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マル・かじ

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 「若者よ マルクスを読もう」(内田樹・石川康宏著 かもがわ出版)を年末に読み終えて、そこからは何も読んでいませんでした。きっと「これで終わりなん」と聞かれそうだったので久しぶりに読んでみました。
月刊経済5月号「マルクスの目で現代を見て、社会を変える」 石川康宏さんに聞くに挑戦。読むのではなくて私に取っては挑戦というのが正しい表現。
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 3.11以降の日本についてマルクスの視点でみるということを書かれています。政府の復興が何故遅れているのかということはわかっていたけれど、政府が悪いんやわー。いらんことにエネルギーを使っているからという感じてしか思ってみませんでした。
 読んだ部分からの覚えがき。
 
政府がしたいのは、震災前から進めていたことを今度は「復興」の二文字を利用して、実行をしたいことである。資本主義そのものの社会が、善意と連帯の精神でひとつにまとまった協同の社会でないことによるもの。さらにいえば、一部の人たちが自分たちの利益のために自分達の利益のために政治を大きく左右する社会であること。自分の資本を強く、大きくしていこうとすれば、労働者の資本金を押さえ込み、サービス残業を拡大し、あるいは労働組合を排除するなどの方向へ、多くの資本家は引き寄せられていかずにおれないということ。だから、労働者が資本家対して向かわないようにするため、公務労働者と民間労働者、正規と非正規、男性と女性というように労働者同士の足の引っ張り合いをさせることが自分達の利をするものであること。
 本来なら資本家にむけてのエネルギーをあえて身近なものたちを対立とさせていることに気づく。
 
歴史的な視点で財界の流れを指摘している。1940年日本経済聯盟会(日本経団連の前身)が中心に戦時経済の統制をすすめる重要産業統制団体懇談会が作られる。大資本家は軍や政府の命令に従うだけでなく、鉄鋼・石炭・石油などの資源や低賃金あるいは無償の労働力と市場の確保をもとめて、侵略と植民地の拡大を求める推進力の役割を果たした。
戦後、大資本家団体の前に国民主権という新しい敵が登場してきたこと。しかし、その混乱を収集する上で大きな役割を果たしたのはアメリカであったこと。アメリカへの忠誠とひきかえに戦後も身支配勢力の地位に復活することを許される。
 
現代では、財界団体は「財界いいなり」の政治を追求。テレビでは消費税増税をめぐる論議にしても、消費税しかないというものが大多数。教育を通じた操作も重要。
原発ゼロの取り組みで若い世代が大きな役割を果たしていること。
 
マルクスの資本主義研究についての特徴。変化を生み出す力の源は、そのものの内部にひそむ「矛盾
」である。
 
 現代の捉え方をマルクスの視点で捉えて書かれている章は興味深く読めました。しかし、歴史の流れはわかるのだけど、いざ、資本論の一部を使用しての解説はやっぱり難しくて歯がたちません。でも、前回も何らかのかたちでかかれていたなあとか、どこが覚えているところもあって、全て理解できんでもええんとちゃうかなぁ。繰り返し、繰り返しやっていくことでわかっていくこともあることに気がつきました。(いまさら気がつくか!)マルクスの持つものさしで、現代の矛盾もその現われであるということには納得。だからこそ、今資本論やマルクスがブームになっているのであると思いました。社会をしっかり見抜ける市民にならなくては、社会を変えることはできないということが重要だと思います。
 
 昨日会った方から「マルクスのかじり方は読まれたのですか」と聞かれました。その方は、私のブログを読まれています。読むぞー!!とここで宣言をしてもう半年以上が過ぎてしまいました。
「もちろん!!読み終えていますよ。記事にはしていなかっただけです」と答えました。
 と、なると読んでいることを証明しなきゃと記事にしておきます。
 
 「マルクスのかじり方」
                 石川康宏著  新日本出版社
 読み終えてどうだったのか。
 久しぶりにきっとケアマネの試験の勉強以来と思いますが、線を引きながら本を読みました。いつもは1度読みなのに2度も読んだことだけでも自分でもすごいことやったと思います。
 
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入門編ということで私でも軽く読み進めることができました。講演で話をした内容をまとめ直しているかもしれません。「観念論」や「唯物論」や「弁証法」について学生時代によく聞いたことがありますが、この本ではわかりやすく書かれており、そうそうそんな意味だったのだとあらためてわかった気がします。
 
 マルクスを学ぶこととは何か。「社会」とのかかわり方なのだと思いました。今生きている自分が、この社会とどう向き合い、生きていくのか、その答えをだす指針としての一つになるもののではないか。そんなことがわかっていれば、学生時代しっかり読んでいたのにと反省。(大学生であるうちの息子なんていい時期にいるわけで)でも人間は一生をかけて発達していくものと思うので、今からでも遅くない。気がついたときに始めればいいのではとも思いました。
 
  この本の中で気にいった文章がありました。
17歳でマルクスが書いた文章です。タイトルは「職業の選択にさいしての一青年の考察」です。
「地位の選択にさいしてわれわれを導いてくれなければならぬ主要な導き手は、人類の幸福であり、われわれ自身の完成である」
「人間の本性というものは彼が自分と同時代の人々の完成のため、その人々の幸福のために働くのみ、自己の完成を達成しうるようにできている」(「マルクス・エンゲルス全集」第40巻519ページ)
地位というのは、自分がつこうとする「職業」のことであり、その選択は、自分の幸福だけでなく人類の幸福も視野に入れていること。そして、自分さえよければという「個人主義」ではなくて「人々の幸福」のために働くときだけ完成をするということ。そんなことを17歳の頃の自分が考えたことはなくて、マルクスの社会を見る目の高さと深さについて驚かされました。まだ遅くないよなぁそんな生き方を今からでもしていきたい。息子が就職を考えたときにそんな話をしてやろうと思いました。
 
 古典に対して難しいからあかんと思わず、今だから学んでもええなと思える本でした。ちょっとくらい歯型つけられたかも。。。そのあと「若者よ、マルクスを学ぼう」(内田樹・石川康宏/かもがわ出版)を買いましたが、途中まで読んだところです。  と白状したらまた読む気がでてくるでしょうね!!
 
 
 
 
 
 
http://www.bidders.co.jp/image/dot.gif 学生時代に社会科学の古典にふれる機会はあったけれど、全然わからず、とりあえず出席して単位をとっただけで終了。
 2年前講演会に参加したときに講師の方が「ここ数年、資本論がよく読まれるようになった。三大ベストセラーの一つなのだ」と聞きました。漫画にもなっていたりしたので読めるかなと思ったけれどやっぱり難しい。私には無理だと思いあきらめていました。
 今年4月ある雑誌を読んでいたら地域、職場で資本論を学んでいるという手記が目に留まりました。
関西の医学部に学ぶ学生の話です。

 (要約)家族に医者がいるので医学部に進学しました。医学を学ぶだけではなくて、もっと社会のことを知らないといけないと思っていろんな人を誘って学習を始めたら今までみえなかったことがわかるようになった。
 
 患者さんが、保険料が払えなくて大変な思いをしているとか、仕事がないことなど不況が生活を圧迫している状況にあります。この前も中断されている方がいて「理由は?」と聞くと、「お金がないから受診できない」と言われたと聞きました。治療をしなければいけないのにお金のことで中断をすることは決して個人の責任にはできないと思うのです。そんな中、資本論を学び、見えてきたことはこれからの医師になったときの力になっていくと思いました。
 年齢もいって、柔らかあたまでもないし、老眼もあるので読むことの苦痛はありますが、読めば何かわかるかと思いました。まずは入門書を読むことからはじめようと、先日息子の大学に行った時に買いました。マルクスの似顔絵がかわいいのがいいです。これがあのいつも使われている写真なら絶対手にはしていません。
 さあ、最後まで読みきれるかという心配はあります。でも、ブログに書いたら宣言したことにもなるのでここに記事にしてみました。
マルクスをかじることができるでしょうか。かじれなくても、せめて歯型くらいはつけたいと思います。 

 

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書籍名:マルクスのかじり方
著者:石川康宏著
出版社名:新日本出版社
ISBN:9784406054645
発行年月:2011年03月

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