mimiの日々是好日

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脱原発の方法

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省エネが先だろ

田中優さんのメルマガより転載


(以下、転載)


『 省エネが先だろ 』


■ ライフライン

「トイレットペーパーってないと困るよな、
 生活必需品というか、ライフラインの一つだよな」

「まぁ、確かにないと困るよな」

「しかも大腸菌は紙5枚分は抜けるそうだから、
 オレは大事をとって50枚重ねて使ってるんだ」

「……。」

「そうすると一日のトイレで丸太一本分は使ってしまうんだ。
だからさ、いくら森が必要だと言われても、衛生のためにはやむを得ないと
思うんだ。
日本の森だけでは足りなくなるから、海外から輸入するのもやむを得ないだろ?
それなのに森林伐採とか、熱帯林破壊とか騒ぐやつらがいるんだよ」

「いや、それは使いすぎ…」

「しかもだよ、他の方法でトイレットペーパーを作る方法も提案せずに言うんだぜ。
竹ならいいじゃないかって言うやつもいるけど、お尻が切れちまうぜ。
どうしてれんだよ、裂けちまったら」

「いや、それ以前に使い…」

「黙れってんだよ、だって代替策も提案しないで伐採を止めろなんて、
 身勝手すぎるだろ? そう思わないか?」

「いや、使いすぎだろ、トレペ」



■オフィスが節電したらどうなるか

 たとえたら、こんな感じじゃないか、今の原発の電気問題。
代替策考える前に、使いすぎだろ? 電気。

 しかも家庭じゃない。2010年の電気消費量のうち、家庭が消費していたのは
わずか22%にすぎないんだから。家庭より前に、無駄遣いしている事業者を問題に
すべきだ。

 「乾いた雑巾だから絞っても水も出ない」なんて言うんだけど、事業者は現在、
たった3年で元が取れる省エネ機器を導入していないんだから。でもオフィスは
無理、なんて言うんだけど、オフィスの電気消費の45%がエアコンで、21.5%が
照明、その他コンピューターなどの消費が21%ある。


 その照明なら、簡単な省エネ方法があるんだ。
 もちろん白熱球を使っているんなら、蛍光灯やLEDに変えたほうがいい。だけ
ど蛍光灯だってまだできるんだ。蛍光灯の光は天井に向けても光っている。この分
は天井に当たってわずか35%しか下に落ちてこない光なんだ。でも天井側の光を効
率良く反射させるステンレスの反射板を使えば、95%も反射させることができる。

 それにインバーターを入れていけば、一本の蛍光灯で二本分の明るさが取れるん
だ。半分で済むんだから、10.2%は省くことができるだろ。


 エアコンだって対策がある。
 もともとエネルギーの話をするときには、自然エネルギーの導入と言う前に、省
エネすることのほうが安くて効果的なんだ。

 熱の省エネは断熱だし、断熱すべき場所は窓だ。窓から熱の半分が逃げていくか
らね。その窓に使われているアルミサッシのアルミという物質は、もともと熱伝導
性が高すぎるんだ。触ってみればわかるけど、外と同じ温度になってしまっている。
だから窓枠はどうしても結露するんだ。

 その窓の内側に、木製サッシを一枚入れてみたんだ。ぼく自身がやっている非営
利の住宅会社、「天然住宅」でね。

 そしたら家庭では暖房器具を使わなくなってしまった。何より足元が暖かくなる
んで、寒く感じなくなったんだ。実際温度を測ってみたら、もともと冷たかった足
元の温度が、1mの高さの温度と同じになった。窓枠から入り込んだ冷気はそのま
ま下に落ちて、足元を横に這っていたんだ。

 それを東京のオフィスに入れてみた。すると一日10時間使っていたエアコンが、
朝1時間点けるだけで、あとは消すようになってしまった。特に冷え症の女子職員
に喜ばれたんだ。足元の寒さが問題だったんだね。

 さらにいいことがあった。冷え症の女性たちは机の下に電気ストーブを置いてた
んだ。あの効率の悪い電気ストーブを。それがいらなくなったんだ、さらに電気消
費量が減ったんだ。さらには火事の心配もなくなったし。


 ここまでうまくいかなかったとしても、半分は減らせるだろ。そうすれば23%ほ
どの電気は減らせるだろ。


 次に考えられるのがガスヒートポンプエアコンへの入れ替えだ。電気消費量は20
分の1に激減するし、CO2排出量も3割少ない。

 さらにパソコン類はノートパソコンにすれば電気消費は少ないし、万が一の停電
でもデータが消えたりしない。それらは待機電力がものすごく大きいものだから、
スイッチ付きコンセントを入れればさらに減らせる。


■メタンハイドレート発電の前に節電を

 そんなことを会社がやりたくなるように、電気料金を節電すればするほど安くな
るように設定すればいいんだ。

 ところが今の日本では、事業者の電気は使えば使うほど安くなるようになってし
まっているから、やる気がしないんだよ。この料金体系は犯罪的なものじゃないか。
節電しようとするやる気を失わせる仕組みなんだから。


 このオフィスの節電方法は、「特定規模電力(PPS)への乗り替え」を提案してき
て、全国的に実現した「電気をカエル計画」の石井くんが進めているものだ。その
石井くん自身は「PPS乗り換えは解決策にならない」と言う。自由化対象の事
業者消費分の、わずか3.5%しかまかなえないからだ。だから彼は今、トクする省
エネの提案を続けている。石井くん自身はどこにでも説明に行くと言っているから、
もしわからなかったら彼に相談してもらえばいい。
http:// yydeck. sakura. ne.jp/s blo_fil es/kana gawakae ru/imag e/shiga .pdf


 もし全国の事業者が電気消費量を半分に減らしたら、78%の半分だから39%の発
電設備は要らなくなる。原発の設備量は福島事故前で20.1%、原発だけ強引に動か
して発電させているけどそれでも全体の30%だから、原発は一基もなくても困らな
いだろ?

 われわれは人が良すぎて、いつでも供給側の心配ばかりしていて、風車では不安
定なんじゃないかとか、低周波騒音だの鳥がぶつかるだのと心配している。

 でもその前に考えるべきことがあるんだ。
一日に何メートルもトイレットペーパーを使っているのは「使いすぎだろ」という
ことなんだ。

 風車も「風レンズ風車」が開発されて、騒音や鳥がぶつかる問題もかなりクリア
ーできるようになった。

 
 それよりはるかに問題なのが「メタンハイドレート」なんだ。
ところが新たなエネルギーだとか言われて、人々の大きな期待を集めてしまっている。
メタンハイドレートは、陸から伏流水を流れてきて大陸棚に貯まった有機物の分解
ガスではないかとぼくは思っている。要は生き物が嫌気性微生物菌によって分解さ
れ、メタンガスになったものだ。それが地下にあるときは、圧力によって水に溶け
ている。

 それが海の大陸棚に流れ込んでシャーベット状に積ったものだと思うのだ。だか
らそれはとても微妙な条件の元で積っている。安定して存在しているものではない
と思う。少しの海流の流れの変化で、溶けだしてしまうのもそのせいではないかと
思うのだ。

 これが溶けだしたことが地球の歴史には数回ある。そのときには二酸化炭素の20
倍以上の温室効果があるために、地球のすべての水分が蒸発し、地球全体の海が蒸
発してほとんどの生き物が絶滅したそうだ。そんな恐ろしいものを、手柄と見栄し
か考えていない学者たちの玩具にさせるのは危険だと思わないか?
 彼らは全然分かっていないんだ、それがどんな事態につながるかを。原発並みに
タチの悪い話じゃないか。


■使いすぎなければ解決できる

 だから解決策は、いつも需要側にあるんだよ。電気を供給する発電の問題じゃな
くて、電気を消費する側に。

 なのにわれわれはいつもお人良しに、電力会社の論理に巻き込まれてしまっている。
 いつから電力会社の社長になったんだい? 

 そんなことより消費を減らせば足りることなんだ。「自然エネルギーの導入を」と
すら言う必要がない。

 原発を止めるだけなら節電だけで足りるからだ。

 次の地球温暖化なり、雇用の促進なり考えるときに言えばいいだけの話なのだ。
だからごっちゃにしてほしくないんだ。節電で足りる原発の話を、自然エネルギー
とごっちゃにしないでほしいんだ。

 ドイツが自然エネルギーをものすごく伸ばしたって誰もが感心しているけど、
ドイツのすごさはそっちじゃない。ドイツがすごいのは、長年にわたって電気消費
量の伸びを抑制していることなんだ。日本だって自然エネルギーはそこそこ導入し
たんだけど、日本の電気消費はそれ以上に伸びてしまっているから、だから未だに
永遠の2%止まりなんだ。

 消費を減らさずに自然エネルギーを伸ばしたら、今度は自然エネルギー利権が発
生してしまうだけで終わる。

 そうじゃなくて、消費を減らせば減らすほどトクする仕組みを入れてあげれば
いいだけなんだ。


 だからさ、最初の男にはこう言えばいい。

「トイレットペーパー、使いすぎだよ。
使いすぎなければ、木は毎年伸びてくれるから足りるはずだよ。
そうすれば永久にトイレットペーパーは使えるから、心配しなくていいよ」と。

転載元転載元: SUEの日記

守田敏也さん講演録 〜 泣けるほどに美しいトルコ 原発建設予定地

20140412-111713.jpg

【旅の後半。トルコ原発建設予定地訪問】

チェルノブイリとフクシマ」は、世界の人々の間に共通に記憶された非常に大きな事故であり事件です。この悲劇を通じて、世界の方向を変えようという・・そういう思いを持って、ドイツからトルコに向かったので、身体のコンディションは悪かったのですが、テンションは上がりっぱなしでした。
トルコでは初めにイスタンブールで講演させてもらって、翌日にシノップという原発建設予定地に行きました。
黒海に面したところに予定地があるのですけれども、とてもきれいなところなのですよ。「なんでこんなきれいなところに原発を押し付けようとするのだろう」と思うと、何だか腹立たしさを越えて、涙が出てきてしまうというか、そんな思いにさせられるところでした。

ちょうど東西にひろがるトルコの大地の真ん中あたりの黒海側で、海に少し突き出した小さな半島があるのですが、そこの森林を刈り取って、原発を作ろうとしているのです。ちなみに黒海を隔てた対岸にあるのが、今、大変なことになっているクリミア半島です。

予定地の周りは広々としたきれいな牧草地帯です。牛がゆったりと放牧されています。最近、僕は少しだけ牧畜のことも研究していて、これはみなさんに話しても受けないかもしれないことなのですけれど、素晴らしいウンコがいっぱい落ちているのですよ(笑)。牛というのは、ちゃんとした良い草を食べていると、いいウンコをしてくれるのです。牛舎で飼われていて、草ではなくて穀物を与えられている牛は、ビチャビチャの臭いウンコをするのです。お腹の状態がよくないのですね。これに対して自然の状態に近い形で、ちゃんと野山を歩いて、自分で草を食べている牛のウンコは、ころんとしてるのです。そういうのがいっぱい落ちていて、そのことでも、ああ、いいところだなあと思いました。
 
原発予定地に一番近いところは、今は保養地になっています。リゾート地ですね。夏はたくさんの方が避暑に訪れるのだそうです。
周りは漁村でもあって、瀟洒な船が走っています。入江を掘り下げることをしていないので大きな船は入れない。小さいサイズの船で、ゆったりと漁を続けてきているのです。向こうの漁民の方たちは気が良くて、手を振ったら必ず船の上から振り返してくれます。
この半島は自然の宝庫でもあります。川もちょうど半島の付け根あたりに流れ込んできていて、たくさんの栄養分を運んでくるのだそうです。そのため動植物がすごく豊かなのです。この地域をずっと歩いていても泣けましたね。こんなにいいところに、自分の国である日本が原発を持ってこようとしているのかと考えると感傷的になってしまいました。
 
この日のことがあって、のちにイズミルという都市に移っての講演の後に僕は感極まってしまって「シノップを僕の故郷と思って闘います」って言ってしまったのです。
そうしたらそしたらみなさん、ものすごい拍手をしてくれました。シノップでの講演のときも、最後に人々が立ち上がってスタンディングオベーションをしてくれました。「日本人は熱いぜ!」みたいに感じてくれたようなのですが、僕からしたら、トルコ人のほうが圧倒的に熱くて、あてられてしまったようにも思います(笑)。まあ、そんな、今、振り返っても心が熱くなるような交流をしてくることができました。
続く・・

守田敏也さん講演録 11〜 悲劇を通じて、世界の方向を変える

【「チェルノブイリ、そしてフクシマ」というキイワード
    〜痛みを吸収しようとすること〜 】
 
 だからある意味、「チェルノブイリ」と「フクシマ」という言葉は、この混沌とした世界を変えていくための、ひとつのキイワードに転換しつつあるということを感じました
僕もこの協議会で発言させてもらったのですが、どういうことが受けるかというと、
福島の人々の生活が、今、どうなっているのかということでした
さらにもっと受けたのは、日本の民衆が、この理不尽な事態をただ黙って見ているだけではなくて、さまざまな抵抗運動を起こしつつあるということでした。そのことを発表すると、強い共感を持って迎えてくれました。
 
ヨーロッパからは日本の民衆の活動的な姿がなかなか見えないのですよ。
民衆サイドにたったマスコミがないので、アクティブな姿はなかなか伝わらない。
それは相互に言えることでもありますが、そのため、「日本人はおとなしくて、慎ましくて、理不尽なことがあっても押し黙って耐えているのではないか」と思われています。

ドイツのヘアフォルトというところに行ったとき、ドイツの女性が怒りながら「日本人はなぜあんなにひどい放射能のあるところで文句も言わずに黙って働いてるんだ」と言うのですね。直接には福島原発サイトのことをさしていたのですが、そういう時は「いや、理不尽な現状に対して、あちこちで文句を言っている。押し黙っているだけではない。たくさんの抗議行動を行っている」とお答えします。
また「あんな秘密保護法みたいなひどい法律を通されて、なんでデモの一つも起こさないんだ」ということに対して、「いやいや、たくさんのデモを起こしている」と語って、そういう写真を見せると「あっ、そうなのか、日本の民衆は黙っていたのではないのか。これほど抗議を行って、アクティブに活動しているんだ。ああ良かった」となるのです。シンプルです。そういう点での感じ方は、どこの国の人でも大して変わらないというか。
 
今、僕はずっとベラルーシのことを話しました。そのことの中からみなさんと共有したいことがあります。
ドイツの人々が素晴らしいと思ったのは、ベラルーシの人々が被ってきた痛みを自らのものとして考える中から、世界を捉えようとしていることです。痛みを通して、自分たちも担わなければいけない共通課題を見出している
そういう観点から「チェルノブイリ、そしてフクシマ」というキーワードを自分の課題としてとらえ、私たち日本人、あるいは日本に住まう人々の痛みを吸収しようとしてくれているのです。
 
その中で紡ぎ出されてきた国際的なつながりの中に僕は参加させていただくことができた。後から考えてみたら、あのような、ベラルーシという難しい国の国立機関の中を案内してもらうことなど、なかなか簡単に得られる経験ではないですよね。
あれはドイツの人たちが20年間かかってコツコツと作りあげてきた信頼関係の上に成り立った、貴重な機会だったのです。
僕はゴメリでの晩餐会の時に調子に乗って、英語で「みなさん、平和のために断固として一緒に闘いましょう!」みたいなことを言ったのです。そうしたら後からドイツの方に「守田さんはすごく活動的で素敵だと思うのだけれど、ちょっと言い過ぎのところもあるわよね」と言われました。つまり「彼ら彼女らは国家機関の中枢に抑えられてる医師たちなので、その立場をもっと分かってあげてね」というのです。恥ずかしかったです。
ドイツの方たちはさまざまな矛盾も踏まえてベラルーシに通いながら、国の体制がどうであろうとも、チェルノブイリの事故で苦しんでいる人々を救おうとしています。救うのは侵略を行ったドイツ人の責務なのだ。自分たちはそれをやらずにはおかないのだというような思いを強く感じました。僕が見た限りでは、ヨーロッパの中でドイツが一番、チェルノブイリの問題で動いているのではないかと思うのですが、その根拠がここにあることを感じました。
 
それで僕はドイツの方と、次のような話をしました。
「あなたたちがゴメリに行って、顔が硬直して、心に痛みを感じている姿を見たときに、僕は深く感動しました。僕はそのことで、日本軍の中国やアジア各地への侵略のことを思い出しました。日本人とドイツ人は同じ痛みを持ってると僕は思います。同時に、ドイツも日本もものすごく酷い空襲をされたわけですよね。だから戦争の酷さを両面から知っている点でも共通しています」と。
実は、僕の母は東京大空襲のサバイバーなのです。父は広島原爆のサバイバーです。このことはベラルーシでもドイツでも何度も話したのですが、その意味で僕は、東京大空襲と、広島原爆の狭間から生まれてきた子どもであるわけです。
僕は「そういうドイツ人と 日本人こそが、正義の戦争なんかないということを一番知っています。だから一緒になってこの世から戦争をなくすために一緒に努力していきたいです」と語りましたが、向こうの方たちもとても深く共感してくれて、気持ちを分かってくれました。深いところでつながることができたと思うのですが、みなさんにもぜひこういう点を共有していただけたらと思うのです。
 
 
【悲劇を通じて、世界の方向を変える
〜今回の旅の底流に流れていたこと〜 】
チェルノブイリとフクシマ」は、世界の人々の間に共通に記憶された非常に大きな事故であり事件です。
この悲劇を通じて、世界の方向を変えようという共通の意志が生まれてきている
 
核のない世の中はもちろんですが、ごく一部の金持ちが私有財産をどんどんかすめ取っていく世の中ではなくて、もっと良い方向に変えていこうという思いもそこには懐胎しています。
 
ただし、具体的にどういう方向に進めばいいかグランドプランはなかなか見えてこない。だとしたら今、自分ができることをしよう。そのためには、チェルノブイリの子どもを一人でも救おうと、そのような切々たる思いで行っていることが、今回の企画の底流にあったことで、そこに触れることができたことが、僕にはとても大きなことでした。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆
お読みくださりありがとうございます。
絶望しそうな現実の中にいて、守田さんは希望を持って行動し、発信してくださっています。
「悲劇を通じて世界を変える。」
悲しみと痛みに共感しつつつも、そこに留まらずに、一歩踏み出して世界を変えようと言われる守田さん。力強い言葉に、私もできることで、続かなければ・・と思いました。
みなさまはいかがでしたか。
次回は、トルコの 原発建設予定地のお話です。
イメージ 1
 
本澤二郎の「日本の風景」(1617)
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52069102.html
 
 
<城南信金の見識>
城南信金の吉原理事長が※ロイターの記者会見で、実にほれぼれするような発言を乱発していた。...

 
分かりやすく整理して伝える義務がある。
精神をズタズタにされているここ数日間、盛り返す力を与えてくれる。
人間を殺しても暴利を得ることに狂奔する財閥主導の日本において、正に1本のローソクである。
経営者は、健全な国民生活を確立する責任があると主張、その精神を実践することで金融界に一石を投じている。
 
 
<カネ儲けだけは間違い>
「資本主義は崩壊した」と決めつける学者も現れている昨今である。
世界は欧米の1%、アジアでは日本の1%が暴走して、格差・貧富の拡大という負の遺産を築き上げている。中国でも1%が誕生して、水と空気と食料を汚染させている。
 
人々の資産を収奪するだけの暴利ビジネスは「本来の経営者の姿ではない」と強く否定する吉原の見識に誰もが賛成するだろう。
 
 
<よい社会・よい国づくり>
経済は国民の健全な生活向上にある。経営者はよい社会をつくるための経済・経営を求められている。
よい社会を作るための経済・経営方針であるべきである。
そこに強い倫理・社会責任が、経営者には必要不可欠なのだ。
市民・国民のための経営が、結果的に消費を増やし、等しく家計を上向かせる。
 
良い国・良い社会の実現を約束するのである。
利益追及のみに走る財閥の暴走は間違っている。
例を上げると、徳洲会事件の背後で、不法行為の医療ビジネス融資に走った三井など大手行に倫理観も社会的責任もない。
 
城南信金は、こうした財閥大手行とは相いれない。
東電への融資はいうまでもなく、社債も株式にも手を出さない。
悪徳企業への融資は、反社会的行為だからである。
<原発は国家ぐるみの粉飾>
吉原は、3・11で露呈した原子力発電所事故について「将来の巨額負担を無視した国家ぐるみの粉飾決算に近い」と断罪する。
言い得ている。
 
「福島第1原発事故でわかったことは、将来の世代に責任を持てないエネルギーということだ」
「原発コストが安いというのは間違い。将来の廃炉費用・使用済み核燃料の保管料・その処理費用・工事費・人件費・地代がカウントされていない」
 
国策の元に、国策に便乗した電力会社の対応は、正に粉飾そのものであろう。
 
誰か異論を唱えられる財界人・官僚・政治屋がいるだろうか。
いるわけがない。
この、いうところの壮大なる粉飾決算は、亡びの経営・政治と断罪されよう。
 
<東芝など原発事業融資NO>
たとえば城南信金の近くに、福島3号機で核爆発した東芝の本社がある。
原子炉製造を主力とする東芝から、仮に融資を求められても、融資はしない。
 
これが吉原の信念、城南信金の営業方針なのである。
当然、東芝の社債や東芝株に積極的に手を出すこともしない。
 
日本の経営者が悪魔ビジネスに融資をしなければ、日本は明るく経済再生を果たすことが出来る。
戦争の危険に人々が怯えることはない。
筆者が生涯、嘆き続ける戦争未亡人や戦争遺児を出さなくて済む。
国家犯罪によって、人々に塗炭の苦しみを味合わせることもなくなる。
<原発は反社会的存在>
国民生活が良くなるビジネスに融資する金融機関が、全てだとすると、日本の危機はなくなるのである。
そんな思いが吉原の経営哲学ではないだろうか。
中国に行って、この見事な経営理念を有する信金の存在を知らしめようと思う。
彼は、従って断固として「原発は反社会的存在である」と決めつける。見事な認識であろう。
まことの経営者である。
彼こそが経団連のトップにふさわしい。
<後ろめたい人間は屑>
人間は心が純であれば、誰にでも胸を張れる。
友がそうだった。命を捨てながら、それを実行した。
吉原もそうなのだ。宇都宮徳馬がその代表だった。
 
誰にでも胸を張れる経営者であって欲しい。
吉原が実践している。やれば出来る。
後ろめたい人生は、人間は、屑である。しかし、反省出来れば、真っ当な人間になれるのも間違いない。
一人でも、そうあってもらいたい。
<新エネルギー開発で日本再生>
吉原は原発に代わる新エネルギー開発に融資の重点を当てている。
さすがである。
 
安心安全の新エネルギー開発で新たな雇用がうまれる。
経済活性化の起爆剤となろう。武器弾薬や原発に特化する安倍・経済政策は、国家其れ自体が「死の商人」を意味する。
危険な国づくりに抵抗する吉原の企業者理念は、平和主義を基調にしているのであろう。
日本国憲法に忠実なのだ。
<貧者の一灯>
城南信金にほれ込んだ筆者は、大人になって初めて預金した。
従来、これらは妻の仕事だった。
貧者の一灯でしかないのだが。大井支店に飛び込んだ。
特定企業に惚れたのも初めてか。
 
 
<初めて洋酒購入>
パソコンのせいか、目の調子がよくない。
新しくヤマダ電機内でメガネを新調した。
ついでに、妻がよく買い物先の一つにしていた「セイユー」店を、人に尋ねて見つけて、店内を覗いた。
自分が飲む洋酒2本を初めて購入した。
睡眠薬を兼ねたものだ。友に「酒を飲むな」と口を酸っぱく言われてきて、それなりに抑制してきたのだが、その禁を破ってしまった。許してくれるだろう。
吉原の存在は、乱れた精神を少しは和らげてくれそうだ。
いつか会ってみたい。
今朝、カンボジアから神田生まれの国際ジャーナリストのFさんが、激励の電話をくれた。
「君のブログは国際的。広く読まれているよ」という。
Fさんには、今日のブログをよく読んで、吉原の存在を国際的に知らしめるように頼んだ。
 
以上、ジャーナリスト同盟通信より
再掲
※インタビュー:原発は国家ぐるみの粉飾決算=吉原・城南信金理事長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3H06620140418
城南信用金庫・当金庫の「脱原発」に関する各サイトへのリンク
http://www.jsbank.co.jp/13/2/1-13-2-2.html

転載元転載元: 幸せの青い鳥


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