグネシウム、2型糖尿病およびメタボリックシンドローム
(以下、原文省略と一部抜粋分)
私(著者)が研究したNHANESの参加者9784人のコホートを18年間追跡しました。2型糖尿病を発症した参加者は690人(7%)でした。結局のところ、低いマグネシウムレベルは2型糖尿病患者の腎機能のより急速な低下と関連しているようです。
マグネシウム、2型糖尿病およびメタボリックシンドローム
糖尿病1型及び2型の両方が、マグネシウム欠乏症の最も一般的な原因の一つです。2型糖尿病患者における低マグネシウム血症の発生率は、13.5%〜47.7%の範囲にあります。原因としては、経口摂取不良、腎喪失の増加、および自律神経障に伴う慢性下痢があります。
恐らくマグネシウムに関して最も研究されている慢性疾患の1つは、2型糖尿病とメタボリックシンドロームです。
最近の研究では、マグネシウム摂取が2型糖尿病の発生率と反比例することを示しています。この知見は、このような全粒穀物、豆類、ナッツ、緑の葉野菜としてマグネシウムが豊富な食品の消費増加が、2型糖尿病のリスク軽減することを示唆しています。
1966年から2007年の7つの前向きコホート研究のメタアナリシスは、マグネシウム摂取量(食品のみ、または食品とサプリメントを組み合わせたもの)と2型糖尿病の発生率との関連を調べました。
286,668人の参加者と10,912例が含まれていました。1件を除く全ての研究で、マグネシウム摂取量と2型糖尿病のリスクとの間に反比例の関係が認められ、4件の研究では関連が統計的に有意でした。
1日当たり100 mgのマグネシウム摂取量の全体的な相対リスクは0.85でした。
前向き研究では、4479人の若いアメリカ人成人(年齢:18〜30歳)のマグネシウム摂取量と糖尿病の発生率、全身性炎症、およびインスリン抵抗性との長期的な関連性が調査されました。潜在的な交絡因子を調整した後、マグネシウム摂取量は糖尿病の発生率と逆相関しました。
マグネシウムの補給が真性糖尿病患者のインスリン感受性に影響を与える場合、それは2型真性糖尿病のリスクがある肥満の人のインスリン感受性も改善する可能性があります。
マグネシウムの補給は、マグネシウムを含まないエセ薬を飲ませた人たち(プラセボ)と比較し、空腹時血糖及びいくつかのインスリン感受性指数の有意な改善をもたらしました。
結果は、マグネシウムの補給で、インスリン抵抗性を防止し、その後、2型糖尿病、太りすぎ、非糖尿病患者のインスリン感受性を改善するという証拠を提供しました。 糖尿病は、微小血管性合併症(微小血管の破壊)と大血管性合併症の両方に強く関連している病気です。したがって、糖尿病は発展途上国における大きな経済的負担と関連する主要な公衆衛生問題です。
これらの合併症は広範囲にわたり、少なくとも部分的には血管の損傷につながる血糖値の慢性的な上昇によるものです。
最も一般的な微小血管合併症は、腎臓病、失明、及び足の切断です。糸球体濾過率の低下として示される腎機能障害は、心臓発作や脳卒中などの大血管合併症の主要な危険因子でもあります。糖尿病の他の慢性合併症は、うつ病、認知症、及び性的機能不全です。
最近のマグネシウム研究協会のガイドラインによると、糖尿病患者はマグネシウム補給から4つのカテゴリーに渡って恩恵を受けています:インスリン増感作用、カルシウム拮抗作用、ストレス調整、そして内皮安定化作用です。
糖尿病患者では、マグネシウム学会は毎日240〜480 mg(10〜20 mmol)のマグネシウム補給を推奨しています。
(ソース)
(私見)補給としての塩化マグネシウムの摂取方法の検討
「にがり」(塩化マグネシウム)を使っている豆腐一丁に含むマグネシウム量は44ミリグラムですから、毎日豆腐を5丁から10丁食べなければなりません。これでは無理ですね。
尚、安価な豆腐は、ニガリ(塩化マグネシウム)を使用していませんから、皆無です。豆腐を購入の際は、成分表をご確認下さい。
では、市販されている食用塩化マグネシウム粉末(比重は2.32)での補給を検討してみました。
耳かき一杯は、水などの比重1の場合は27ミリグラム。(小さじは5cc)
塩化マグネシウムの場合は比重2.32だから、62.64ミリグラム。
ということは、塩化マグネシウムで補給する場合の量は
240ミリグラムで 耳かき約4杯。
480ミリグラムで 耳かき約8杯弱。
Epidemiological studies in Europe and North America have shown that people consuming Western-type diets are low in magnesium content, i.e. <30%–50% of the RDA for magnesium. (以下原文省略)
欧米の疫学研究によれば、西洋型食事を摂取する人々はマグネシウム含量が低く、すなわちマグネシウムの1日あたりの推奨摂取量(RDA)の30〜50%未満であることが示されています。
米国におけるマグネシウムの食物摂取量は、過去100年間で約500mg /日から175-225mg /日に減少していることが示唆されています。これは、化学肥料や加工食品の使用が増加したことによる可能性が高いことです。
推奨摂取量(RDA)は、1〜3歳の子供の80mg /日から4〜8歳の子供の130mg /日の範囲です。 9〜13歳の子供と高齢の男性の場合、マグネシウムのRDAは240mg /日、31-70歳の男性の場合は420mg /日です。
女性の場合、マグネシウムの1日あたりの推奨摂取量(RDA)は、9〜13歳の場合、240mg /日。14〜18歳の女性の場合、360mg /日。31〜70歳の女性の1日あたりの推奨摂取量(RDA)は320mg /日です。 日本人の場合、1日の平均野菜摂取量は276.5g(男性284g、女性270g)と前年より17.1g減り、この10年で最低となったことも明らかになりました。
国の健康増進計画「健康日本21」では1日350gが目標とされますが、目標値を達成できたのは長野県の男性のみでした。つまり、現在の日本人は健康に必要な野菜を79%しか食べていないことになります。
以上のことから、我等日本の食生活が欧米化している現状、マグネシウムの摂取量が減じているものと看做(みな)し、少なくとも一人一日食用塩化マグネシウムを耳かき一杯(60ミリグラム)から二杯(120ミリグラム)を例えば野菜サラダなどに振りかけて摂取した方がよいことになります。
尚、食用塩化マグネシウム(ニガリ) 500gは、薬局や通販で購入できます。価格は、通販の場合は僅か500円からです。これは、大人一人当たり丁度1年間の分量です。
(厚生省調査の問題点)
厚生省の調査には問題点があると言うことです。
下記の数値は、その問題ある統計数値です。
糖尿病が疑われる成人の推計が2016年に1,000万人に上ったことが、厚生労働省が実施した「2016年国民健康・栄養調査」で分かった。前回(2012年)調査より50万人増え、調査を開始してから最多となった。発症に至らない糖尿病予備群は1,000万人になり、前回調査時より100万人減った。 日本の糖尿病の推移
(上記厚生省統計数値に対しての疑惑)
年齢調整死亡率の推移からは糖尿病で死ぬ人は減っているといえる。糖尿病の患者が増えているように見えるのは高齢化の要因のほかに診断基準の変更があると言われている。
「実は診断基準が変わったことで糖尿病が増えているように見えるだけで、実際にはまったく変わっていない。健康科学の常識のある人なら、国民のエネルギー摂取量が1割以上も減っている国民に、糖尿病が急増するなどということがあり得ない、とすぐ気づくはずだ」(p.98)。
「奇妙なことに、日本糖尿病学会は1999年、空腹時血糖に関する糖尿病の基準を、それまでの140mg/dl以上から、126mg/dl以上へと引き上げてしまった。
これは米国の学会や世界保健機関(WHO)の方向に従ったものである。しかし、無症状の140mg/dl以上の人に関してさえ、治療した方がよいとする確固たるデータは存在しない。まして基準値を引き下げる必要など、まったく認められない。
筆者の邪推であることを願うが、世界保健機関(WHO)が高血圧や糖尿病の基準を下げるには、何か別の魂胆があるのではないかとも考えざるを得ない」(p.101〜102)。
※この糖尿病の数値の変更は、高血圧の数値の変更と同じ理由なのです。無論、健康体な人を患者と診断し、増やし、薬を飲ませるためです。医薬・医療業界の詐欺なのです。
『実は有害な健康診断と検診の罠』 2015/12/15(火)
2004年、日本高血圧学会は、診療指針を改定し、65歳以上の高齢者については、「降圧目標値」(下げるべき数値)を従来のグレーゾーンの「140〜160」から「140未満」に引き下げた。ところが、奇妙なことに、この診療指針には「この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない」と書かれている。
これを数値のトリックと言わないで、なんと言おう。
そしてそして、1987年当時170万人だった高血圧患者数は、現在、インチキ診断で、なんと、3000万人も医者通いをしているのです。 『突然死対策:マグネシウム』 2018/11/28(水)
『予防と治療のマグネシウム』 2018/12/5(水)
Magnesium in Prevention and Therapy
『マグネシウムの腸の吸収過程』 2018/12/7(金)
『健康人の病気は医師がサプリで創る』 2015/12/23(水)
5 Warning Signs of Magnesium Deficiency
マグネシウム欠乏の5つの警告サイン
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高血圧症にはマグネシウムを 2018/12/28
先日の27日(木)、起きがけの半覚醒状態の時にまたまた英文と画像が現れました。それは天がその時にスリーブしていた英文の研究論文を訳してブログに掲載せよという私への指示のようです。数日前からPCが突如反転コピーなどの作業が遅くなり、絶不調なのですが、何とか半分弱は掲載します。
以下、本文に入ります。
高血圧を防ぐために塩分は控えめにと言われていますね。この意味は、塩分を摂り過ぎると血が濃くなるから血圧が上がると思いがちですが、そうではないのです。
塩分を摂り過ぎると、獲り過ぎた塩分は、尿で排出されるから塩分そのものは問題がないのです。では一体何が問題と言うと、塩分を摂り過ぎると、マグネシウムなどのミネラルが一緒に排出され、ただでさえ食事の欧米化や加工食品の摂取でミネラル不足なのに、輪をかけて排出されるから、血圧が上がるのです。
以降は、主にマグネシウムがどのようにして血圧を下げるか、そのシナリオと研究報告です。厄介な専門用語が出てきますが、それらを無視し、サラサラと読み流すだけで、全容は把握できると思います。
7.2. Cardiovascular Disease
7.2.1. Hypertension
7.2。循環器疾患
7.2.1。高血圧 A substantial body of epidemiological and experimental research is linking magnesium deficiency and cardiovascular diseases such as hypertension and atherosclerosis .Hypertension is a major risk factor for heart disease and stroke. Magnesium is involved in blood pressure regulation. Every modification of the endogenous magnesium status leads to changes in vascular tonus and, as a consequence, changes in arterial blood pressure
疫学的および実験的研究の大部分は、マグネシウム欠乏症と高血圧およびアテローム性動脈硬化症(註1)のような心血管疾患とを結びつけています。
(註1)アテローム性動脈硬化症
動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が狭く、硬くなり、血液の流れが悪くなった状態をいいます。
動脈硬化には3つの種類がありますが、ほとんどの患者さんはアテローム(粥状)硬化という動脈硬化です。これは大動脈や冠動脈といった太い動脈の内膜にコレステロールなどの脂肪からなるおかゆのようなどろどろとした粥状物質(アテローム)がたまって盛り上がりができ、次第に血管が狭くなります。
他にも大動脈や下肢の動脈、頚部の動脈に起きやすい「中膜硬化」、長期的な高血圧症が主な原因で、脳や腎臓の中の細い動脈が硬くなって血液の流れが悪くなる「細動脈硬化」があります。 高血圧は心臓病や脳卒中の主要な危険因子です。マグネシウムは血圧調節に関与しています。内因性マグネシウムの状態が変化するたびに血管緊張度が変化し、結果として動脈血圧が変化します。
(中略)
Furthermore, alterations in the metabolism of calcium and magnesium have been implicated in the pathogenesis of primary hypertension. Calcium influx across the external cellular membrane in smooth muscle cells and cardiomyocytes plays a crucial role in the control of cellular excitation contraction and impulse propagation. Intracellular calcium and magnesium concentrations are controlled by reversible binding to specific calcium-binding proteins.
さらに、カルシウムおよびマグネシウムの代謝における変化は、原発性高血圧の病因に関係しているとされてきました。 平滑筋細胞および心筋細胞における細胞外膜を通過するカルシウム流入は、細胞の興奮収縮およびインパルス伝播の制御において重要な役割を果たします。 細胞内カルシウムおよびマグネシウム濃度は、特定のカルシウム結合タンパク質への可逆的結合によって制御されています。
The calcium and magnesium flux across the external membrane is regulated by a calcium pump (calcium-magnesium-ATPase), calcium channels, and binding to the membrane. In cell membranes and in lymphocytes of hypertensive patients, our group showed significant increase of calcium, decrease of magnesium and an increased calcium/magnesium ratio (Ca2+/Mg2+ >2) . 外膜を横切るカルシウムおよびマグネシウムの流れは、カルシウムポンプ(カルシウム - マグネシウム - ATPアーゼ)、カルシウムチャネル、および膜への結合によって調節されます。
高血圧患者の細胞膜およびリンパ球において、我々のグループはカルシウムの有意な増加、マグネシウムの減少およびカルシウム/マグネシウム比の増加(Ca 2+ / Mg 2+> 2)を示しました。 In addition, it could be shown experimentally that a lack of magnesium increases the risk for lipid peroxidation and the development of dyslipoproteinemia.
さらに、マグネシウムの欠乏は脂質過酸化および脂質異常症の発症リスクを高めることを実験的に示すことができました。
(以下は原文省略と細かなデータの掲載を省略)
無作為化試験の解析で、血圧に対するマグネシウム補給の効果がテストされました。
20件の研究での参加者は、14人の高血圧患者と6人の正常血圧者を含む合計1220人。マグネシウムの投与量は1日当たり10〜40ミリモル(240mg 〜960mg)/日)の範囲でした。(注)塩化マグネシウム(ニガリ)耳かき4杯〜16杯)
12件のランダム化比較試験のメタアナリシスでは、545人の高血圧患者における8〜26週間のマグネシウム補給は、収縮期血圧を有意に低下させなかったが、拡張期血圧を有意に低下させました。 最近発表された解析では、1.173人の正常血圧および高血圧の成人を対象とした22件の試験で、3〜24週間の追跡調査でのマグネシウム補給は、収縮期血圧を3〜4 mm Hg、拡張期血圧を2〜3 mm Hg低下させると結論付けました。 補足のマグネシウムの量は120〜973 mg /日の範囲でした。参加者のマグネシウムの補足摂取量が370 mg /日(小さじ6杯)を超えると、効果はいくらか大きくなりました。
最近の解析では、高血圧症のための経口マグネシウム補給を含む44件のヒトの研究を調べ、高血圧症の状態、マグネシウムの投与量および降圧薬の使用法に従って分類されています。
ここでは、マグネシウムの補給により血圧が著しく低下することを発見しました。他方、幾つかの研究ではマグネシウムの影響を報告していません。 少なくとも6ヶ月間継続して降圧薬を服用している135人の高血圧患者に関し、統一的なテーマでの7件の研究の解析から得られた結果では、(数値等は省略)、マグネシウム補給は、大きくて非常に有意な効果を示しました。
これらの同じ7つの研究での拡張期血圧(DBP)の解析で・・・(数値省略)。境界域高血圧症に於いて、細胞内マグネシウム濃度の低下が最近報告されました。
軽度の合併症のない高血圧症、又はそれぞれ境界域高血圧症(血圧140〜160)の患者では、マグネシウム療法は血圧値を正常化することができます。
マグネシウムの補給はまた、有酸素運動と抵抗運動(註2)により、収縮期血圧の安静時と回復時に良い影響を与えます。
マグネシウムの補給は、特に慢性の利尿薬の使用、不適切な摂取、またはその両方のためにマグネシウムが枯渇した高血圧者において、血圧を制御し、高血圧に関連する心血管危険因子(アテローム性動脈硬化)を減らすのに役立ちます。
(註2)抵抗運動(レジスタンス運動)
スクワットや腕立て伏せ、ダンベル体操などの標的とする筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行う運動 7.2.2. Coronary Heart Disease, Myocardial Infarction and Stroke
7.2.2。 冠状動脈性心臓病、心筋梗塞および脳卒中
Magnesium is a natural calcium antagonist and modulates vasomotor tone, blood pressure, and peripheral blood flow. Its actions as an antihypertensive, antidysrhythmic, anti-inflammatory and anticoagulant agent can be of benefit in the prevention and treatment of cardiovascular diseases. Recent experimental studies with Wistar rats reveal that short magnesium deficiency is associated with a downregulation of telomerase in left ventricular, right ventricular, atrial and aortic muscle cells.Furthermore a deficiency of magnesium resulted in these animal models in a 7–10 fold increased formation of 8-OH-dG in the cardiac and aortic muscle cells, and furthermore the magnesium deficiency is linked to an increased upregulation on neutral-sphingomyelinase
マグネシウムは天然のカルシウム拮抗薬(註3)で、血管運動の緊張、血圧、そして末梢血流を調節します。 降圧薬、抗不整脈薬、抗炎症薬および抗凝固薬としてのその作用は、心血管疾患の予防および治療に有益です。
(註3)カルシウム拮抗薬としてのマグネシウム
血管を広げ血圧を下げるマグネシウムのこと。動脈の血管壁には、平滑筋細胞でできた層があって、この細胞が収縮することで血管は細くなり血圧が上がります。この収縮は、細胞内にカルシウム(Ca)イオンが流れ込むことが引き金になっています。
ですから、マグネシウムがこのカルシウムイオンの通り道であるカルシウムチャネルをふさぐことで、平滑筋細胞の収縮を抑え、血管を拡げ、血圧を下げることができます。これがカルシウム(Ca)拮抗薬の働きです。
ウィスター系ラットを用いた最近の実験的研究は、急なマグネシウム欠乏が左心室、右心室、心房および大動脈の筋肉細胞におけるテロメラーゼ(註4)の下方制御と関連していることを明らかにしています。
(註4)テロメラーゼ
テロメアは染色体を構成するDNAの末端にある構造物で、染色体を保護し、その安定性を保つ役割がある。
テロメラーゼは短縮したテロメアの伸長を担う酵素であり、ヒトにおいては幹細胞や生殖細胞、マウスにおいては体細胞においても発現がみられる。
テロメラーゼの欠損やその他の原因によりテロメアが失われた細胞では、染色体DNAの分解や異常な融合が起こり、生体においては幹細胞の脱落や組織の委縮、機能不全、創傷治癒の遅れなど、老化と共通した現象が生じてくる。
さらに、マグネシウムの欠乏は、これらの動物モデルにおいて心筋細胞および大動脈筋細胞における7〜10倍の8-OH-dG(註4)形成の増加をもたらし、さらにマグネシウム欠乏は中性スフィンゴミエリナーゼ(註5)の増加したアップレギュレーション(註6)に関連しています。
(註4)8-OHdG
遺伝子DNA中のグアニン塩基は活性酸素の作用により酸化損傷を受けます。8位の炭素が酸化されることに より、8-ヒドロキシーデオキシグアノシン(8-OHdG)が生成されます。
遺伝子DNAが修復される過程で8-OHdGは、細胞外に排出され、 さらに血液を経て尿中に排泄されます。
また8-OHdGは比較的安定な物質で、生体内で代謝や分解されることなく尿中に速やかに排泄されることから、 活性酸素による生体損傷を鋭敏に反映する優れたバイオマーカーとされています。
尚、バイオマーカーとは、人の身体の状態を客観的に測定し評価するための指標で、観察、診断、治療に用いられます。非常に多様で分類の仕方も様々ですが、生化学検査、血液検査、腫瘍(しゅよう)マーカーといった臨床検査値、CTやMRI、PETなどの画像診断データのほか、広い意味に捉えた場合には体温や脈拍など日常の診察に使われるバイタルサインまでも含みます。
(註5)(註6)の説明は省略。
Epidemiological studies have reported that serum and dietary magnesium are associated inversely with risk factors for coronary heart disease such as hypertension, type 2 diabetes mellitus, and the metabolic syndrome. Additional evidence from ecologic, clinical, and autopsy studies has shown higher magnesium to be potentially protective against sudden cardiac death. 疫学的研究は、血清中及び食事によるマグネシウムが、高血圧、2型糖尿病、およびメタボリックシンドロームなどの冠状動脈性心臓病の危険因子と逆の関係にあることを報告しています。
生態学的、臨床的、および剖検の研究からの追加の証拠は、より高いマグネシウムが心臓突然死に対して潜在的に保護的であることを示しました。 The Atherosclerosis Risk in Communities (ARIC) Study assessed risk factors and levels of serum magnesium in a cohort of 7887 women and 6345 men aged 45–64 years. After an average of 12 years of follow-up, individuals in the highest quartile of the normal physiologic range of serum magnesium (≥0.88 mmol/L) had an almost 40% reduced risk of sudden cardiac death compared with individuals in the lowest quartile (≤0.75 mmol/L) (HR: 0.62, 95% CI: 0.42–0.93) . 地域におけるアテローム性動脈硬化症リスク(ARIC)試験では、45〜64歳の女性7887人と男性6345人のコホート(集団の観察的研究)に於ける危険因子と血清マグネシウム濃度が評価されました。
平均12年間の追跡調査の後、正常な生理的範囲の血清マグネシウムの最高四分位数(≧0.88mmol / L)(註7)の個人は、最低四分位数の個人と比較して、心臓突然死のリスクがほぼ40%減少しました。
(註7)四分位数
データを大きさの順に並べたときに全体の中央に位置する値が中央値(メジアン)。同じく、データを大きさの順に並べたときに下から25%・50%・75%に位置する値のことを第1四分位数・第2四分位数・第3四分位数と言う。単に四分位数といったばあい、第1・第3四分位数を表す。第2四分位数(50%)は中央値。 Another prospective study examined 88,375 women to determine whether serum magnesium levels measured early in the study and magnesium intakes from food and supplements assessed every 2–4 years were associated with sudden cardiac death over 26 years of follow-up. Women in the highest compared with the lowest quartile of daily ingested magnesium (<261 mg/day vs. >345 mg/day) and plasma magnesium concentrations (<0.78 mmol/L vs. >0.86 mmol/L) had a 37% (relative risk: 0.63; 95% CI: 0.44, 0.91) and 77% (relative risk: 0.23; 95% CI: 0.09, 0.60) lower risk of sudden cardiac death, respectively . 別の前向き研究では、88,375人の女性を対象に、研究の初期に測定された血清マグネシウムレベル、および2〜4年ごとに評価された食品およびサプリメントからのマグネシウム摂取が26年間の追跡調査で突然の心臓死と関連しているかどうかを調べました。
一日摂取マグネシウムの最低四分位数(<261 mg /日対> 345 mg /日)及び血漿マグネシウム濃度(<0.78 mmol / L対> 0.86 mmol / L)と比較し、最も高い女性は37%( 相対リスク:0.63、95%CI:0.44、0.91)及び77%(相対リスク:0.23、95%CI:0.09、0.60)も心臓突然死のリスクがそれぞれ低かったのです。 In the Prevention of Renal and Vascular End-Stage Disease (PREVEND) study, another prospective population-based cohort study with 7664 adults aged 20–75 years from The Netherlands found that low urinary magnesium excretion levels (a marker for low dietary magnesium intake) are associated with a higher risk of ischemic heart disease over a median follow-up period of 10.5 years . 腎臓および血管の末期疾患の予防(PREVEND)研究では、オランダの20〜75歳の7664人の成人を対象とした別の前向きな地域集団研究が見つかりました。
それは追跡期間平均10.5年で、尿中のマグネシウム排泄レベルが低い者(マグネシウムの含有量が低い食事を摂取している対象者)は、虚血性心疾患のリスクが高いことと関連しています。(データ数値省略)
※つづき
『マグネシウムが命を救う』
(ソース)
National Center for Biotechnology Information, U.S. National Library of Medicine
アメリカ国立医学図書館、国立バイオテクノロジー情報センター
『突然死対策:マグネシウム』 2018/11/28(水)
『予防と治療のマグネシウム』 2018/12/5(水)
Magnesium in Prevention and Therapy
『マグネシウムの腸の吸収過程』 2018/12/7(金)
『豆腐用ニガリによる脱・糖尿病』 2018/12/25
『健康人の病気は医師がサプリで創る』 2015/12/23(水)
5 Warning Signs of Magnesium Deficiency
マグネシウム欠乏の5つの警告サイン
(図、並びに引用記事)
動脈硬化と動脈硬化性疾患とは
テロメラーゼの再活性化によりマウスの組織老化が回復する
8-OHdG
カルシウム拮抗薬
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「あと一ヶ月持たないかもしれません」…という医師の厳しい言葉
なぜ? まだ元気なのに…
末期癌でも良くなることもある
そんな希望も持っていたのだが…
悪化のスピードが早過ぎて、悲しい。
夫も肝臓や肺への転移があり、末期がん宣言をされた。
あと3ヶ月・・といわれながら、
何もせずに家で食事療法しながら、1年間生き延びることができた。
入院するようなことがなければ、もっと生きられたと思う。
母の場合は進行の早い癌。遠隔転移もしているので、末期がんでも厳しい状況。
それでも、親切な情報をいくつかいただいたので、こちらに少し公開します
「がん」と「ビタミンC 」
キャメロンは、治癒不能な末期ガン患者に1日10gのビタミンCを投与しました。その結果、彼の患者は、1日10gのビタミンCを摂らなかった患者、つまり彼の担当ではない患者に比べて、ずっと長く生存できたのです。 末期がんでも希望を・・
Dr.レオナード・コールドウェル氏の記事
というのもありますが、重曹は副作用もあるので、
胃薬として重曹を飲まれている方、予防的に飲まれてる方は、下記も参考になさってください。
癌にかかったら・・読んでおきたい本
*「がん患者学」梅原和子
癌からの長期生存を遂げた患者からのレポート
昔に読んだ本なので、だいぶ忘れていたが、
①よく歩くこと ② 玄米菜食、実だくさんの味噌汁 ③ 気功
④よくかむこと(一口60回くらい) ⑤砂糖や油を使わない
①〜⑤の組み合わせで、体調が良くなって癌が消え始めた・・
という報告が多かったです。
この①〜⑤(気功は除いても)が健康の基本。
*「ガンを治す大辞典」「痛みをとる大辞典」帯津良一
治療法を探したい方向き。
これだけ調べられる帯津先生が素晴らしい。
検索結果ウェブの結果(サイトリンク付き)埼玉県川越市の病院。「今日より良い明日を」という基本理念に沿って、帯津三敬病院は、志を持ち患者さんの立場に立った医療を提供し、患者、家族、医療者の関係を築き医療情報の共有化を踏まえた患者医療ニーズの急性期、癌に対する多様な緩和医療 癌にかかったら入院したい病院は、埼玉県にある帯津三敬病院
ここでは気功を取りいれ、また生き甲斐を持たせるために
陶芸などの趣味の教室もあったと思う。
食事も健康に良い献立を考えてくれている。
(ただし私の記憶は10年前のもの)
*「抗がん剤」についても調べておいた方がよいと思います。
特に、別冊宝島248「抗がん剤は効かない」では
医師が抗がん剤を使いたがるからくりや、
製薬会社との癒着、抗がん剤の副作用のことなどが詳しく書かれています。
抗がん剤は癌を消す薬ではなく、癌細胞を小さくする薬。
それも30%縮めば有効。効果があることにされる。
癌は小さくなったが患者は死んだ。その場合ももちろん「有効」に含めるという……ひどい統計であるとのこと。
私のお勧めは・・
『幸せはガンがくれた』川竹文夫さんがガンを治した体験談
癌を生活習慣病ととらえ、生活改善、食事の改善など、かなり厳しい態度で臨み、腎臓ガンを治癒させた。その結果、癌にかかる前よりも、健康になったというおまけつきの人生を歩まれている。
元、NHKディレクターでNHK教育テレビスペシャル『人間はなぜ治るのか』を制作。多くのがん患者に希望を与え大きな反響を呼んだ。
https://naotta.net/ 癌の患者学研究所
川竹さんが立ち上げた研究所、治った仲間が大勢いて信頼できます。
癌を病院任せにせず、自分で治す気概があれば、癌はきっと治せます。
というスタンスです。
*ガンを抱えて不安な方、再発を心配される方も、一度ご覧になってください
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